翼端折り用プーリー 情報提供者:自分


翼端折り用器具  パラグライダーの降下手段として最も一般的な「翼端折り」は、通常Aライザーの外側1〜2本のラインを引っ張って両側の翼端を潰して行ないますよね。
 この時そのラインがすぐ手の届く所にあれば問題無いんですが、ハーネスのカラビナ位置が高かったり、ライザーが妙に長かったりすると引き込んで潰せる程のライン位置を掴めなかったりします。特に私のように足は長いが腕が短いパイロット(嘘)の場合はなおさらです。

 そこで登場するのがこの専用器具。Aライザーの一番外側のラインに、アクセラレータのライン取り回しなどに使うプーリーを通し、取っ手がわりにヒモをつけただけの代物です。

 使い方は簡単、取っ手のヒモを持ち、外側に引っ張りつつ引き降ろしてゆくだけです。プーリーなのでラインはその中を抵抗なく移動してくれます。
 ポイントは、最初に一旦外側に引っ張ってやるということ。ただ真下に引き降ろしただけでは、プーリーはラピットリングに引っ掛かり、Aライザーごと引き降ろすだけになってしまうからです。

 あとこのプーリーを通していますと、ラインチェックなど地上で機体を扱う時にプーリーがころころと機体の方に滑っていってしまい、鬱陶しいです。そこで使わない時は写真にあるようにラピットリングに付けてあるゴム紐に取っ手のヒモを通しておけばOKです。

 これで安心してサーマルでガンガン上昇できますね。(1998.4)
 私、最近「ガンガン上昇」したことないのでそれ以前の問題か?(笑)




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