ちょっと独り言

2005/5/5

我が家に光がやってきた

我が家は長らくダイアルアップ接続でインターネットに繋いでいた。しかし、子供がダイアルアップで延々と接続するものだから、家計上の理由からブロードバンドの繋ぎっぱなしを検討することになった。また当然ながらダイアルアップでインターネットに繋いでいる間は、固定電話は使えない。これも問題である。

どうせなら、家庭内LANを無線で構築したいと思ったが、とりあえず時間と予算の都合から家庭内LANは先送りとし、当面NTTのレンタル機を使うことにした。送られてきたのはV110ワイヤレスセットだ。デスクトップパソコンは有線、ノートパソコンは無線で接続。

我が家はマンションであり、既にBフレッツマンションタイプのVDSLでの各戸接続ができるようになっていたので、キャリアはNTT東日本のBフレッツ。プロバイダはDTIにした。下り最高50Mbps、登り最高10Mbpsである。

速度計測の結果は、有線では約35〜40Mbps,無線では8〜9Mbps程度であった。マンションでの契約者がまだ少ないための効果なのだろう。ただ、無線LANはIEEE 820.11gの最大値54Mbpsの筈だが、上記の実測値である。

IP電話の加入を勧められたが、断固断った。最近は光収納といって、緊急電話(110、とか119など)を含み全ての固定網の回線を光ファイバ網に置き換えると言うものだ。これを勧められたのだ。

従来のメタルの固定電話網では、回線経由で給電しているので、災害などで停電しても電話線さえ生きていれば、電話機には必要な電力が供給されることから電話を使用可能なのである。光ファイバで給電するなんて聞いたことがない。実際確認してみるとそれはできないとのこと。

光収納は、確かに安いのだが、インフラとしては問題であり、既存のメタル固定網はライフライン確保のために残すべきであると考えたのである。また実際問題として固定網を使った通話は激減しているので、ここでIP電話を導入する理由もない。だからIP電話は見送った。

Bフレッツに加入すると、フレッツスクエアと言う加入者だけが見られるコンテンツにアクセルできる。面白いのは、このコンテンツのターゲットが主婦と子供をターゲットにしたもので、各社のコンテンツに力を入れ、加入者獲得競争をしていることが判る。Bフレッツは、韓国映画とアニメだ。やはりブロードバンド加入の決定権は主婦と子供が握っているわけである。お父さんは関係ないのだ。

2005/4/17

デジモノ(3)〜 モバイル無線マウス 〜

モバイルマウス

毎日ミニノートPCを持ち歩いている。以前リブレット50やM3をを使っていた時は、リブポインタが非常に使いやすいのでポインティングデバイスを一緒に持ち歩くことは無かったが、リブレットffを使うようになり、リブポインタの位置が以前よりも外側になったため非常に使いづらくなった。そこで仕方なく小型マウスをPCと一緒に持ち歩くようになった。

最初は、エレコムの小型USBイメージマウスを使っていた。ケーブルが細いのでかさばらず、余分なケーブルを巻き付けて長さを調節できるエレコム特製「まきとり君」のようなものが付属していたので、重宝していた。ただケーブルが細いが故に、マウスとの接続部分が断裂してしまって、お釈迦になった。

このエレコムのUSBイメージマウスだが、私が購入したのが赤色LEDを搭載したものだが、その後青色LEDや発光色を七色に変えられるマウスなどが発売されていた。当時、使い勝手よりもとくかく小型のマウスが必要になって、青色LED搭載のエレコム製マウスも購入したが、あまり使い物にならなかった。青色LEDでは反射率が悪いのか、赤色LEDマウスでは動作してた、色の濃い(焦げ茶など)机では、青色LEDマウスは動作しないのだ。「やられた」と思った。

次に求めたのが、Logicoolのモバイルマウス:MouseMan MM-70Bだ。キャリングケースも付属しており、デザインも気に入ったので1年程度使っていた。この製品にはエレコムのようなケーブルを巻き取る小物は付属しておらず、キャリングケースに収まる程度に巻いて針金で固定して使っていた。ただ、時間が経つにつれてケーブルがカールして真っ直ぐにならず、クルクルとカールしたケーブルがひっかかって使いづらくなってきた。

ところで、このMouseManだが、ホイールを1ノッチだけ動かしても、きちんと1ノッチ分だけ正確に動く。一方、上のエレコムのマウスは、ホイールを1ノッチ動かすと動作が不安定であった。このあたりの違いは恐らくファームウェアかドライバの違いによるものと思われる。また、赤色LEDを用いたイメージセンサを使っている点も上記のエレコム品とMouseManは同じだが、机の色や表面性状の影響を受けにくいのはMouseManの方だ。技術的にはLogicool製品の方が優れている印象を持った。マウスはLogicoolが良いのか?

