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albert king / years gone by

1969 Stax Records STS 2010

1 WRAPPED UP IN LOVE AGAIN
2 YOU DON'T LOVE ME(inst.)
3 COCKROACH
4 KILLING FLOOR
5 LONELY MAN
6 IF THE WAHSING DON'T GET YOU,THE RINSING WALL
7 DROWNING ON DRY LAND
8 DROWNING ON DRY LAND(inst.)
9 HEART FIXING BUSINESS
10 YOU THREW YOUR LOVE ON ME TOO STRONG
11 SKY IS CRYING

補足情報 CD化に伴い 21曲も収録したのが出ています。
albert king / years gone by CDSXD 045 Stax Record distributed by Ace Records Ltd London
オルタナティヴ・ヴァージョンと 未発表曲満載なのでこのCDは嬉しい。
国内盤はP-VINEから97年1月25日発売--PCD-3842


私が初めて聴いたアルバートのレコードは たぶん1968年のフィルモア・ウエストでのライヴだったと思うのですが、
一枚、愛聴盤を選ぶとなるとやっぱりこれなんです。
"YOU THREW YOUR LOVE ON ME TOO STRONG" がこのアルバムを私の決定盤にしたのと、
大好きなスタックスのリズム・セクションがバックを付けているからです。

アルバートのヴォイスは暖かみがあって、適度にハスキーで角が丸い。
また、アルバートはよく三つのフレーズだけでソロを弾くと、良くも悪くもいわれますが、
典型的なアルバートのギター・スタイルに指を同じポジションのまま変幻自在にベンド(チョーキング)して
絶妙のニュアンスを生み出す、てのがあります。
これがマイク・ブルームフィールドから スティーヴ・レイヴォーンまで 継承されてきました。
奇しくも 三人とも亡くなってしまいましたが、 リトル・ジミー・キングをはじめ現役の若手にこのスタイルは引き継がれております。

マイク・ブルームフィールドが"SUPER SESSION"でやってる 「アルバートのシャッフル」はアルバート・キングのことですが、
フィルモアのライヴ(ライヴ・アドヴェンチャーの方) でもこのアルバートの "YOU THREW YOUR LOVE ON ME TOO STRONG" をカヴァーしてます。
彼にとってもアルバートは特別な存在だったと思っています。

- bluesboy 12 Dec.1996


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