ふりーはーとメールマガジン ==================================2002/11/10
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[ふりーはーとのメッセージ]
● 風邪をひく
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「あれよあれよという間に，はや十一月。風邪など召さぬ様にお過ごしください。」と，前号「後記」に書いた途端，自分で風邪を引いてしまったのだから，世話はない。
実は，前号を早刷り（？）したのは，またしても例の職員旅行とやらで十一月二日三日と伊豆に赴くことになってゐたからであった。
横浜でカレーを食し，南伊豆の温泉に宿をとり，天城峠を越えて修善寺に詣でて帰ってきた。
横浜のカレーは，どうせならと五倍辛に挑戦し，顔から汗がしたたった。
天城「浄蓮の滝」では名物の山葵（わさび）アイス，これも五倍辛を食した。
天気にも恵まれ，快適な旅であった。
朝は，五時半に目覚め露天風呂に入った，この露天風呂ビルの七階で海へ突き出す恰好である。
太平洋から昇る来光をめで，伊豆七島の幾つかの島影がしだいに見えてくる様子を眺めながらの入浴は，実にどうも，えも云はれぬものでありました。
あとから，つらつら思んみればですな，実は，この入浴が実は災いしたんですな。
「温泉は湯冷めせぬ」と云うが，実は，それなりの条件さえ整えばちゃんと湯冷めできます。（自慢して，どないすんねん。）
小生も日本人ですねぇ，太陽が昇り来るのを見ると，手を合わせる，柏手を打つんであります。
これは，風呂の中とておんなじです。
おもわず，知らず，湯から立ち上がって，すっぽんぽんで柏手を打った。
このとき，起こる一陣の風。
（え，どうでぇ，良（い）いとこだよ。「音羽屋（ぉとわやぁ）ー」（何だか判んないヨ））
そのとき，悪いモノが背筋を襲いましたな。あの「悪寒」てぇやつで。…
ゾクッと来たら諦めるより仕様がない。美女にゾクッてぇのは良（い）いですが，そっちの方はとんとご無沙汰でしてな。
もう，どうにもなりやしません。
湯に潜ろうが，大蒲団三枚，毛布五枚ひっかぶろうが。
旅行の間は「アルコール消毒」と称して飲酒しておりましたが。
人間たまには，熱出して，寝込んだ方が良いとか云いますが，これって負け惜しみですね。
元気で立っているのが一番に決まってゐます。
ただ，熱が引いて行くときの，あの感じ，あれには一種の爽快感がありますよね。
枕元へ湯冷ましと，ありったけの下着を準備しておきます。
来た。来た。来た，と云う感じで汗がじわじわ出てきたら，もうこっちのものです。
腋の下から首筋から胸部，腹部，したたる程に出てきます。
じいっと我慢して，これ以上は我慢出来ぬという頃合いを見計らって，汗を拭きながら下着を取り替えます。このとき寒気がするようでしたら，まだまだです。
今回の風邪，朝起きてから着替えた下着を数えたら，なんと六枚ありました。
出来れば，寝具ごと取り替えればもっと爽快でせうが，さうもできません。
熱が下がってから，陽に干すか，布団乾燥機の世話になることになります。
熱も三十七度でウロウロするようなら駄目で，一気に一度三十五度代まで落ちればしめたものです。一種，爽快です。
この爽快感，どこかで似た感じがあったなと思っていたら「サウナ」でした。サウナで何十分の一かは疑似体験できます。
先の旅行で土産に南伊豆で鰺の干物を買いました。
普通に焼いても美味でしたが，確か東海林さだおさんの著作に「魚醤（ぎょしょう）を塗って焼くと美味」とあったのを思いだして試してみました。
普通にガスコンロの魚グリルでほとんど焼けたところで，冷蔵庫にあったナンプラー（タイの魚醤）を塗りつけて更に少しだけ焼いてみました。
信じられない位の美味しさになります。
是非お試し下さいますとともに先号「裏技」に追加しておいてください。
【魚醤】魚類を原料として醤油状に作った調味料。いかなご醤油・いわし醤油の類。秋田の「しょっつる」はその一。
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後記：昨日（十一月九日）のＮＨＫＦＭ「ウィークエンドサンシャイン」（７：１５から９：００）はブルーグラスの特集でした。引き続き，久々「オーブラザー」のサウンドトラック版ＣＤをかけながらこれを書きました。
伊豆天城の「浄蓮の滝」名物の山葵アイスのお店
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