歯周病の危険因子
「歯みがきをさぼって口の中が不潔になること」だけが歯周病の原因ではありません。
歯垢がたまるということは歯周病の攻撃因子が大きくなることですが、体にはそれを防御する作用があります。こうした攻撃因子と防御力を弱める因子をまとめて歯周病の危険因子といえます。
歯周病の危険因子と考えられるもののいくつかを抜粋してみると
Grossi,S.G.et:Assessment of risk for periodontal
disease .欒isk indicators for attachment
loss.J.Periodontol.,65:260-267,1994
この図から歯周病の危険因子についていえることは
- 年齢が最大の危険因子である。特に65歳以上では危険度が高くなる
- 喫煙は程度が、歯周疾患の進行に大きな影響を及ぼしている
- 糖尿病の影響も無視できない
- 歯肉縁上(歯と歯茎の境目より上)の歯垢の付着は歯周病の進行にさほど大きな影響を及ぼさない
- 歯肉縁下(歯と歯茎の境目より下の歯茎の中)に歯石が付着していると歯周疾患の危険度はかなり高くなる
ことなどです。
歯周疾患の進行にタバコが大きなかかわりをもっていることを是非お忘れなく!
今後このホームページでは[これらの危険因子が歯周疾患に影響を及ぼすメカニズム」「具体的な予防法方」について考えていきます。
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