COUNT:01_ 4-5/AUG/2001
risingsun

2001年08月04日

本格的な登山はこれが初めて。一応近所の本門寺周辺をランニングして備えたが、どうなるか は未知数。単車で御殿場のお友達の家まで行って食事をご馳走になり、21時過ぎに出発。 友人はいままで数回ガイドで富士山に登った経験があるので頼もしい。今回は須走口 から登ることにした。利用した中古の軽自動車は登山口までの上りで危うく止まりかけたが、 エアコンを止めることでなんとか5合目に到着することができた。駐車場はお盆前の週末ということで すでにいっぱいなので路駐。車から出ると、平地の(御殿場はそれでも高地にあるけど)熱さは 消え去って、20度前後のはずだがギャップが大きいので肌寒いように感じる。

ズボンとシャツを着用して出発。まわりの登山客はすべて個人で、 団体はいなかった。出発するとまず林(樹海)の中を進む。足元を懐中電灯で照らすが、まだ前後に登山客が 多く皆電灯をつけていて周囲が明るく寂しくない。6合目までは比較的なだらかな道が長く続き、到着まで時間がかかる。 最初は足取りも口も軽かったが、林を抜けてところどころ岩肌がみえる道にさしかかるころには 非常に重く感じられるようになった。呼吸は苦しくないが足が変に重い。のっぺりと遠くに見える 頂上を見上げちゃうと、もう止めてしまおうかと思った。 それでも2時間かからずに6合目の山小屋に到着。少し休んだだけで身体がすぐ冷えるようになって きた。始め大股で登っていたが足が重くなるので小刻みに足をだすようにしたら少し楽になった。 徐々に各パーティーの間隔は開き、暗闇に見える明かりもぽつぽつになる。小屋は6合目の後、 本6合目、7合目、本7合目みたいに自分達で勝手に命名してるのでわかりづらいし、がっかりする。 結局日が改まったくらいに本当の8合目に到着した。



08月05日

富士山の8合目は登山ルートごとにあるのだが、須走口から登ってきた8合目は 河口湖方面と合流点にもなっていて、山小屋も数軒あって深夜、標高3000メートル付近にもかかわらず かなりに光量を放っていた。この日は週末で、お盆前のマイカー規制期間前で予想以上の混雑。 さらに日本各地のパッケージツアーの客が登頂していて、仮眠をとった8合目の小屋から ご来光を見るために起きて頂上を目指すので、ここから頂上までの登山道は大渋滞だった (日本一高い渋滞)。雨こそ降っていなかったが、かなり風が強く寒いので、たまらずトン汁を 買うことにした。カップのトン汁500円!。今度登る時は絶対魔法瓶持参を誓う。とにかく 混んでいたので休憩もそこそこに出発したが、すぐに数歩進んで立ち止まるという状態が続いた。 身体はまったく疲労せず、結果的に休憩は取らなくてすんだが、ただ寒い中立っているのも、 身体的にも精神的にも辛い。

9合目を過ぎたあたりで空が明るくなってきた。頂上に近づくにつれますます前に進まなくなる。 頂上は人が動かず、登る人が入りにくくなるのと、登頂まで間に合わないことを悟り 登山道でご来光を待つ為に止まっている奴がいるからだ。水平線からのご来光は拝めなかった けど、雲の大きな固まりが何回か通り過ぎた後に太陽が顔を出した。眼下には雲海が広がる。 おそらく5合目付近は雨だろう。日の出から約30分後、ようやく頂上に到着。鳥居を潜った ところで友人とハイタッチした。神社でお参りして写真を撮って食事してから撤去が決まっている 観測所を見にお鉢の近くまで行った。頂上はアメ横なみに混んでいた。 自販機のジュースは400円。値段どうこうより、山の頂上に自販機というのもどうかと思う。 そして空缶が散乱していた。満足感に反して風が冷たくて寒いので、早く降りたかった。

下りは最初つづら折りに下り、6合目から下が名物砂走り。砂を踏むので一歩ごとに少し余分に 下ることができるが、砂が靴の中に入ってくるし、登りより足への負担が大きく、楽ではない。 そしてなにより同じ風景の中、同じ砂の上を下っていくので飽きてくるし、日が高くなるにつれ 気温も上がる。砂走りが終わると新5合目とかなんとかという名前の小屋があるが、 そこからさらに林の中を30分下らないと登山口のあった本当の5合目には戻れない。すっかり 無口で、精神的にも肉体的にもピークを迎えていた。登山口に戻り、再びハイタッチ。 頂上に登った実感も何も下りの疲労でほとんどすっとんでしまった。ただ、登り車線をギリギリ で登っていた車が御殿場市街へ戻るときは楽に下っていたので気持ちが良かった。






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