モバイルマウスからモバイル無線マウスへ

モバイルワイヤレスマウス M-D5UR (エレコム製)

エレコム社のM-D5UR紹介ページ

前置きが長くなったが、MouseManのカールしてしまったケーブルに辟易としていたころ、エレコムのモバイルワイヤレスマウス:M-D5URをパソコン量販店で見つけた。現在使っているビクターのInterLinkのカラーリングが合うシルバーと黒のツートンのものを購入した(M-D5URBK)。USBに挿すレシーバーが小型で、マウス本体に格納して持ち運べるのが最大の購入理由。

但し、購入する前によく調べなかったのだが、スチールの机や、天板の下に金属部分を多用している机では満足に動作しないのだ。購入後、添付マニュアルをよく読んでみると、スチール製の机では電波が吸収されて電波の到達距離が短くなることがある、と注意書きがあった。確かに電波が吸収されるとダメなわけだ。会社のスチール製のデスクでは、レシーバーとマウスの距離を10cm以下程度にして、やっと動作する。この問題点は外箱に表記して、購入前に判るようにすべきである。騙されたと感じる。

さらに、M-D5URは、しばらくマウスを動かさないでおくと、次に動かした時マウスの動きが追従しない。ホイールを回すか、マウスを細かく振るように動かすとやっと動作が復帰すると言う問題もある。この現象は金属を用いない100%木製の机でも発生するので、電波吸収(到達距離)とは別の問題と思われる。

上記の青色LEDマウスの経験と今回のマウスの問題から、エレコム製品は購入の際、十分に調査しなければ「ヤラレル」と思った。製品コンセプトは良いのだが、技術的な問題なのか製品として詰めが甘い。

M-D5URは、半ば衝動的に購入してしまったのだが、あとで調べるとLogicoolがUSBレシーバーをマウス本体に格納可能でキャリングケースを添付している点で、同様なマウスを出しているのことを知った。LogicoolのV500 Cordless Notebook Mouseだ。発売時期はエレコムよりも早い。V500は、2.4GHz帯の電波を使っており、スチール製の机でも問題がないことが、ホームページで説明されているのだ。早々V500を購入して使ってみた。

V500 Cordless Notebook Mouse (Logicool製)

Logicool社のV500紹介ページ

ロジクール製のマウスは、基本的な作り込みがしっかりしており、過去購入して使った範囲では、マウスとしての機能に問題があったことが無い。V500もマウスとしての機能には全く文句の出ないものであり、M-D5URで見られるような問題点が一切ない。
実際に使ってみて、M-D5URとの比較で以下のような優位に気づいた。

V500の優位点
スチール机での使用 全く問題無い
マウス動作の異常停止 発生しない
電池寿命 長い、実際に毎日使用して2ヶ月半であった。電池がもうすぐなくなる時、PCのディスプレイの右下にひょっこりとダイアログが現れ電池交換を促してくれる。取説には記載のない機能だが親切な仕様である。エレコムのM-D5URは3週間程度しか電池が持たないのに対して、非常に寿命が長い。
サイズと形状 使うときに、底がポップアップしてマウスの高さが増して、手が疲れないサイズと形状になる。またこのポップアップと同期して電源が入るので、レシーバーをUSBポートに刺した状態でも電源を切ることができるのは、ストリーム配信の映画を見る時などに電池の節電ができる。
スクロールパネル式のホイール機能 タッチパネル式のスクロール機構。縦横スクロール共に指を静止させての連続スクロール可能。ただ1ノッチ分だけの縦スクロールは慣れが必要。横スクロールも可能。操作に慣れると指の疲労が少ないく非常に便利である。

この文章を書き始めた頃に販売されていた製品で、USBレシーバーをマウス本体に内蔵可能で、持ち運びに適したマウスは、上記2種類しかなかった。エレコムではその後、金属による電波吸収の問題を解決するためのM-D5URの後継機として、2月末に2.4GHz帯を使う M-D6URの発売を開始している。ホームページで見たところ、外形はM-D5URと共通で、電波の到達距離が30倍になったとのことである。M-D6URの実力は未評価であるので、電波吸収以外の問題が解決されているかどうかは、不明である。

M-D5URがとりあえず販売され、それを買った私は、無駄なものを買ってしまったことになる(事前に調査をしなかったのだから自己責任ではある)。繰り返しになるが、エレコム製マウスは購入前に十分な調査が必要である。

