おかかごはん 
updated May 16 '99

第7回 「鯛めし」

腐っても鯛。でも新鮮なもので作りましょう。


小鯛一匹で二人前です。
鱗と内臓を取って塩をふっておきます。
苦手な方は魚屋さんにお願いして下さい。
これを焼いて鯛の塩焼きを作ります。
土鍋に良く研いだお米(二人前で一合)とだし汁を入れます。
だしの量はご飯を炊くときの水の量です。
今回は昆布と鰹のだしを使いました。
だしは濃いめが良いようです。
先ほど焼いた鯛をのせます。
鍋からはみ出す時は頭、しっぽを折り曲げます。
塩少々と香り付けに醤油を一滴たらします。
鯛からも塩味が出るので控えめにして下さい。
日本酒をお猪口一杯加えます。
土鍋を火にかけます。
蓋に穴が空いていますが、ここから蒸気が逃げるのでアルミホイルで栓をしておきます。
鍋と蓋の間からぷくぷく吹いて来たら少し火を弱めて吹きこぼれないようにします。
中の水分が少なくなって来ると立ち上る湯気の量が少なくなります。
弱火にして中からパチパチ音が聞こえてくるのを待ちます。
この音はお焦げの出来始めの音です。
音が聞こえ始めたら火をとめて15分蒸らします。
蓋を取るとご飯が炊きあがっています。
鯛の身をほぐしながら頭、しっぽ、骨を取り除きます。
鯛の骨は硬いので出来るだけ取り除いて下さい。
しゃもじで良く混ぜます。
この時、骨が見えたらすかさず取り除きましょう。
青ネギを上にかけます。
出来上がりです。

ここだけの話ですが、結婚披露宴から持って帰ってくる鯛の塩焼き、はっきり言って おいしいものではありませんね。
この方法で鯛めしにすると結構食べられますよ。
土鍋が面倒なら電気釜でも作れます。