初めての韓国旅行

とうとう行って来ました韓国。
今回はじめての韓国であり、また、自分にとってはじめての海外一人旅でもあった。
しかも、はじめて、旅行会社を一切通さず、直接、ホテルと行き帰りの交通機関の手配とすべて自分で行った。
これは、はじめてづくしのこの旅のまとめ...

ホテルの予約

3月末に、まず博多−釜山間を結んでいる高速船ビートルの空席状況をチェック。 空席がかなりあることが判明したので、今度はホテルのチェック。 yahoo韓国などでも調べたが、インターネットで予約ができるのは少ない(さがし方が悪い?)。
そんな中、「国際ホテル」がインターネット予約すれば、20%引きになるというのを発見。 早速予約。翌日には予約できたことを知らせるメールが届いていた。

ビートルの予約

ホテルの予約が取れたのを受けて、早速ビートルもインターネット予約。 こっちは単に往復割引だけ。

4月29日

早朝家を出て高速道路を走って、博多国際ターミナルを目指す。 なんなく到着。窓口で聞いたら、12:00発の便の手続きは10:30からだという。 時間までボーっとして待つ。
手続き終了。出国審査終了。あっけない。 乗船まで少し時間があったので、売店でおにぎりを買って少し腹ごしらえ。

乗船。なんと、出発は11:58だった。そうか、全員乗り終わったら出ちゃうのね?
ビートルは揺れが少ないとパンフレットに書かれているが、確かにあまり揺れない(凪だったせいもある。後日判明)。
船内の感じは船というより飛行機に近い。座席間隔はエコノミーシートより少し広い程度かな。 出航後、飴のサービスがあった。

定刻に釜山到着。天気は曇り。入国審査もすんなりパス。ドル建てのTCをウォンに両替。
その後、外に出ても誰も寄ってこない。「そうだ。ツアーじゃなかった。」と思い出す。
その後、てくてく歩いて地下鉄の「中央洞」駅まで行った。
ここで、最初のパニック。切符が買えない!

券売機はコインしか使えないが、切符を買うのに十分なコインを持っていない。 意を決して、券売機の横の売店のおばちゃんに1000ウォンをくずしてくれるように片言の韓国語で言う。 すると、おばちゃんは両替機を指差して教えてくれた。 これで、無事に切符を買えて、目的の「汎一洞」駅まで行った。
駅を出て歩き出すが、目指すホテルは見つからない。 心配になりながらも歩き続けると地下鉄の次の駅まで到着してしまった。 これで、逆向きに進んでいたことが判明。またまた一駅分歩いて戻る。

そうこうしながら、釜山港到着後約1時間半掛けてホテルに到着。 すんなりくれば30分で着いてしまう所なのに...

ホテルでは日本語が通じる。これは結構助かった。

夕食。またまた、意を決してホテルの外に出た。 とりあえずホテルの周りをうろうろし、「汎一洞」駅までの道を確認したあと店を探す。 いや、店は沢山あったが、どこに入るかなかなか決意できなかった。 そして、またまた意を決して一軒の飯屋に入る。 とりあえず、パッと目に付いて読めた文字が「キムチチゲ」(勿論ハングル)だったので、これを注文。
何とか晩飯は食えた。4000ウォン。

後は、ホテルに帰って、時間は早かったがシャワーを浴びて寝た。 夜中、のどが渇いて起きた。 しかし日本のホテルにあるような湯沸し器はないので、備え付けの冷蔵庫の中にあるものを飲むしかない。 ポカリスエットを飲んだ。
翌日同じものが近くのセブンイレブンで約1/3の値段で売られていた。
★学習:ホテルのミニバーを利用するととても高い。同じものを日本で買うより高い。

4月30日

雨。あいにくの雨。しかし、沈んでいても仕方ないので、とりあえず着替えて朝食。 これは、ホテルのコーヒーラウンジでトーストを食べた。そして、その後とりあえず出かける。
地下鉄で「梵魚寺」駅まで行った。 そこから徒歩で「梵魚寺」という寺まで行く予定だったが、途中まで行ったところで、あまりの雨に断念した。 そして、「西面」駅まで引き返して、西面の町を少し歩いた。 雨が降っているので、地上は少しだけにして、ロッテデパートと地下街を歩いた。 ロッテデパートの9階にスターバックスコーヒーがあったので、そこでコーヒーブレイクしながら次の作戦を練った。

雨の日でも行ける所という事で、「中央洞」駅から「南浦洞」駅まで続いている地下街に行くことにした。

地下街ではひたすら歩く.............................

店はチラッと眺めただけで立ち止まることなくひたすら歩く。 そのうち「南浦洞」駅にたどり着いたので、一旦地上に出てみる。 雨は小降りになっていたので、そのまま、「光復洞」から「国際市場」付近までウロウロ。 大通りから一歩入るとそこは細かい通路が網の目のようになっている商店街。 なんかワクワクする。なんかエネルギーを感じる。
商店の密度が濃い。しかも、商店街の範囲がとても広い。
必死に歩き回った。それでも、隅々まで歩いたわけではないのだ。

「国際市場」付近の飯屋で昼飯。「カルビタン」。片言の韓国語と身振りで食べ方を聞いた。 そして、おいしいと韓国語で言ったらおばちゃんが喜んでいた。ちょっとだけ通じた。