エレコム社のM-D6URの紹介ページ

エレコム製ホイールユーティリティー

エレコムのマウスで、おそらく他に代替えの無い機能がある。マウスに添付されているユーティリティーソフト「ホイールユーティリティー」である。このユーティリティーソフトの機能の中で、アクティブ化されていないウィンドウの上にマウスポインタを持ってきて、そのままホイールを操作するとスクロールができるのは、大変便利である。

これは絶対にお勧めである。例えばエクスプローラで左ペインにフォルダツリーを右ペインにファイルを表示させている時、それぞれのペインをクリックしてアクティブにせずとも、マウスカーソルを上へ持ってくる持ってくるだけで、スクロールができる。或いは複数のウィンドウ(異なるソフト)を開いておいて、下に重なっている状態のウィンドウの表示をそのままスクロールできる。一度使ってみないとその便利さは実感できないかも知れない。

このソフトのためにエレコムのマウスを1つは購入しても良いと思う。ホームページからダウンロードできるので、わざわざエレコムのマウスを買わなくても使えるかも知れないが(未確認)、そこは節度の問題である。

今はバージョンアップされ「ホイールユーティリティー2」となり、ユーザーインターフェースが改善されている。前のバージョンはアイコンがあまりにお粗末だったとも言えるが、この便利な機能の前にはそんなものどうでも良いと思っていた。バージョンアップしアイコンが標準レベルになって、とても嬉しい。なおロジクールやサンワサプライなど他社製のマウスでも使えるので大変気に入っている。

2004/9/25

をいをい、前回から1年近くなるぞ....

突然の異動で4月からクソ忙しいのだ。その合間に出張で、スイス、ドイツ、フィンランド、そして中国に2回出かける機会があった。なかでもフィンランドは、印象に残った。ヘルシンキ、フィンランドの首都であるが、面白い街であった。港から徒歩でもゆける所に国会議事堂や国の中枢機関があるのは、大変に驚きであった。船で乗り付けて攻め取るのに苦労しないであろう。

国の興りがまた面白い。スウェーデンの国王が、自分の趣味で勝手に作ったのがフィンランドである。そしてSAABは

2003/8/15

お盆休みもあと数日残すばかりとなった。

休み中に色々とやろうと思っていたことが、結局殆どなにも手付かずになってしまいそうだ。

現在連載中の電脳基礎講座第二部(プログラミング講座)やCmnBtのバージョンアップ、いつも使っているPCの完全バックアップetc......

まあ、しゃぁない。代わりに今年の盆休みは、例年とは違って一切仕事をせず、家族と過ごす時間を沢山とれ、十分に静養できた。9月初旬は早速アメリカ・カナダ出張なので、休み明け早々来週からは激務が待っているから、丁度良い。

今年は、新しい仕事のネタ探しをするために、世界一周出張を企んでいる。個人的にはフィンランドに行ってみたい。順序が逆なのだ。そんなものである。アメリカ人と散々付き合ってきてみて、やはりヨーロッパ人の方が肌に合うと思うのである。以前イギリスの人と仕事をしたことがあるが、波長が合う。どーせならヨーロッパの人ともと仕事をしたいと思うのである。

アメリカ人と仕事で付き合うと混乱する日本人が多い。仕事上での特に書き言葉では、書かれた文はそれ以上でもそれ以下でもなく、そのままなのである。ところが多くの日本人は、言葉の裏を知ろうとする、知りたがりすぎる。そして相手が言っていないこと、考えてもいないことをあれこれ詮索し、一人で悩んで妙な結論を出す傾向が見られる。本気でやっているのだろうか?やる気があるのだろうか?そんな心配をするのである。悩んでいる暇があれば、メールの1つも書くか、電話の1本もかけて、真意を確認すれば済むのに..である。

ここまでくると、間に挟まった私には迷惑でしかない。英語でかかれた内容は英語で考えるべきなのだが、日本語で考えるとこうなるのかも知れない。なぜこうなるのか理解に苦しむのであるが、少なくとも直接付き合っている私からは、相手の考えはよく判る。極めて淡々と事実を述べているに過ぎないのに、無理やり行間を推測するからおかしくなる。言葉通りに理解し、疑問があれば聞けば良いのに...

ところが、プライベートな付き合いになると、話はとたんに変わってしまう。人間は世界中どこへいっても同じだと実感するのである。一度一緒に飲んで騒いで、個人的な付き合いを僅かでも経験すると、私の身の回りの日本人たちは、仕事でのやり取りが無責任だ、とか、やる気が感じられないなどと言い出す。仕事とプライベートの区別が苦手なのが我が大和民族なのだろうか?

