調布市のとみさわ歯科医院の歯科保健情報 調布市の矯正歯科とみさわ歯科医院
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調布市の矯正歯科

Tomisawa Dental Clinic in Chofu -shi Tokyo

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矯正治療の実際

矯正治療にかかる期間

治療期間を左右する因子

矯正治療に要する期間は、様々な要因に左右されるため、一概にはいえません。その要因とは

などです。

一般的に言えば、重症例ほど治療期間は長く、抜歯症例の方が非抜歯より長く、骨格的要因が大きいほど長くかかります。

開始年齢にについては一概には言えませんが、第1期治療と第2期治療が必要な症例では、開始時期が早まればゴールまでの時間は長くなります。

歯根の形状は短いほど、骨の緻密性が低いほど歯は早く動きます。

Factors affecting the duration of orthodontic treatment in children. A retrospective study. Swed Dent J. 2004;28(2):93-100. という論文で治療期間にかかわる研究がなされています。それによれば7歳から13歳93症例において平均2.9年かかったとしている。個々の要因ではT級及びU級1類の症例で、固定式装置と可撤式装置を複合的に使った症例、早期に治療を開始した症例、使用装置の種類が多い症例が長くかかったとしています。さらに注目すべきは、予約のキャンセルが多い症例ほど治療期間が長くなったということです。つまり患者yさんの協力度が治療期間を左右するということです。

矯正治療期間の目安
矯正治療期間

矯正治療の概ねの治療期間を示してみました。治療期間は様々な要因に左右されるので、絶対的な期間ではありません。

第1期治療

第1期治療も様々なパターンあります。軽度の叢生、空隙歯列などで、骨格的要因が関与しないものでは数ヶ月で終えられる症例もあります。舌癖など機能的要因のあるもの、骨格的要因の強いものではさらに期間を要するものもあります。

第2期治療

第2期治療はいわゆる本格的矯正で、針金で実際に歯を動かす動的治療に平均1年半を要します。軽症例では1年、重症例では2年ぐらいかかるものもあります。他に動的治療の前の準備的治療に3〜6ヶ月を要する場合もあります。

保定

保定も様々なパターンがあります。第1期治療を行った症例では犬歯の交換期あたりまで保定を行う場合があります。

一般的な第2期治療後の保定は、2年間をめどに昼夜保定装置を入れます。さらに2年ぐらい夜間のみ装置を装着します。しかしこれも矯正医によってかなり差があるかもしれません。