2回目の すごい 原型(綾瀬恵那編)−
[to previous]
[to home]
2月6日〜
ひたすら塗装していきます。ワンピースの色はデータがないのでかなり迷いました。そこで提出用のサンプルと展示用完成見本とで別の色にすることにしました。緑の方はペパーミントグリーン、青い方はあずまんが大王の夏服カラーのライトブルーです(笑)。
あずまんがカラーにしておけばよかろう、ということです(^^;。ペパーミントグリーンはホワイトにデイトナグリーンを少しだけ加えて作ります。あまり入れるとグリーンが強くなるので注意が必要です。
あずまんがブルーはホワイトにコバルトブルーを混ぜて作っています。
ワンピースに合わせるエプロンの色も迷いました。白でもいいのですが、ケーキの箱が白いので同じにすると埋もれてしまうのです。三角巾もありますし。で、ブルーやグリーンに相性がよいイエロー系のクリーム色にすることにしました。
こちらもホワイトにイエローを少し混ぜて作っています。ただ、この色は発色が悪くて、エアブラシでは相当吹き付けないと色がでませんでした(^^;。おかげでマスキングのエッヂの段差が大きくなってしまいました。とほほ。
目の塗装はいつもの手順です。睫毛を縁取りしてから、細く睫毛が残るようにキャラクターホワイトで白目を重ね塗りしていきます。瞳を描いて仕上げにハイライトをホワイトで描き込んで完成です。
瞳は内側のモールドギリギリまで寄せて描いてください。寄り目になってしまいますが、内側に白目を残すと目が離れた印象になってしまいます。ご注意願います。
2月11日〜
というわけで、恵那グリーンと恵那ブルーの完成です(笑)。ネクタイはマルーン、靴はレッドブラウンで塗装しています。ネクタイは普通のレッドで塗ると浮いてしまいそうな気がしたので、トーンの低い重めの赤を使いました。
また、元絵のイラストでは靴下とエプロンにラインが入っています。時間の都合で今回は省略していますが、ぜひトライしてみてください。マスキングしてエアブラシするか、気合いで筆塗りするかのどちらかですかね〜。
靴下のラインは市販のラインデカールを使うという手もありそうです。あと、エプロンにボタンが付いていません。市販のリベットやプラ棒などを使って追加してあげてください。
最後に、ケーキの箱のデカールを作りました。このサイズの文字を手書きするのはさすがに無理ですよね(^^;。デカールは自作デカール作成キットを使いました。
クリアデカールにインクジェットプリンタで印刷して、専用のコーティング剤をスプレーして仕上げるというものです(SuperCal)。クリアデカールにプリントするので裏が透けますが、白地に貼るなら問題なしです。
2月19日
提出用の恵那の梱包です。完成品サンプルは、強く振っても音がしない梱包にしなくてはいけないのでこんな感じの箱詰めになりました。皆さんはどうされているのでしょう?
ウチの作戦は、箱の中を「井」型に仕切って完成品が箱の中で暴れるエリアを極力小さく抑える作戦です。緩衝剤をたくさん入れても、振動によって中で作品が暴れると破損する確率が大きくなります。
かといって紐で縛り付けられるほど簡単なものでもありません。このように仕切っておけば、作品が回転してしまうのを抑える程度の緩衝剤で十分耐えられると考えました。果たしてどうか?
2月20日
ワンフェス当日を無事に迎えました。展示では元のイラストと同様に、メニューのボードとフラワースタンドを一緒に飾って雰囲気を盛り上げました。これらの小物は、サークルの後輩に作ってもらいました。ありがとう〜。
単品で飾っているだけに比べて、皆さんの気を惹く効果が十分にあったと思われます。楽しんでいただけましたでしょうか?
そして撤収前に恵那を作るきっかけとなったコタン堂さんのあさぎお姉ちゃんと風香お姉ちゃんとの記念写真も撮っていただけました。一応、サイズ決めの際に風香のパーツを参考にしていたこともありまして身長のバランスもほどよく決まったと思います。
こういうコラボレーション企画も楽しいです♪
頭の組み立てについて
最後に、実際に恵那を組んでみて気になったところがありましたので対策をご紹介いたします。
三角巾と頭部の合いがかなりきつくなっていて座りが悪くなっています。ということで、干渉する部分を少し削っておくのが吉ということがわかっています。
写真左上:前髪は顔のこめかみ辺りと干渉するようです。前髪の内側の部分を少し削っておいてください。
写真中上:顔パーツの前髪のマウント部分も少し削った方がいいみたいです。ただ、あまりきつくはないのでペーパーをかけておく程度でいいと思います。ただ、おでこの部分は削らないでくださいネ。
写真右上:後ろ髪のパーツですが、三角巾のマウントとなっている凹んだ部分をパーツの上端まで延長してください。溝を彫るような感じですね。
このような対処をすることで左の写真のように「前髪を引っかけて後ろをかぶせるようにはめ込む」という組み方ができるようになります。仮組の時点で調整をしてみてください。