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ふりーはーとメールマガジン ==================================2002/04/28
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[ふりーはーとのメッセージ]

● メーデー

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 久々に無線クラブの飲み会に出席させて貰った。
 熱心にアマチュア無線を続けておられる方もいるが,大方はコールサイン(呼出符号)の維持(5年で更新しないと切れる)がやっと云ったところ,勿論,わたしも後者だが。

 その席で出た話等を少し。

 メーデーは1886年5月1日,アメリカの労働者が8時間労働を求めて,ストライキ,デモンストレーション行進をやったのが始まりと云うことで労働者の祭典としてその後継続され我が国では1920年に第1回が行われている。
 今や(1992年以後は),日にちをずらして行うようになったので,メーデーというのも可笑しな具合であるが。

 ところで,無線電話では「メーデー」は特殊な意味を持っている。
 ○用語解説(ネット上で拾ったが出典不明)
 メーデー: 航空無線において,人命に係わる等の緊急事態に陥った時に送信される用語。語源は,フランス語「m'aidez」(メデ)である。意味は私を助けてください。help me。
 つまり,無線電話上では,「メーデー」は遭難信号であり,その用途以外の使用を禁じられてゐると理解すれば,良いであろう。
 ラグチュウ(無線電話でおしゃべり)していて「5月1日は何の日か」などと聞いて相手に無理矢理「メーデー」と云わせる悪ふざけをしたりして顰蹙(ひんしゅく)を買ったものだ。

 いまひとつの遭難信号は「SOS」,こちらは承知ない方はないと思う。
 「save our ship」を略したものと聞いているが,間違いあるまい。
 電信で「トトトツーツーツートトト」と打鍵する。
 「SOS」を最初に打電したのは,1912年に北大西洋上で氷山と衝突して沈没したあの豪華客船タイタニック号と云われている。
 いまや,アマチュア無線の世界以外でモールス符号は使われなくなってしまったので,こちらも死語(?)となっているか。
 実は,こちらも電波に乗せるとなると紛らわしいと嫌われる。
 一斉を風靡したピンクレディのレコードに「SOS(昭和51年発売)」があるが,イントロ冒頭に件の「トトトツーツーツートトト」が大きくかぶせて録音してあり,放送要注意レコードに指定された(モールス符号をかぶせない再版もあったように思うが不明。)。
 日本テレビ放送網の人気番組「紅白歌のベストテン」で,このモールスを派手にかぶせたイントロを聞いたときには我が耳を疑った。

 放送要注意レコードと書いたが,わたしがアルバイトをしていたラジオ局ではレコード室のレコードジャケットに「放送要注意」とスタンプが押してあって放送注意をうながしていた。
 他に,ネットで見ていたら『スキンシップ・ブルース』歌唱者:高田渡,作詞:高田渡,山本シン,作曲:高田渡,山本シン『イムジン河』(昭和42年発売)歌唱者:朴保,原詞:朴世永,作詞:松山猛,作曲:高宗漢,編曲:加藤和彦,『傷痍軍人の歌』歌唱者:朴保,作詞:朴保,作曲:朴保,『自衛隊に入ろう』(昭和44年発売)歌唱者:高田渡,作詞:高田渡,原曲:M.レイノルズ,『ブンガチャ節』(昭和37年発売)歌唱者:北島三郎,作詞:星野哲郎,採譜:船村徹,『悲惨な戦い』(昭和48年発売)歌唱者:なぎら健壱,作詞:なぎらけんいち,作曲:なぎらけんいち,『網走番外地』(昭和40年発売)歌唱者:高倉健,原作:伊藤一,賛歌:タカオ・カンベ,採譜:山田栄一,『手紙』(昭和45年発売)歌唱者:岡林信康,作詞:岡林信康,作曲:岡林信康などが指定されているようだ。

 「帰って来たヨッパライ」のザ・フォーク・クルセダーズ版の『イムジン河』は,当初発売直前になって自主規制で発売中止になった。
 ラジオでは発売前に何度か流されていたのでわたしは録音して所有していたが,このたび34年を経てCDで店頭に並んだのは同慶の至りである。
 今,放送上での扱いがどうなっているのか不知。

 1995年6月に南を訪れた際,イムジン河を望む統一展望台でかなりの大声で友人と「イムジン河」を唄ったが,当時としては,かの国の「コード」に引っかかっていなかったか。

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後記:有事関連法だとか個人情報保護法とかなかなか不気味な立法が十分な議論が尽くされず,なされそうですが…。

 配信時には,
 『イムジン河』 作詞:朴世永,作曲:高宗漢,日本語詞:松山猛,補作曲:加藤和彦,編曲:ありたあきら
 の歌詞を載せたが,ここではひとまず省略。



霞んで見える北の大地


 統一展望台の施設にあった地図模型(向こう岸まで3.2Kmと表記されている)

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