午前中喧嘩になりそうな激しい打合せがあり、昼食時にはざっくばらんに打ち解けると、我が大和民族はもうダメである。仕事上の自分の主張に合意してくれそうだと勘違いすることが本当に多い。そして午後の打合せになって、裏切られたぁ...となる。

違うのだ。仕事は仕事。プライベートとは別なのである。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い..のではない。

来週から、また間に挟まって、調整、調整の毎日が始まる...sigh

グローバル化はまだ遠い道のりである。

2003/8/11

夏休みになって、ゆっくりと時間を過ごしていて、ふと昔のことに思いを馳せてみた。

光陰矢の如しとはよく言ったもので、私が始めてホームページを公開したのが1997年。当時と比較して、通信環境の変化は当時からは想像も出来ない変化を遂げた。

ブロードバンド、常時接続、使い放題などは1997年当時から見れば夢のような状況ではある。無線で使い放題なんて、一体誰が想像したことであろうか?

またオンラインソフトの世界も、OSの変化通信環境の変化に伴って、作者も作品もすっかり入れ替わってしまった。今でも人気ソフトを公開し活躍し続けている方は、ほんの一握りである。

さらに、オンラインでのお付き合いというのも、なんだか儚いものだ。あれほど濃密にお付き合いした(但し主にオンラインで、そしてたまにオフラインでお目にかかる程度の)方が、今はどこで何をしていらっしゃるのか、皆目わからないというケースも多い。たまに思い出したようにメールを出しても戻ってくる、戻ってこなくても返信をいただけない。中には残念ながら鬼籍に入られた方もいらっしゃる。当時は大阪出張のたびに、お会いして色々と個人的なことを相談させてもらったり、仲間で集まって遅くまで一緒に飲んだり歌ったりしたのが思い出される。ご冥福をお祈りしたい。そういえば、今は丁度お盆ですね。

ネットワークの世界では技術面だけでなく、コミュニケーションの場の変化も激しく、@niftyもWeb掲示板なるサービスを始めるに至っている。TTYの頃はこうだった、などと現在と比較されることがあるが、比較に何の意味があるのだろうか?コミュニケーションの見かけの手段やスピードは変わっても、本質は変わらないと思うのである。

昔を思い出すのは良いとしても、昔を基準に今を否定するのは如何なものだろうか?今は今である。そしてネットワークといえども、ディスプレイの向こうには生身の人間が居ことには変わりは無い。たまたまネットワークというハードウェアで繋がっているだけである。人と人の付き合い方は基本的には同じ筈だ。相手の気持ちを推し量り、相手を尊重する気持ちがなくては、ネットワークだろうと、実社会の対面の付き合いだろうと、コミュニケーションは成り立たない。手段が変わっても、本質は今も昔もなんら変わらないと信じている。

インターネットは便所の落書きだ...なんてどこかのニュースキャスターが言ったことがある。肝心のそのニュースキャスターが私からみれば眉唾ものではあるが、この発言には一部真実も含まれていると思う。そしてインターネットを便所代わりにして欲しくないと思う。ネットワーク上での匿名性を良いことにして、相手の気持ちを斟酌せず、自分の価値観のみで、好き放題無責任に書き散らす輩の存在は迷惑でしかない。便所の落書きとまで酷くなくても、自分の価値観だけでモノを言い、つまり相手の気持ちを理解する努力が足りずに相手を非難するケースもあるのだが、それは如何なものだろうか?

こんなこともある。誰かが質問をした。そしていくつかのアドバイスを得た。質問者は色々と調べて半ば独力で解決した。そして解決した旨を報告した。「良かったね」と思うのが普通の反応であろう。ところが、アドバイスしたことに対して、自分に直接礼を述べないのは失礼だと非難する輩がいる。をいをい、それは違うだろう!そんな礼を強要するくらいなら、アドバイスなど最初から要らぬ...と私は思ってしまうのだが、いかがであろうか?

