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ふりーはーとメールマガジン ==================================2002/02/17
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[ふりーはーとのメッセージ]

● 写真機

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 日本人の或る旅行者が煙草を買おうと「キャメル」と云うと売り子が変な顔をして奥からカメラを出して来たと聞いたことがある。

 「カメラ」を「写真機」と呼ぶようなら歳が知れる。
 もうひとつ「フィルム」を「フヰルム」と発音するなら,そこにもゼネレーション・ギャップがある。
 今や「レンズ付きフィルム」と「デジカメ」が全盛で,どうも昔ながらの銀塩フィルム使用の一眼レフのカメラの旗色が悪くなって来ている。
 先頃,見たソルトレークの冬季オリンピックの開会式でも選手達は手に手に「デジカメ」や「デジタルビデオカメラ」とおぼしきものを持って入場行進していたようだ。

 私は視力が良くないので,今の自動ピント(オートフォーカス)の機能は随分助かる。

 ご承知のようにカメラは眼の構造をモデルにしている。
 明るいと,絞りをしぼってピント(焦点)が合う範囲が広がる。
 眼の方は,レンズの厚みを筋肉で変えられるから焦点距離はこれで合わせるが,カメラはレンズの位置を前後にずらせることでこれを実現している。
 オートフォーカスは,被写体までの距離を瞬時に測りレンズを移動させるのだから,すごい技術だが,カメラの方もレンズの厚みが制御できればもっと素早くピントが合うのだが…。
 いや,ボタン一つでズームができるのだから,カメラの方が進んでいるとも言える。
 しかし,以前は露出計がカメラの中に組み込まれただけで大騒ぎしたものだった。
 フィルムも格段に高感度のものが簡単に手に入る(レンズ付きフィルムのような固定焦点のカメラが,使いやすくなったのは,フィルム感度の改善に負うところ大である。)。

 カメラの醍醐味は,シャッターが開いた瞬間の時代を切り取って記録に残すことができるところだろうか。
 絵画は写実によって,遠景も近景もピントを合わせて描けるが,カメラではこれは,できぬ。
 カメラは,その構造やなにかが魅力的で,ただ触っているだけでも楽しいものであるが,それなりのものはそれなりに高価であって(当たり前だが)おいそれと入手できないところがまた良い。
 いわゆる名機と言われたものが復刻されたりするが,やはり手がでない。

 光学技術も進んで今は,そんなことはないが,昔の写真だと周辺部が歪んでいたり,ピントが甘くなっていたりするが,これはこれで味わい深い。
 TV放映されたスティーブン・スピルバーグの「プライベートライアン」を観たが撮影には第二次大戦当時のレンズをわざわざ使ったと云う。

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後記:はなしは,ピンぼけのまま終わってしまった。そう云えば,プリクラと言うのが流行ったがテレクラと同じくふりーはーと子(し),未体験である。  ワダ



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27年前先輩から譲り受けた愛機