その後「龍頭山公園」に行った。更に街を少しウロウロしてさすがに疲れたのでホテルに戻って昼寝。 17:00頃から活動再開。元気に「西面」まで行って19:00頃までウロウロ。
なんと「西面」にはファミリーマートがあった。

夕食は、ホテルの近くの飯屋(昨日とは違う)でテジカルビ。 テジとは豚のことなので、つまり、豚のカルビですね。 今日はビールも飲んだ。ホテルに戻ったのは22:00頃。

スターバックスコーヒー:本日のコーヒー(小)2200ウォン
昼飯:カルビタン 5000ウォン
晩飯:テジカルビ+ビール+ご飯 10000ウォン

(コンビニ事情)
セブンイレブンあちこちにある。「汎一洞」駅前にもある。
ここは何回か利用した。でも、ここ日本語駄目なのね。まあ、アルバイト店員だからしょうがないか。
ファミリーマート西面で2件見つけた。それ以外では見かけなかった。
LG25これもあちこちにあった。最終日に、辛ラーメンとお菓子を買った。

5月1日

朝は曇り。昨日天気が回復すればよかったのにと思いながら、チェックアウトして「中央洞」へ...
折角だからとチャガルチ市場を見て回る。
すごい! すご過ぎるエネルギーを感じる。日本ではちょっとたとえようがない。
大きな盥のようなものに水を張ってその中にホヤがどさっと沈めてある。 あっちでは太刀魚が並んでる。あれは蛸。このニョロニョロしたのは穴子か?
おおーっと、これは子豚の頭! 足もある。 げっ!あれは蚕をゆでたものだ。しかも桶に山盛り。
唐辛子の山。知らない野菜の山。果物の山。それらの食料品に混じって、なぜか雑貨を売ってる店もある。

あまりのすごさに圧倒されつつ延々と歩いて現在位置を見失いかけたので「中央洞」へ戻ることにする。 しかし、来た道をそのまま戻るのはつまらないので、違う道を通ることにする(これは、完全に迷路にはまるパターン)。
しかし、何とか「南浦洞」まで戻ってきたので、また、昨日の国際市場に迷い込んでここでお土産を調達することにする。
そうして、一軒の小さな商店で袋入りのペパーミントキャンディを買った。 自宅に帰って確認したら1000ウォンまけてくれていた。「おっちゃんありがとう。」

そうそう。韓国の商品には、例えばインスタントラーメンなんかでもきちんと標準価格が印刷されているのだ。 以前は日本でもそうだったよなぁ。

ところで、この市場迷路をさまよっている時にまた雨が激しく降り出した。 傘を差して市場迷路を歩きながら、1件の飯屋が気になっていた。 店先にキムパプが置いてある店だった。 あれを是非食べたいと思っていた。しかも、船は14:00の便。 博多港到着は17:00なので、なんとしても昼飯を食わないと耐えられない。 しかし、とうとう決意できずにそのまま歩いて国際フェリーターミナルへ...
出航の3時間ぐらい前に着いてしまったので時間を持て余す。 ただ、チャガルチ市場をリュック背負って歩いたので、背中が汗だくになったのを乾かすにはちょうど良かった。 しかし、皮肉なことにその間に日がさしてきた。なんてこった。 あーあ、去年までは晴れ男だったのに、今年は雨男だな。

フェリーターミナルの売店でキムパプ発見! もはや何の迷いもなく注文して食べた。
なかなかいける。
その売店では、インスタントラーメン(ご存知、辛ラーメン)を作って売っていた。 卵を溶かし込んでいたが、なんかうまそうだった。 僕の隣に座ったおじさんがそれを食ってた。 僕も頼めばよかったと少し後悔した。

さて、船の時間を待ちながら、背中の汗を乾かしたので少し体が冷えた。 それで乗船前にちょっと暖めておこうと、自動販売機でホットコーヒーを買って飲んでから乗船待合所へ...
そこにも売店があってお土産が買えたのだが、荷物が増えるので結局何も買わなかった。 ポケットにも入れられるキーホルダーぐらい買ってくればよかったかな。まあいいや。

さて、13:45から乗船開始。なんと出航は13:55だった。またまた定刻より前。 そんなもんなのね。と思いつつも、飛行機だと定刻より10分遅れなんて日常茶飯事だからちょっとびっくり。

出航後「本日海上は荒天が予想され...」とアナウンスがあった。 うーむ、確かに釜山市内でも風が強かったが... と思っていたら、なんと揺れるではないか。 しかも、波が船体に当たる度に「ドーン」と大きな音がするし。 窓の外を見ると、白波が立ってたり、波の頂上と谷間の底までの高さの差が数メートルもあったりとなかなかスリル満点だった。 そんな中でも80Km/Hぐらいの速度で航行していた。確かにこの船はすごいぞ。 まあそれはいいのだが、冷房が効きすぎて寒かったのには参った。

それでも、しけにもめげずUMITOBUKABUTOMUSHIは定刻に博多港に到着。 入国審査も税関もあっさり通過。
外に出て駐車場代を払って帰宅。
博多の町でちょっと買物でもして帰ろうと最初は考えていたが、歩きすぎで足が痛くなってきていたので、そのまま高速走って帰宅してしまった。

最後に...

天気に恵まれず、また、歩きどおしで足が痛くなったりと、色々あったが、 すごいエネルギーを感じてきたことと、ちょっぴりだけど韓国語が通じたことが嬉しくて、結構楽しめたと思う。 本当に向こうの人たちは元気がある。

おしまい...


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