相手の気持ち、書いた内容の背景を斟酌し、できるだけ理解することからコミュニケーションは始まる。その努力なくしてコミュニケーションが成立しないと思う。それは懐古主義では無いと思いたい。

そういえば、便所の落書きで妙に記憶に残っているものがある。

「急ぐとも、心静かに手を添えて、外に漏らすな松茸のつゆ」 (詠み人知らず)

2003/7/17

デジモノ(2)〜 電子辞書 〜

Electronic Gadget(デジモノ)好きの私としては、色々と理由を探しては入手している。

今回は電子辞書だ。

半導体メモリを用いた辞書単独のものとしては、確か1992年頃だったろうか、SII(セイコー・インスツルメンツ)が英和/和英搭載の製品を発売したのが最初だと思う。大きさはB5サイズくらいの大きなものだがそれでも当時としては非常に画期的に感じた。

それ以来、SIIの電子辞書のファンである。途中シャープに浮気したこともあるが、SII一筋である(SIIが通算6台、シャープが1台)。別にSIIに義理があるわけではないが、気に入ったものを選んだ結果である。

そもそも和英辞典で調べた単語をそのまま使ってまともな英語になることは少ないと言っても良い。複数の英単語の候補からどれを選択するかの基準が、殆どの和英辞典には記載されていない。当然日本語のセンスで、適当に選ぶことになるが、それが間違いのもとだ。大抵ピントのずれた表現になる。

ネイティブと付き合っていると言葉のニュアンスの違いについて、学校で習った英語が、必ずしも正しくないことが如何に多いか気づかされる。

例えば、any と some の使い分け。学校では肯定文ではsomeを使い、否定文や疑問文では any を使うと習うと思う。ところが、それではピントがずれることが有る。どうもネイティブは、無いかも知れない時に any を使い、確実に有るが数が未定の時に some を使うようなのだ。使う単語は文法で選ぶのではなくて、意味合い、ニュアンスで選ばないとおかしなことになる。だから、some を使って相手に疑問文で尋ねるのも有りのようだ(間違っていれば、ご指摘ください)。

If you have any of this, ..... とくれば、持っていないかも知れないが、あれば...というニュアンスだし、
If you have some of them, ..... とくれば、確かに持っているようだが、それをいくつか...という感じだ。

このような事例は他にも多くあるし、それが英語で表現するときのポイントになるが、それを学習する機会は、それこそ親しいネイティブに教えてもらうしか無いのが現状。

ところが、コウビルド英英辞典は、こんなニュアンスの違いを中学生にもわかる簡単な単語を使って、結構わかりやすく教えてくれるので、思わずSIIのSR-T6500を買ってしまった。

正確に言うと、広告でなにやら新しい電子辞書が出たことを見つけて、店頭で実際に触ってみると、この英英辞典が秀逸であることに気づいたのである。元からコウビルド英英辞典を知っていたわけではないのです。今の私英語力程度には、SIIのSR-T6500搭載のコウビルド英英辞典がぴったりくる。

実は、少し前に発売されたSIIのSR-9200というのも持っている。初めて買った英英辞典搭載の電子辞書だ。オックスフォード・コンサイス英英辞典が搭載されていて、とにかく単語数が多いので購入したのだが、これは大失敗。この英英辞典は、いわば英語版広辞苑なので、そこそこの英語力がなければ、使いこなせない。買ってしばらくは、うれしくて使っていたが、結局使い切れずにこの英英辞典は使わなくなった。もっぱらリーダーズ英和辞典と、面白いことに広辞苑を頻繁に使う。日本語も怪しいのだ(^_^;

*****

ところで、昨年ソニーからデザインの良い小型・薄型の電子辞書が発売されてからというもの、電子辞書市場が加熱しているようだ。各社からソニーに追従するかのように、似たようなデザインで小型・薄型電子辞書が発表されている。その中で老舗のSIIだけは、相変わらず もっさりしたデザインを守り続けていた。まあ電子辞書はコンテンツである搭載辞書で選ぶもので、ファッションではないのだから、私は一向に気にしていなかったが...

しかし、さすがのSIIもデザインセンスの悪さに気づいたらしく、今回入手した SR-T6500 は上蓋にアルミケースを利用し、薄く軽くなった。な〜んだ、やればできるのね。

ポチポチとボタンを押す感じが嫌いだったので、ハードの面でも、唯一キーボードタイプを持っているSIIは気に入っていたが、今回の新製品はデザインも洗練されてきたので非常に良いと思う。

と言うことで、今お気に入りの電子辞書の紹介でした。

SIIのSR−T6500 SIIのSR−9200
幅 137mm 奥行 88mm 厚さ 15.4mm(閉じた状態)
約210g(電池込み)
幅 134mm 奥行 97mm 厚さ 21.0mm(閉じた状態)
約250g(電池込み)

セイコー・インスツルメンツの電子辞書のWebサイト

SR-T6500はSR-9200より小さい
但し、幅はSR-T6500が少し広い(3mm)
SR-T6500はSR-9200より5.6mm薄い
SR-T6500はシャープな感じですっきりした印象だ
実寸よりもかなる薄く感じる
SR-9200は他社が薄型を出しているときに、
敢えて厚ぼったい感じにしたのだろうか?

