風を切って飛べ

JPEG(48KB) SIZE:640*434
PENTAX MZ-5, PENTAX FISH-EYE ZOOM 17-28mm
2001/9/29 FUJI RVP(Velvia)
- 昼を過ぎ、上空に薄く広がった雲が無くなってきた頃、穏やかな上昇気流が私を空へと運んでくれました。
- 前方の平野部から発生する上昇気流に期待して、両足でアクセルバー(フットバー)を踏み込みます。 写真はそのアクセルを使用して風上に向かって飛んでるときの景色を、パイロットの視線で見たものです。
- アクセルバーに繋がれた紐は左右のAライザー(ライザーとはパラグライダーのラインをまとめたベルトのことで、写真では両側で束になっている青いベルトがそれです。前から順番にA,B,C…ライザーと呼んでいます。)に接続されています。 バーを踏み込むと、各ライザーが所定の割合で引っ張られて翼の仰角が変わるため、飛行速度を2〜3割程度上げることができます。身を切る風の速さが増すことでも、その効果を体感できます。
- ただしアクセルの使用に伴なって沈下速度が大きくなり、加えて翼の挙動が不安定傾向になるという欠点があります。使用に適した条件や場所で適度に使う、何事もこれが重要というわけです。
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