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昨年の3月下旬の事。GWに御蔵島に行ってドルフィンスイムをしようと思い、宿や船の予約をしようとしたがどちらもいっぱいだった。いろいろと調べてみると宿が少ないし、船も天候によっては接岸できずそのまま八丈島まで連れていかれるらしい。実際に運行状況や入港状況のブログを見ても接岸できない日がけっこうあるようだ。うまく上陸できても帰れないというサラリーマンにはつらい条件だ。 なんとかイルカの楽園‐御蔵島に行く方法はないのか? 調べてみると三宅島から漁船で御蔵島へ行くツアーがあるようだ。三宅島は東と西に港があり風向きで入港する場所を決めるので大きく荒れない限り旅の日程に支障は出ないようだ。漁船のツアーも片道30分程。揺れると思うが少し我慢すれば大丈夫だろう。三宅島へはアカコッコを見るためにいつか行きたいと思っていたので一石二鳥だ。 船の予約開始日に東海汽船のHPへ接続。なかなか繋がらない。ネット予約を少しづつ進めていくが最後の確認ボタンを押した時にはすでに満席。翌朝、電話予約すれば「席なし」ならあるということ。訳がわからないまま予約した。
2007/05/02 いよいよ出発の日。1時間ほど仕事を早く切り上げ新幹線で東京へ。竹芝ターミナルへ着くと乗船のための長い列ができていた。切符売り場で予約番号を告げ支払いを済ますと切符とともにレジャーシートが渡された。なるほど、「席なし」とは「ローカでもデッキでも好きにやれ」ということのようだ。少しでも早く乗って良い場所を確保しなければいけない。 30分以上遅れて乗船が始まった。かなり後ろに並んでいた我々だが、大混乱がおこり、それにまぎれてずいぶん早く乗船することができた。入り口付近の広い場所はすでに確保されていたので階下へ向かう。寝袋持参の旅慣れたように見える2人が快適そうにシート席部屋の床で寝ていた。ここはきっといい場所に違いない。我々もその横を確保した。借りた毛布を敷きシュラフカバーにもぐり込む。けっこう快適じゃん。
「まもなく三宅島・・・・・」船内アナウンスで飛び起きた。あまり眠れないだろうと思っていたのに熟睡していた。デッキへ出ると三宅島が目の前に。山のむこうの雲は噴煙だろうか。 定刻より30分程遅れて入港。迎えに来てくれていたワンボックスで宿へ向かった。 |
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2007/05/03 宿に荷物を置きタクシーで大路池へ向かう。途中の都道でアカコッコを何羽か見た。けっこう数がいそうだ。
森の奥からはアオバトの声を低くしたような声が聞こえる。カラスバトだ。姿はちらっと見えてもすぐに逃げられる。かなり神経質のようだ。 アカコッコは地上に降りてきて餌を探しているが、我々の姿を見るとシロハラと同じように「キョポキョポキョポ」と鳴きながら逃げていく。いっぱいいるのにシャッターを切らせてもらえない。
午後からは海へ行って、翌日のドルフィンスイムのための練習。素潜りを何回かやった。水深計を見ると5mくらいまでは潜れそうだ。 夕食の後、ナイトウォッチングに行こうとしたら「火山ガス レベル3注意報」が出ていたので出かけるのはやめた。明日のために早く寝ることにしよう。 | |
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2007/05/04 早朝から漁船に乗り込み御蔵島へ向かう。船長の横に座らせてもらったので非常に快適。窓を開け外を見るとオオミズナギドリが飛んでいる。約25分。御蔵島が近付いてきた。島の周囲は急峻でまんじゅうのような形をしている。崖の中程から水が吹き出てきて滝になっていた。 岸から50mくらいの場所でスピードを落とし、ゆっくりと前進する。どこからやって来たのかイルカが舳先に並んで泳いでいる。船を停止させ、ガイドの指示で飛び込んだ。 船長の判断で少し南へ移動。今度は2頭寄って来た。素早く飛び込みカメラを構えた。泳ぎの上手な若者が潜水するとイルカもいっしょに潜り始めた。彼から離れたイルカがこちらに向かってくる。僕も潜ろうかと思ったがここはまず写真優先、シャッターを押す。 ドルフィンスイムは体力勝負。船酔いに負けるとまったく楽しめません。これからチャレンジする人はしっかり対策をしましょう。 | |
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午後からはスキューバダイビング。と言ってもライセンスを持たない我々は体験だけど。2年前にケラマでの体験ダイビングが非常にいい条件で楽しめたので今回も期待していたけど、波が高くいいポイントには行けないらしい。残念ながら港内で潜ることになった。 ダイビングがはじめての妻は悪戦苦闘。インストラクターに操られながら遊泳した。港内でもイソギンチャクやサンゴがありクマノミも見れたが、美しい光景は見れず。まぁ、またのチャンスでということで。 |