2003/7/15

デジモノ(1)〜 携帯型電波時計 〜

世界で使える携帯型の電波時計を入手。

Oregon Scientific社Multi-band Travel Clock RMB383Aだ。

定価の $69.96 + 送料$10 で購入。入手方法は 2003/6/6の記事のとおり。

へたくそな写真(^_^; 日本用アンテナを装着。他にアメリカ用とヨーロッパ用アンテナがある
キャリングポーチ付き

小さな筐体のわりにアンテナ感度が比較的よく感じる。既に自宅で使っている安物の電波時計が受信できない部屋の内部でも、ちゃんと受信してくれる。

アラームの音が、甲高くで耳障りなので、よほどのことでない限り、しっかり目が覚める。毎朝利用している。

以前、アメリカ出張の折、サマータイムが始まった日にそうと気づかず、あやうく飛行機を乗り過ごしそうになった経験から、電波時計の必要性を実感。そこでOregon Scientific の携帯用電波時計(アメリカ専用)を$20くらいで購入して使っていたが、感度が悪くホテルの部屋で電波を受信できないことが結構あった。しかし新しい時計は、ホテルの部屋でも結構受信してくれるので安心。

アメリカの現地時間も、モードを選択すると同時に表示してくれるので、日本からの国際電話の際に現地時間の確認に利用している。

取り扱い説明書は、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語そして(まともな)日本語でも記載されている。

今のところ日本での入手は難しいようだが、個人的には大変良い製品だと思うので、ぜひ国内で購入できるようになれば良いと思う。

2003/6/17

念願の世界で使える携帯型電波時計(2003/6/6記載分)は、来週訪問先の親しい人に予約してもらえた。訪問するころには入手できているとのこと。非常に楽しみです。

実はOregon Scientificの電波時計は以前アメリカで買って使ってきている。但しアメリカだけで機能するものだ。ところが、これが故障した。故障といっても、機能には問題なく、電池が十分に残っているのに電池切れのサインが出ると言う不具合だ。このとき、アメリカ本社のカスタマーサポートとメールのやり取りをしたが、非常に親切で気持ちの良い対応だった。結局本体を送り返したら、原因を調査の上、新品を送り返してくれることになった。

しかし、たかだか$20程度の製品をアメリカに送るだけでも、その5倍の料金を取られる。またアメリカから新品を送るのも、担当者ががんばってくれたようだが会社負担での返送の決済が降りなかった。残念だか修理は断念。まあ、使えるのだから気分の問題と言えばそうなのだが...

この時計などを製造しているOregon Scientific社は、結構面白い製品を作っている。しかし、なぜだか日本に代理店が無いようだ。2月から可能になった資本金1円の株式会社でも作って自分で売ろうか....なんてのは殆ど冗談だが、国際線の空港や海外旅行グッズのお店に置けば売れないだろうか?

とりあえずOregon ScientificのInternational Sales Managerに、空港などで置いたら売れるかもしれないと思うから、ぜひ日本に進出しないか?とメールを出したら、返事が来た。なんでも香港あたりに代理店を置く構想があって、日本もそこ経由でやるかも知れないなどと言ってきた。今はタイミングが悪いぞ、香港は...

香港からついでに日本で売ろうと思うのは、チト考えが甘いと思う。日本の消費者は世界で一番目が肥えているから、本気でやらなければ失敗は目に見えている。日本市場向けにデザインや機能を変更するくらいのことを考えなければ成功しないだろう。

まあ、それに見合う投資をするような代理店が現れない限り難しいのだろう。あるいはこの会社が本気で自分で投資するか...工業製品の輸入販売とは異なり、家庭用電子機器の販売は結構コストがかかると思う。

2003/6/6

6月の下旬にアメリカに出張することになった。自分の部署ではかなり頻繁に海外出張があるのだが、今年は色々あって、結局本年度最初の海外出張である。自分自身も毎年4〜5回は海外出張するのだが、昨年の12月以来の久しぶりの渡米となる。

イラク戦争後、SARS真っ只中で、何か変わっているのだろうか?IT不況の影響はどんなだろうか?まぁ色々と気になることは有る。

今回は、なんとしても世界中で使える携帯型の電波時計を買ってこようと思う。Oregon Scientific社Multi-band Travel Clock RMB383Aだ。これは、異なった周波数に対応した交換アンテナが3つ付属していて、日本、ヨーロッパ、アメリカで使用できるスグレモノだ。旅行に携帯できる電波時計で、これだけ広い地域に対応したものは他に見たことがない。

