使っている すごい 道具たち−
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造形・複製に必要な道具類をまとめてみました。実際に使ってみて使えるものを選んで集めたつもりです。
原型作成編

プリモスカルピー(ベージュ)
私の造形素材はプリモがメインです。スーパースカルピーと違って焼いた後でも削ったり磨いたりできる使用感からプリモに落ち着きました。
硬さも適度で粘りもあるので結構細いパーツでもプリモで作ってしまいます。ただ、型取りの時に破損する可能性があるので、細くて長いパーツはエポパテで作ったりと役割に応じた使い分けをしています。
プリモブロックから削り出し〜といったポリパテのような使い方はさすがにしませんが、恵那のスカートを作った時のように、厚めに盛って焼いた後に削り込んでいく、といった使い方もやっています。
スーパースカルピーですと、ああいうやり方はできないでしょうねぇ(^^;。
表面仕上げには240番から320番くらいのペーパーを使っています。すぐに目が詰まってしまいますが、磨きはペーパーです。
「Be−J」の通販で買えます。

リキッドスカルピー
焼いたパーツにスカルピーを盛り足したりするときに繋ぎに使うのがリキッドスカルピーです。木工用ボンドみたいな感じですね。盛り足す部分に塗っておき、その上に新たにスカルピーを盛っていきます。
結構使えます。とても便利です。
「HOBBY HOUSE 802」で買えますが、現在お店が準備中です(^^;。
商品そのものを見かけたことはあまりないのですが、イエローサブマリンやBe−J(吉祥寺の店舗)で見かけたことがあります。

オーブン
スカルピーはオーブンで焼いて固めます。そのため、温度調節のできるオーブンを購入しました。大きいパーツでも焼けるように、庫内の高さがあるものを購入しています。
ヒーター部分はアルミホイルでカバーしておきます。また、パーツは鉄板に直置きしません。私は木製の鍋敷きを買ってきて、鉄板の上に置いています。
更にその上に手ぬぐいを敷き、パーツはその上に置いて焼いています。
私が購入したのは「サンヨー 電気オーブンSOB−14」です。
「ヨドバシカメラ」の通信販売で購入しました。

スパチュラ
スパチュラというか、調色スティックです(^^;。形を出す道具として、私はタミヤの調色スティックとけがき針をメインに使っています。どちらも握りがもう少し太いともっと使いやすいのですが(^^;。
あと、爪楊枝も使います。先端を自分のほしい形に削ってヘラ替わりにして使っています。

スケッパー
ブロック状のスカルピーから必要な分だけ切り分けるときに使います。結構便利です。
本来はパンやケーキの生地を分割するための料理道具です。100円ショップで売っていました。

サーフェイサー
原型の表面仕上げの第1段階で使う、ソフト99のプラサフです。延びがとてもよく、食い付きもよいので非常に使いやすいです。
塗膜はプラモデル用のMr.カラーのサーフェイサーより厚めで、これだけで最後まで仕上げてしまうとパーツの合いなどが悪くなるんじゃないかなぁという心配があります。
なので、私は目止めとして最初のサフ吹きだけに使うことにしています。これで一回サフを吹いてパーツ表面の調子をチェックし、ペーパーをかけて2回目からはMr.カラーのサフで仕上げていきます。
「Be−J」の通販で買えます。
シリコン型作成編

シリコンゴム
型取り用のシリコンゴムです。種類によって硬さや硬化時間が違うようでどれを選んでよいのか迷ってしまいます(^^;。
とりあえずフィギュアならばこれで大丈夫、ということで、ウェーブのハイグレードシリコン「HG−017」を使っています。
他のと比較したことがないのでなんとも言えませんが、特に千切れやすいとかそういう不満は感じませんでした。正にスタンダード。
硬化剤は付属しています。
シリコンは生ものですのであまり古いものは劣化している恐れがあります。原型が完成してから品物の回転の良いお店で購入するのがよいでしょう。
量が気になるところですが、恵那の場合は大体6キロくらい使っています。
「Be−J」の通販で買えます。ていうか、メーカー直販?

ポリビーカーと撹拌スティック
シリコンゴムを使うのに必要なアイテムです。ビーカーでシリコンと硬化剤を混ぜ合わせます。写真は1リットルのタイプですが、もっと小さいのもあります。
ただ、気泡を抜くときは面積が大きい方が得なので、このくらいあった方がいいような気はします。
撹拌用に樹脂製のスティックも買っておきましょう。シリコンの撹拌だけでなく、複製時にレジンキャストの撹拌にも使います。数本あると便利です。
「Be−J」の通販で買えます。

ブロック
型枠にブロックを使用します。大きさが自在なのでよく使われています。かなり大量に使います。私はダイヤブロックを購入しましたが、ボークスから安価な型取りブロックが販売されています。

粘土
型取りの粘土埋めに使用する油粘土です。写真の「ほいく粘土」はかなり軟らかくて、使用感は抜群です。
再利用可能ですが、段々硬くなってくるので消耗品という位置づけになるでしょうか?
「Be−J」の通販で買えます。

