■■■VLSI Wildcat機において、ベースクロックを80MHzにする方法■■■



ベースクロックを66MHz→80MHzの方法を解説します。



VLSI  Wild Cat(製造ロットG8XYH)のCPU周り マザーボードです。

● 黄色で丸を付けている部分、これの第11ピンを足上げするとベースクロック80MHzとなります。
  ピンの並び方ですが、写真でみると
       14,13,12,11,10, 9, 8, 7, 6, 5, 4, 3, 2, 1
       15,16,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27,28
  となっています。


● 80MHz化に必要な「はんだごて」は次の条件が必要です。
    1) こて先は極細であること。(細かい作業になります。)
    2) こて先はセラミック製であること。
       (金属製だと、はんだごてを通じて電流が流れ、マザーボードを壊すことがあります。)
    3) 出来る限り、低電圧・低電力のものを使用。
       (はんだごての熱で、マザーボードが壊れることがあります。)

作者おすすめの「はんだごて」です。(価格記憶がはっきりしませんので、目安です)
  型番MI−6 低ボルト用ハンダこて(¥3,000位?)
       メーカー 太陽電気産業株式会社
        6V 6W  乾電池で使用可能。
  型番MI−6RT−SB 交換用こて先(¥500位?)
       メーカー 太陽電気産業株式会社
        セラミック製極細のこて先。


● この改造は大変危険です! 自信のない方は止めてください!
     1) 11ピンを上げる時は、極細の針のようなもので持ち上げてください。
     2) ピンは非常に折れやすいものです。 ポキっとなると、もう戻せません。
     3) 80MHzで不安定になるロットもあります。 その時はあきらめて下さい。
     4) 不安定になると、HDDの中身を全て破壊する事がよくあります。
     5) 不安定になると、OSは間違いなく破壊されます。
     6) CPUの熱対策には十分注意して下さい。
     7) チップセットも熱対策が必要になる場合があります。
     8) MMXPentiumは2.8V駆動ですが、280MHzで動かすには電圧を上げないと、よく不安定になります。
     9) はんだごてを長く当て過ぎると、ICが熱で壊れることがあります。
  お約束 : 改造はあくまで自己責任で行って下さい。 また、メーカーの保証も無くなります。



● 作者のV20M7C3では、80MHzに耐えられませんでした。
 マシンによって個体差があるようですので、注意が必要です。
 ピンを折っていたら、このPCは壊れていました。
 改造で破壊された場合、NECは修理を拒否する場合があるらしいです。
 修理してくれても、6桁の修理費になる場合があります。
  私のマシンは現在66MHzで駆動中です。

●●● 大きなリスクを覚悟してトライして下さい。●●●