出張中の限られた時間で、さてどーやって入手するかが問題である。あらかじめ訪問先の親しい人に買っておいてもらおうかとも考えている。いずれにせよ今回の出張での最大の関心事だったりする。

2003/6/5

@niftyなどの掲示板で見かけることだが、○○が判らないから教えてください...という質問に対して、そんな質問は何度も繰り返されているのが、過去の発言を見れば判るだろーが...自分で努力もせずに安易に質問するな..出直して来い...って書く人がいる。この人、結局何が言いたいのか?まったく大きなお世話と言いたくなる。そんなことを書く暇があったら、ちゃんと質問に答えてあげれば良いのにと思ってしまう。

よくある質問、俗にFAQってのは、繰り返されることにFAQとしての価値がある...なんて考えると、よくある質問を繰り返すことで、よりFAQとしての値打ちが出るわけだ。だから、「ありがとう、よくぞ同じ質問を繰り返してくれました」って思っても別に損はない筈だ。

相手の気持ちになって質問を聞いてあげることは、よく判っている人には難しくは無いと、私はむしろ思うんですね。中途半端にしか知らない人ほど、答えるのが面倒になるのじゃないかな?

人に物を教えると言うことは、教える対象に関する知識だけでなく、質問者の気持ち理解できなければだめなんだと思う。それは単に知識だけでなく、人間性が要求されのでしょう。

学校の先生は知識を教えるのではなくて、その人の生き様を生徒に見せて、「ほれ、真似してごらん」というものだと、つくづく思うんですね。真似したくなるような魅力のある先生って、どれだけ居るのだろうか?娘の学校の先生で、こんなのだけにはなりたくない...ってのが居るが、この人なんで先生になったんだろう?きっと聞いてもちゃんと答えられないに違いない。

ま、人のことばかり言ってても悲しいんだけど、自分の子供に「親のようになりたい」と思わせるような親になりたいと思う。自分で納得できる人生を送っているのだろうか?これができなければ、きっとダメなんだろうな。

2003/5/6

ソフトの新しいバージョンを公開してから、あとでバグに気づいたりするものだが、今回はソフト自体のバグはまだ見つかっていないので、一安心。というのも作ってから、ほとんど1月間自分で使い込んできてからの公開だったので、まあ当然ではある。本来の正しい公開の仕方かも知れません。

と思ったのもつかの間、同梱しているヘルプの記述にバグ発見。ヘルプのインストールの説明で、ダウンロードするファイル名が昔のままになってました(ーー;)。あ〜あ、やっぱり完璧にはゆかないものだぁ。

*****

今日でゴールデンウィーク休みも終わり。長かったなぁ〜 しかし終わってみれば短いと感じる。こんなものか...

*****

最近、イライラした人をよく見かける。何かあれば噛み付いてやろう...といったけんか腰の人、人のあら捜しの多い人、被害妄想の強い人....こういうのに出くわすと本当に疲れる。もっとおおらかな気持ちで、やさしく人と接してゆきたいと思う。人の悪いところではなく、良いところが見えると、腹もたたないし、自分がそのような状態の時は、仕事もはかどると感じる。

2003/5/5

ようやくCmnBtの新バージョンを公開できた。結局1から作り直しはせずに、以前のものに手を加えて、ツリービューコントロールを追加しただけになった。取りあえずこの形で、機能追加してゆこうと思う。

2003/3/27

最近、講座を始めてしまったために、CmnBtの開発がパタリと止まってしまった(^^ゞ。

今日、ようやくCmnBtのバージョンアップに取り掛かった。新機能追加のためにユーザーインターフェースを大幅に見直すことにしたので、完全に1から作り直すことに....思えば、CmnBtを1から作りなおすのはこれで3回めだ。

現バージョンでは、CMNのdataフォルダ直下のフォルダのみ設定可能だが、CMNで設定した全てのフォルダごとに各種設定を可能になる。これにより、より柔軟な巡回設定が可能になると思う。

それから、要望としてあがっているタイマー巡回の機能も追加する予定。

これをきっかけに、CmnBtと言うソフトの位置づけを、はっきりとしたいと思う。

2003/3/26

最近、初心者向けのプログラミング講座を始めてしまった。プログラミングを通してWidnowsの仕組みを理解してもらう趣旨です。自分の理解を確認するために改めて勉強しなおすことがって、これが結構楽しい。ここをお読みの奇特な方のために講座のお知らせ(^^)v

