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ふりーはーとメールマガジン ==================================2002/12/29

本年最終,第79号をお届けします。
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[ふりーはーとのメッセージ]

● 家庭内乱

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 家庭内別居とか家庭内暴力とか,家庭内と付くと良い言葉が見あたらぬ。
 我が家であるが,正月休みで,こども等がぼつぼつ帰省しつつある。
 呑んだくれオヤジは,あいも変わらず猩猩(ショウジョウ)と化して夜の町を這いずってをる。
 どうも見たような車が路上にあると,よくよく見れば,息子を迎えにきたうちの奥方様でございました。もちろん手を振って,そのまま這いずりを続行。

 「家庭内乱」とは「家庭内LAN」の誤変換である。
 LANはいわゆるローカルエリアネットワークのことです。
 いまどき企業内LANはどこでも張られていることだし,アカウントレベルによって外(インターネット)へも自由に出られるようにされていると思う。
 我が家であるが,パソコンは,それこそ,ごろごろしているが,いつもはスタンドアローンで,必要に応じてLANボードに線をつっこんでファイル転送をしているだけでLANを組んではいない。いわゆるHUBはあるんでありますがウィンドウズもNTや2000やXPを使っていないので(ということにして)放ってありました。LANのケーブルが床を這いずってをるのも耐え難いし。

 しかしながら,前号で書いたごとく,ついに我が家に光ケーブルを引き込む計画を立てたわけで,接続会社さんからもサーバを立てても構わぬとのお許しも頂いたもんですから少し気は早いが実験に入ったと云ったところ。
 正月休みに遊ぼうと思っておったのだが存外うまく行ってしまったので,はやレポートしておくこととしたい。(また面白くない方にはまったく面白くないので飛ばして読んでください。)
 最近のパソコン界(?)に疎いもので「(ブロードバンド)ルーター(以下『この箱』という。)」なる機器が簡単に入手できることを知らなかった。
 これは非常に便利でネットワークのことは全部やってくれるらしいのだ。
 訳も判らず,とにかく入手した。前号で紹介したハンサム氏から実績あるメーカ名を聞き出してゐたので迷わず,そこの最新機種(無線LANもできる)にした。
 箱にSmartBit97Mbps,実効スループット89Mbpsと麗々しく書いてある。なんのこっちゃ判らぬが速そうじゃないか。
 外のインターネット(WAN側と呼ぶ)とはこの箱を光電気変換器へLANケーブルで繋ぐだけで良いらしいが,このところの実験は我が家は未設故不可能である。
 確か「ゲートウェイ」と云う呼び方でコンピュータを一台使ってゐたと思うのだが,(ゲートウェイと云っても例のBSEの発症とともに我が国から撤退して行ったパソコン屋じゃ,ありません)この箱だけでよろしいそうです。いわゆるファイアウォール(防火壁)機能も装備してゐて多少の不正アクセスにも耐えられるんだそうな。
 この箱とパソコンをひとまずLANケーブルで繋ぐ,ブラウザ(ネットスケープかインターネットエクスプローラ)を立ち上げて,「http://192.168.1.1」へ接続して「root」でログオンするとこの箱の設定やらをいじれます。パソコンを試しに複数つないで皆電源を入れるとDHCPと云ってそれぞれのパソコンにローカルIPアドレスを振ってくれます(初期設定)が,変動するのが困れば固定にできます。
 「バーチャルサーバー機能(サーバー公開機能)」これはWAN側から接続要求があった場合に接続を許可するパソコンを設定できる機能で外部へ公開するWebサーバ等を指定しておきます。
 かねて用意のBlackJumboDogというサーバソフトを立ち上げてWeb機能をONにして指定のフォルダにHTMLファイルを放り込んでおきます。
 隣のパソコンでブラウザを立ち上げてWebサーバのローカルIPへ接続すればおみごとちゃんとブラウズできます。

 さらに実験です。

「図」
インターネット ←→ プロバイダ ←→ 普通の電話回線 ←→ モデム ←→ パソコン1 ←→ この箱 ←→ パソコン2
(外の世界)

             (もちろん本来は「この箱」に「光ケーブル端末」or「ADSLモデム」等を繋ぐ。)


 「パソコン1」から今使える電話回線でプロバイダに接続しておいてブラウザを立ち上げて,「パソコン2」のローカルWebを閲覧しながらそのWeb頁上のリンクをクリックするとちゃんと「外の世界」の頁へジャンプしてくれます。これは感激でした。ただ,今私の使わせてもらっているプロバイダさんのホーム頁中のBBSは他のホーム頁からリンクを辿っている不正アクセスの疑いありとの警告を発しました。

 この辺で止めておけば良いのですが「この箱」はうっちゃいといて,ダイナミックドメインのテストもしとかなければと虫が騒ぎます。
 DiCE DynamicDNS Clientと云うソフトを使用すれば動的IPでもドメインが使えることは前号で書いたとおりです。私は「fleaheart」で始まるドメイン,「fleaheart.ddo.jp」と「fleaheart.dyndns.org」を密かに二つも登録済にしております。
 これが確かに使えるかどうかもテストしなければ…。
 今度は図のパソコン1の方にサーバソフト(BlackJumboDog)をインスツールして立ち上げておきます。
 ダイアルアップでプロバイダに接続します。
 ダイナミックDNSクライアントソフト(DiCE DynamicDNS Client)を使って今割り振られているIPを検出し「fleaheart.ddo.jp」と「fleaheart.dyndns.org」が「210.153.17*.**」である旨の登録を済ませます(一つのIPに二つのドメイン登録は不正ですが)。
 で,何食わぬ顔をして,ブラウザを立ち上げ「http://fleaheart.ddo.jp/」と「http://fleaheart.dyndns.org/」に接続を試みました。
 お見事,「パソコン1」のハードディスク上に準備したテスト用のindex.htmlがどちらのドメイン(URL)にも一発で表示されました。リンクもちゃんと動作します。
 当たり前と云えば当たり前なんですが,あまりのあっけなさに唖然と云ったところです。

 せっかくの長い正月休み,もはや既に実験終了とは。
 とほほ。
 あとは「Perl」を導入して「CGI」でプログラミングをやれば,それはそれで無限に遊べますが。

 セキュリティーの面から考えて実に危ないですから,良い子はこのままの追試など決してなさらぬようお願いしておきます。


参考図書等
 前号に同じ及び「corega BAR HGWL 取扱説明書」

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後記:お正月を迎える準備いかがでしょうか。昔,祖母が元気なころ我が家で餅を杵と石臼で搗いていました。「9の餅は搗くもんじゃない(「9」は「苦」に通じるから29日とか9の付く日にはの謂)。」と云いながら,毎年12月29日が餅搗きでした。雑煮にした大きな丸餅を十一個食べたのが私の確か最高記録。
 早く来い来い光ファイバー。

【今週のBGM】
 KENNY BUREELL midnight blue

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