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ふりーはーとメールマガジン ================================== 2001/12/16
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[ふりーはーとのメッセージ]

● マイクロフォン

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 今年も,残りわずかとなった。
 いつまでも暖かいと思っていたが,急に冷え込んできた。
 喪中欠礼の葉書を受け取り,そこそこの寒さを我慢しなければ正月は迎えられぬようだ。

 NHKに中西龍さんというアナウンサーがおられた。
 少し東北訛りがあるように感じていたが,小生の思い過ごしかもしれない。
 彼が,自らのことを称して,「私」,「ぼく」等の代わりに,つまり一人称として「マイクロフォン」と言っておられたのをのを思い出した。
 他で聞いたことがなかったので,アナウンサーという仕事の真骨頂を見事に表現していて印象に残った。
 今や,テレビジョンで映像が伴い,他に絵がなければ,カメラに向いたアナウンサー氏の顔が大写しになるのだから,マイクロフォンに乗る声音(こわね)以外に表情等も表現力として要求されるのだから困った(?)ものだ。
 中西アナは,TVで見ると表情をほとんど変えない,口も大きく開かない,寡黙と感じるほどの方であったが「マイクロフォン」としては,まさに名人であった。

 小生,一時期アマチュア無線に精を出していたことがある。
 始めたころには,シングルサイドバンドと言う電波形式が,もはや全盛となっていて,小出力で音声を遠くへ飛ばせるので,モールス符号を使って電波を断続して交信するいわゆる電信(CW)を使ったことは,ほとんどない。
 この電波の断続を手動で機械的に行う(電子的にももちろん行い得る。)装置を「電鍵(でんけん)」あるいは,単に「キー」と呼んだ。
 アマチュア無線家(ハム)が亡くなることをサイレント・キーと称する。
 一度もCWで交信をしなかったハムが死んでサイレント・キーはないだろうが言い習わしだから仕方がない(これは,日本のハムの免許制度上の事情なのだが,ここでは詳細は述べない。)。
 小生には,一度だけCWによる交信記録(こちらは,自作の無線機でしかも相手は女性だった。)があり,このそしりは,ひとまず免れることができる(苦笑)。

 言うまでもないが,マイクロフォンとは音声を電気信号に変換する装置のことである。
 音声は通常,空気中を疎密波として伝わる。
 この疎密波は放って置けば減衰して消えて行くが,このエネルギーで薄いフィルムを振動させたり,軽い粉を移動させること位はできる。
 エジソンやグラハム・ベルがこのあたりのことを工夫して記録したり,遠くへ送ったりすることに成功した。
 今や,信号(データ)は,なんでもかでもデジタル化して記録するのが流行しているが,デジタル化するには,必要なデータ以外は潔く捨てる必要がある。
 人間が認識できないとされる範囲のデータは捨てられるのが常であったが,デジタルデータ記録技術の進歩もあって,多少は余分に残しておこうということに成ってきたのは喜ばしい。

 マイクロフォンで音を拾うが,ここで今のところ,いきなりデジタル信号に処理はできない(多分。)。
 人間の声を電気信号に変換する一番人間側に近いところにあって,しかもアナログ機器である。
 これには,小生,充分な魅力を感じる。
 そこで,二十数年間,あこがれ続けて来た,あるマイクロフォン(その原型は1950年代にはもはやあった筈である。)の型番をネットで検索してみた。
 今なお,現行機種であり簡単にみつかり,意外な値段であったので,つい,購入とあいなった。
 アマチュア無線で使うわけでなく,前に書いたことのある自前の小さなラジオ局がすぐに実現するでわけでもなく,その使用法を考えて我にかえり,しばし,茫然となった。

 ええい,ままよ。
 ちょうど,忘年会シーズンである。
 カラオケに「マイ・マイクロフォン」を持ち込むのも一興であろう。
 マイクコードの半田付けを急がねば…
 (我乍ら,つくづく困ったオヤジだ。)

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後記:年賀状の受付が始まった。毎年のことながら,なかなか手がつけられないでいる。
 ネットショッピングは,音楽CDの購入で非常に重宝しているが,このたびのように無駄なものまで買い込んで了う恐れがある。自戒。      ワダ


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その昔,スタジオで金槌代わり使われたと云う丈夫さ
下は,分解して内部ユニットを見せたところ