電脳基礎講座第2部
@nifty 40歳からのパソコンフォーラム 27番会議室「ふろよんプログラミング道場」
アクセス後は、@niftyのIDとパスワードを入力してください。
インタラクティブな初心者向けの講座です。

ちなみに、電脳基礎講座第1部は、上記フォーラムがWeb掲示板へ移行する前に連載していました。第1部は、主にパソコンのハードウェアの基礎の基礎を解説しています。

電脳基礎講座第1部
40歳からのパソコンフォーラムののデータライブラリの8番からダウンロードできます。
アクセス後は、@niftyのIDとパスワードを入力してください。

2003/3/2

CmnBtってどういうソフトだか、判らなくなってきたようだ。改めて眺めてみると確かに、何をするソフトなのか判りにくいなぁ。

目的の判らないソフトだから、使い方も判らない。そりゃそうだ。

興味の赴くまま、色々と作ってみているが、そろそろ方向性をはっきりさせた方が良いかもしれない。

当面の方向性としては、巡回支援ツールと言うあたりだろうか....もう少し考えてみようと思う。

2003/3/1

CMNがバージョンアップされVer 0.22βになったので対応版を公開することにした。追加機能や不具合修正はボチボチやってゆくことにし、先ずは同じ日付での公開を優先。

それにしても、毎度のことながらヘルプを作ったり、ホームページを更新するのは面倒だ。今回のバージョンアップはプログラムを更新するのは3分程度なのに、ヘルプやホームページ更新は1時間以上かかった。

ヘルプやホームページなど見なくても使えるソフトが究極のソフトなんだろうと思っていたが、最近そうでもないかと考えを変えた。色々な人がストレスなく使えるソフトを、説明無しに公開するのはどうやっても不可能だと思う。

仕事で作った計測ソフトがバグっていると、休日にもかかわらず、お客様から電話があった(しかし私の携帯番号をいったい誰から聞いたのだろうか?)。ファイルを保存できないと言う。バグだバグだと大騒ぎ。原因を探し回ったが、結局わからない。

よくよく話を聞いてみると、「名前をつけてファイルを保存」のコモンダイアログで、初期状態のファイル名が「*.dat」となっているまま、保存をしようとしてできない。そりゃそうだろう。「名前を付けて保存してください...」と答えるしかなかった。

50歳半ばのたたき上げの技術者。昔はアセンブラでガシガシ書いていたなんて話を聞いたっけ。Windowsってそんなに難しいのか?それとも本人のやる気が無いだけなのか?

しかし、別に本人は望んでそんな状況になったわけでもあるまい。むしろ日ごろ悔しい思いをしているかも知れない。若い人がなんのストレスもなくWindowsパソコンを使いこなすのを横目でみて、却って教えてくれとも言えない状況にあったかもしれない。かわいそうではある。

ここまで考えると、ふと、このような状況まで考えてヘルプを作らなかった私も悪いかもしれない...と思った。丁寧なヘルプがあれば、件の元バリバリ技術者も、大騒ぎになる前にこっそりとWindowsの使い方を勉強できたかもしれない。やはり使い方の説明は大切だと痛感した。

ああ、でもヘルプ作りは面倒ではある。仕事なら割り切れるが、趣味で作るソフトは別だ。単に自分が楽しいから作るんだもんな。新しい技術の習得が楽しいから、すぐに次へ進みたい。でも使ってくれる人が有れば、楽しさも増すわけだし...このあたりのジレンマはきっと持ちつづけるのだろうなぁ。

2003/2/24

最近、COM志向プログラミングというのが気になっている。

改めてレジストリを眺めてみると、わけのわからん機能がてんこ盛りでインストールされていて、しかしそれをどーやって使って良いのかさっぱりわからない。MSDNを眺めてもさっぱり情報は無いし.....そこでハタと気がついたのはこれはわざとやっているのではないか...と言うこと。

COMだと思うが、この便利なプログラムの部品を内緒で普及させようとしているみたいだ。そしてその使い方や仕様は敢えて公開せずにおき、レジストリをじっくりと眺めて判る人だけにどうそお使いください..と。ちょっとでも人と違うテクニックで面白いことをしたいと思うパワーユーザーを挑発している...と考えると合点がゆく。

それなら私もパワーユーザーの仲間入りを果たしたいものだと、勉強を始めているがなかなか遠い道のりのようだ。それでも時間があれば、レジストリを眺めている毎日。

COM実践テクニックなんて本があれば、きっと売れるだろうなぁ...2000部も売れないだろうが、あるカテゴリーの人たちは必ず買うに違いない。