9600(KATO2015)の調整

9600(KATO2015)の走行不良を調整しました。

私の9600は、ときどき走行中に突然停止、ショートしてパワーパックが過電流トリップするという不具合に見舞われたため、以下の様に調整しました。

●9600の分解
どういう順番にバラしたのか忘れるくらい、私にとってはとても難しかったです。
テンダーを外してもショートすることがあったので、本体側の動力ユニット付近でショートしていると判断。動力ユニットが見えるところまでバラすのに、結局、煙室からキャブまで、せっかく付けたハンドレールまでバラバラになりました。
底の板以外は全てはめ込みですが、結構きつく、十分気をつけないと部品を破損することになります。
だいたい、この写真だって、元に戻せるかどうかわからないような不安な気持ちで撮影しています。パーツをキレイに並べる余裕もなかったという事なんですよ。
(^_^;)



●動力ユニット上部
ボイラーを外すとこんな感じです。動力ユニットの上にアルミダイキャストでできたウェイトが載っています。このウェイトは、ボイラーの成形品で位置決めされていますが、前後に少し遊びがあります。
左の写真の矢印の部分のように、ウェイトの前縁部がすこし動力ユニットの金属部分にあたりそうになっています。私のは、「あたりかけ」の状態でショートの原因になっていました。右の写真はこのウェイトを退けた状態です。



●ウェイトの加工
ウェイトの裏面前縁部は左の写真のようになっています。
ショートしないように1mm程の幅で少し切りかけがあります。この切りかけがわずかなので、ウェイトが前に移動したときにまだあたってしまうようです。
結局、思い切って、右の写真のようにウェイトを削りました。テープなどで絶縁しても良かったのですが、削るほうが確実そうだったのでヤスリで加工しました。


以上の調整を施し、走行中のショートの問題は無くなりました。バラすときに比べると組み立てる時の方が楽でした。




*このページの内容は、対象製品を誹謗したり、加工・改造を推奨するためのものではありません。あくまで、一事例として参考のために紹介しているものです。

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