粘土ヘラ
粘土用のヘラです。そのまんまですが(^^;。粘土埋めの時はもちろん使えますが、粘土を剥がすときもあると便利です。
100円ショップで購入しました。

お盆
型を作るときの台となるお盆です。プラ板のように平らなものなら何でもいいのですが、シリコン漏れ〜とか事故が起こると大変なのでお盆にしました。
シリコンを流した直後は、気泡を抜くために型枠ごと揺すったりするのですが、お盆ごと揺すれるので偶然ですがナイスな選択でした。100円ショップで購入。

キッチンスケーラー
シリコンやレジンキャストを量るのに使います。どちらも重さが基準になっているので秤は必須です。
特にレジンキャストはA剤とB剤を同重量合わせる必要があるので1グラム単位で量れるものが必要になります。また0g調整がワンボタンでできるものがオススメです。
計量の最大値は1kgくらいで十分だと思います。とても汚れるので、使うときはビニール袋に入れて保護しましょう。
私が購入したのは「DRETEC KS-108」です。
「ヨドバシカメラ」の通信販売で購入しました。

石膏
シリコン型の補強に石膏で板を作ります。消耗品ですね。
「Be−J」の通販で買えます。

リンレイ・ブルーワックス
反転型を作るときに、離型剤として型に塗布します(原型には塗らない)。リンレイのブルーワックスはポピュラーなアイテムですね。メタルカラーで代用する方もいるそうです。
「Be−J」の通販で買えます。
レジンキャスト複製編
レジンキャスト
レジンはウェーブのノンキシレンタイプ・アイボリーを使っています。ノンキシレンタイプは従来のものに比べて溶剤の臭いが少なく、シリコン型も傷めにくいという特長があります。
パーツの収縮も小さいのでかなり条件はいいと思います。
レジンは、A剤(透明な方)とB剤(黄色い方)を同重量混ぜ合わせて使います。5分くらいで固まり始めるので手早い作業が必要になります。気温が高いと作業時間はさらに短くなってしまいます。
分量の見積もりですが、恵那の場合は一体で約160g使いました。ですから2kgで12個くらい作れたことになります。作品の大きさにもよりますが4kgあれば1回戦分は生産できるかと思います(弱小ディーラーの場合です/笑)。
レジンも生ものですので複製する時に新品を購入することをオススメします。シリコンと一緒に注文するくらいでいいでしょう。
「Be−J」の通販で買えます。ていうか、メーカー直販?

紙コップ
レジンを取り分けたり混ぜ合わせたりするのに使います。大量に必要になります。消耗品です。100円ショップで購入できます。

輪ゴム
型をクランプするのに使います。大量に必要です。袋買いするくらい必要です(^^;。
輪ゴムはパッケージ屋さんで箱と一緒に購入しました。一般のホームセンターなどでも買えると思います。袋で売っているところがあればお得ですね。
「シモジマ」で購入できます。

マスク
複製作業中は細かいレジンの破片が空気中を舞ったりするそうなので、吸い込んでしまわないようにマスクをして作業します。
また、離型剤をスプレーするときも必ずマスクをしましょう。離型剤はコーティング剤です。肺の中をコーティングしてしまうとかなり苦しくなりますよね(^^;。
100円ショップで購入できます。

離型剤
型にレジンを流す前に塗布しておくコーティング剤です。型が若い内は数回の複製で1回吹き付ければ大丈夫ですが、回数を重ねていく内に使用頻度を上げていくのが型を長持ちさせるコツといえます。
バリが型から剥がれにくくなったら使う、というのが目安です。
シリコン系とフッ素系があるようです。フッ素系の方が値段が高いですが、レジンに定着しないのでユーザーにとっては好都合かと思われます。
私が使っているのは「信越 KF412-SP」です。
「Be−J」の通販で買えます。

シリコンゴム接着剤
シリコンゴム用の接着剤で、硬化後はゴムのような素材になります。型はちぎれるように壊れていくので、重要なダメージの場合は補修しなくてはいけません。
これの出番はない方がいいに越したことはありませんね。硬化に時間がかかるので急いでいるときは瞬間接着剤を使うことが多いようです。だましだましになってしまいますが(^^;。
とりあえずレジンを流したときにくっついていればいいので、無理に専用の接着剤を用意しなくてもいいかもしれません。
私が購入したのは「信越 KE-45T」です。
「Be−J」の通販で買えますが品切れ気味です。

シリコン皿
これは自作のシリコンゴムのお皿です。撹拌スティックの置き場などに利用できるので結構便利です。
使い切ったシリコンの缶に残った余りシリコンで作っています。缶の底に缶切りで穴をあけて、ポリビーカーに余りシリコンを溜めて、これまた残った硬化剤を添加して作ります。
そのまま固めてお皿状にカットしたのがこれです。一缶で大体50グラムくらいは取れるみたいです。

使い捨て手袋
レジンは肌に悪いので作業は手袋が必須です。また、離型剤を吹くときも肌をコーティングしてしまわないように手袋をします。
こちらもかなり使うので、できれば箱に入ったものを購入するといいでしょう。写真は、お弁当屋さんで使うおにぎり用の手袋です。
内側がエンボス加工されていてムレにくくていい感じです。
この手袋はパッケージ屋さんで箱と一緒に購入しました。
「シモジマ」で購入できます。