螺旋階段で追いかけろ

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PENTAX MZ-5, SIGMA 18-35mm F3.5-4.5 ASPHERICAL
2001/7/14 FUJI RVP(Velvia)
- 地表で暖められた空気により発生する上昇気流、つまり「サーマル」を利用して上昇するときは、その上昇風帯にとどまるために「センタリング」と呼ばれる360°連続旋回を行ないます。
- その様子を外から観察していると、まるで螺旋階段を登っているかのように大空へと上昇してゆくように見えます。 しかし外見はトンビのように優雅でも、操縦している本人は真剣です。 上昇風帯から外れてしまうことも、珍しいことではありません。 何しろ、相手は目に見えない”風”なのです。
- この写真は操縦するパイロットの視線での写真で、地面の傾きから分かるように左方向(半時計回り)にセンタリング中です。 機体のラインの向こうに、同じサーマルで上昇している友人の機体が見えます。
- 見ての通り、私より彼の方が高い場所にいます。つまり透明な螺旋階段の先を進んでいることになります。 遅れをとるまいと、より上昇率の良い場所を探して進行方向を調整します。
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