◆兵学の部屋 兵法36計
◆瞞天過海(まんてんかかい)
作戦開始時期をたびたび変更し、相手に「またか!」という気を起こさせて油断させ、一気に攻撃する事。
◆囲魏救趙(いぎきゅうちょう)
敵の弱い所を攻撃し、敵が兵力を分散し救援に行かざるをえないようにする事。
◆借刀殺人(しゃくとうさつじん)
自分は直接手を下さずに、他の者を利用して敵を攻撃する。
◆以逸待労(いいつたいろう)
わざと防御を行い、敵を疲労させてから攻撃する事。
◆趁火打劫(ちんかだきょう)
敵か弱体化している時は、温情などかけずに一気に攻撃して葬ってしまう事。
◆声東撃西(せいとうげきせい)
陽動作戦の事。
◆無中生有(むちゅうしょうゆう)
ありもしない物で、相手の判断を狂わす事。 例えば、飛行場のダミー飛行機やミサイル発射機等..。
◆暗渡陳倉(あんとちんそう)
陽動作戦を使用して、実際に攻撃する事。
◆隔岸観火(かくがんかんか)
敵が内紛している時は、そのまま相手が自滅するのを待つ事。 下手に攻撃すると団結されてしまうので注意。
◆笑裏蔵刀(しょうりぞうとう)
友好的に接し、相手が警戒を緩めたところで攻撃する事。
◆李代桃橿(りだいとうきょう)
大戦果を挙げる為に、局部的な損害をあえて受け入れる事。
◆順手牽羊(じゅんしゅけんよう)
敵の隙をついて、戦果を拡大する事。
◆打草驚蛇(だそうきょうだ)
偵察の事。 あるいは敵の反応を調べる為に実際に作戦を行う事。
◆借屍還魂(しゃくしかんこん)
利用できる物は何でも利用する事。 例えば、大義名分の為にはるか昔の事を持ち出したりする事。
◆調虎離山(ちょうこりざん)
敵が要害にいる時は、そこからおびき出して攻撃する事。
◆欲擒姑縦(よくきんこしょう)
完全包囲してた敵は必死になって反撃してくるので、自軍の損害が大きくなる。
こういう場合は、一部逃げ道を開けておいてやると良い。
◆抛磚引玉(ほうせんいんぎょく)
敵が食いついてきそうなエサをばらまき、敵をおびきだす事。
◆擒賊擒王(きんぞくきんおう)
敵を壊滅させるには、敵の中枢部を壊滅させなくてはいけないという事。
例えば、湾岸戦争でフセインを殺さなかった為に、未だにイラク情勢が不安定な事等。
◆釜底抽薪(ふていちゅうしん)
敵が強力な時は、その根本の問題を解決しなくてはならないという事。
例えば、ドイツのイギリスに対するUボート作戦(敵の補給を絶つ)等。
◆混水摸魚(こんすいぼぎょ)
敵の内部に混乱を生じさせ、それに乗じて攻撃する事。
◆金蝉脱穀(きんせんだっこく)
現在地にいるように見せかけ、敵に気づかれないように移動する事。
◆関門捉賊(かんもんそくぞく)
敵が弱体化している時は、一気に攻撃して滅ぼしてしまう事。
◆遠交近攻(えんこうきんこう)
戦線が膠着した時は、近くの敵を攻めるべきで、遠くの敵は攻めてはならない。
失敗した例は、第2次大戦のドイツのソ連攻撃。
◆仮道伐?(かどうばつかく)
小国の危機に乗じてその国を併呑する事。
◆偸梁換柱(とうりょうかんちゅう)
相手を骨抜きにしてしまう事。 敵や味方に対しても使われる。
◆指桑罵槐(しそうばかい)
直接相手を批判するのではなく、別の者を批判する事によって間接的に相手を批判する事。
◆仮痴不癲(かちふてん)
馬鹿を装い相手を油断させる事。
◆上屋抽梯(じょうおくちゅうてい))
後続部隊との連絡を絶ちきる事。
味方に対しては、退却は出来ないと必死に戦わさせる。
敵に対しては、後方と分断してこれを撃滅する。
◆樹上開花(じゅじょうかいか)
各種の手段を使用して、味方を大兵力に見せかける事。
◆反客為主(はんかくいしゅ)
相手に隙があれば、すかさずつけ込んで権力を奪い取る事。
◆美人計(びじんけい)
女を使って相手を弱体化させる事。
◆空城計(くうじょうけい)
味方が劣勢で勝算が無い時、ことさら無防備に見せて相手の判断を狂わせる事。
◆反間計(はんかんけい)
偽の情報を流して、敵を内部分裂させる事。
◆苦肉計(くにくけい)
反間計を成功させる為に、わざと自分を傷つけて相手を信用させる事。
◆連環計(れんかんけい)
敵が互いに足をひっぱりあうようにさせ、敵を弱体化させる事。
◆走為上(そういじょう)
今までの35個の計略をたてても勝利の見込みが無い場合は、退却し再起をはかる事。