シンガポールからマレーシアへ、陸路で越境 |
マレー鉄道の南端、シンガポール駅。シンガポールで唯一の地上駅である。 ここはマレーシア側が管理しており、ここで出入国手続きができることによって国境で途中停車することなく列車を運行させている (現在、同駅の管理権を巡って両国が対立しているらしい)。 シンガポールを旅立つ旅行者でさぞかし混雑しているだろうと思いきや、実際はほとんど人もおらず閑散としていた。 また駅までの交通の便も悪い。そういう意味で、現地人はバスの方を便利しているのであろう。 |
マレーシア側から撮影した写真。対岸はもうシンガポールである。 多くの人は、シンガポールは島国でマレーシアとは陸続きではないと考えているであろう。 しかし、何十年か前に水道管を敷設するために海峡が埋め立てられ(シンガポールは上水道をマレーシアに頼っている)、 現在は両国は陸続きになっている。ゴーズウェイと呼ばれるこの道路は両国にとって重要な生活道路であり、 休日ともなるとシンガポール側から多くの住民が物価の安いマレーシアへ買い物へ出かけ、大渋滞になるとのことである。 そのため、シンガポール政府は自国の住民がガソリンの安いマレーシアで給油しに行くことを防止する目的で、 クォーターガソリン法(燃料が満タンの3/4以下の車両に対して罰金を科す法律)を制定しているほどである。 |
ゴーズウェイのちょうど中間地点で、道路のペイントや舗装が変化している。 ここがまさにシンガポール・マレーシア国境である。 ゴーズウェイは徒歩での越境も認められているので、興味のある人は徒歩で越境すると面白い。 島国の日本人には貴重な経験かもしれない。 |
シンガポールからゴーズウェイを渡り終えるとすぐのことろにあるマレーシア側のイミグレーション。 ここで入国手続きをするといよいよマレーシア・ジョホールバル(JB)の街である。 なお、イミグレーション付近には銀行がないので両替は市内の銀行か両替屋で行おう。 タクシーの客引きがものすごいが、ここで勧誘してくる輩はボってくるので、無視するに限る。 |