旅のミニ情報局 〜 マレー半島分室 〜



シンガポールの交通機関

シンガポール地下鉄
シンガポールは「基本的に」(理由は後述)非常に整然としていて清潔な国である。 もちろん観光の足に何かとお世話になる地下鉄もとてもきれい。 ご覧の通り、東京臨海部のゆりかもめのようにプラットフォームにも扉がついており、スクリーン式になっている。 これは駅構内の冷房効果を高めるためのものだとか。一方車内もとてもきれい。 すべての扉の脇に「車内で食べ物を食べたら罰金$500」「たばこを吸ったら罰金$500」 というステッカーが貼ってあるから、罰金が恐くて誰も違反できないということもあるだろうけど。 道端にゴミを捨てても高額の罰金。噂通りの「罰金大国・シンガポール」を感じることができる。


自動券売機
地下鉄の自動券売機。韓国のように故障のまま放置されているようなこともなく、 タイのようにそもそも自動券売機自体が存在しないということももちろんない。 路線は2つあり、シンガポールの本島を1周できる。 初乗り$0.7(約54円)で、長い距離乗ってもあまり高くはならない。 ただし、空港(チャンギ国際空港)からのアクセスは不便なので、 空港から市内へ出る時は路線バス($1.5=約116円)を利用するのが良い。 路線バスは、車体全体に広告がペイントされていたり、2階建てバスがあったり、 どことなく香港を感じさせる。


マレーシアの交通機関

特急列車
終点のクアラルンプール駅に入線してきた特急列車。 マレー鉄道(シンガポール〜バンコク間)では、週1往復運行されているオリエント急行を除いて直通列車はなく、 クアラルンプールとペナン島への玄関口であるバタワースで乗り換えねばならない。 車両はシンガポール〜クアラルンプール間、及びクアラルンプール〜バタワース間ではマレーシア国鉄(KTM)、 またバタワース〜バンコク間ではタイ国鉄(State Railway of Thailand)のものが使用されている。 さて、KTMの車両はタイ国鉄より数倍近代的できれい(笑)。 二等寝台に乗車しれば、快適な寝台列車の旅をすることができる。 特急列車の運賃は、クアラルンプール〜バタワース・A/C付き二等寝台が40RM(1280円)、 バタワース〜スラーターニー・A/C無し二等座席が41.2RM(1318円)、 スラーターニー〜バンコク・A/C付き二等寝台が508B(1626円)。


KTMコミューター
こちらはクアラルンプールとその郊外を結ぶ近郊列車、KTMコミューター。 全部で2路線あり、通勤・通学の足として利用されている。 これを利用して、クアラルンプール郊外・クタム島への日帰り旅行がおすすめである(後述)。 クアラルンプール駅から終点のクラン港(Pelabuhan Kelang)駅まで1時間20分(3.9RM=約125円)。 ここから船で1時間(3.6RM=約115円)のところにある。 マングローブのぬかるみに浮かぶ板張りの島だ。


KTMコミューター車内
KTMコミューターの車内。比較的新しく開通した路線なので、車両もほとんどきれいなものばかりである。 ちなみに全車両は、韓国・現代社製である(豆知識)。


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