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ふりーはーとメールマガジン ================================== 2001/10/28
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[ふりーはーとのメッセージ]

●  バス・ストップ

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 最近,高速バスを利用する機会が多い。
 直接用務先のそばへ到着することが多く,JRの駅等からの移動を考えると得策だからだ。
 高速道路を利用するので揺れも少なく,快適だ。
 しかし,なぜか高速バスでは停留所のことを「**バスストップ」と呼んでいる。
 そういえば,高速道路は,**インターチェンジとか,**ジャンクションとか,**パーキングとか,すべて横文字を使っている。
 適当な訳語をつけるのを面倒がったか,その方がわかりやすい,日本人特有の外来語を受け入れることに違和感を抱かない特質によるものか,その辺りのことは,判らない。

 以下「バスストップ」からの連想ゲームである。
 平浩二,ホリーズ,マリリン・モンローと言ったところか。
 ネット検索にかければ,もっと沢山,出て来るか。
 我ながら,ジェネレーション・ギャップを感じる連想である。
 平浩二の「バスストップ」(バースをー待つあいだにー涙を拭くわー)はカラオケで唄うむきもあろう,声ののびが要求され,プラターズのオンリーユーばりの,いきなり聞かせどころのある曲である(1972年のヒット)。
 ホリーズの「バスストップ」は最近ついぞ,聞かないが,確かミリオンヒットなったハーモニアスなメロディーは,しっかりおぼえている(ハーマンズ・ハーミッツ,アニマルズ,シャドーズ,ピーターとゴードン等とともに60年代のリバプールサウンズを彩った。)。
 マリリン・モンローの映画「バスストップ」(邦題は「バス停留所」であったか)はストーリーをちょっと思い出せないが,「ナイアガラ」や「帰らざる河」と同じように再上映を劇場で観たような気がするが,定かではない(今,調べたらバスストップは1956年製作)。

 停留所と言えば上部に円形の看板が付いた標識さえあれば足りるとの感覚があるが,バスストップにはせめて雨風がしのげる小屋(?)が付いていて欲しい。
 バス停の名称であるが,通常,字(あざ)などの地名,公的建物の名称(**前など)が使用されているが,個人の名字が使用されている例もある。

 今や路線バスの運行は一部の例外を除けば,ほとんど運転手の方一人が乗務員であるいわゆるワンマンバス(今やこの言葉もほとんど聞かないし,表示されることもない。)である。
 このワンマンバスは安全性の確保,乗務員の労働軽減の意味もあってか,停留所の名称をテープの声で告げるシステムとなっているのはご承知の通りだ。
 日本の公共放送では地名を言うときできるだけ,その地域の人々が使用しているアクセントを用いることとしている。
 アクセントが違えば,当然,別の地名のように感じてしまう。
 小生はバス通勤をしているが,途中に「本庄」と言うバス停があるのだが,ワンマンバスになった当時,テープのアナウンスのアクセントが間違っていた。
 「ホンジョウ」,地元では前にアクセントがあり,「ホン」を高く,「ジョウ」は下がり弱くのばす。
 ところが,テープの女性の声は,たいらに「ホンジョウ」とのばしていた。
 「カノジョ」,「カレシ」,「クラブ」,「ギター」を第一音節にアクセントを置かないで,近頃,若い人がしゃれたつもりで喋っているが,あのように発音しており,非常に気持の悪い思いをしていた。
 あるとき,この「ホンジョウ」の気持ち悪いアクセントが見事になおった。

 実は,この件についてバス会社に対して苦情を言っていたのが,今は亡き小生の父親であったことを知ったのは,ずいぶんのちになってからであった。

参考図書等:NHKアナウンスセミナー 日本放送協会編 日本放送出版協会
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後記:
 久世光彦氏の週刊誌のコラムに「死」と「詩」はアクセントが違うとあった。単音節でそんな莫迦なと思うが,声に出してみると成る程その違いがわかる。
 今まで,拙文は,書く前の時点(後で確認等はたまにする。)でネットから資料を引っ張ることはしなかったが,今回,初めて年代等を調べた,便利であるが横道にそれる情報もつい見てしまい時間がかかる。前にも書いたかも知れないが,そこいらに積まれた本の中から目的の1冊を探す作業に似ている。   ワダ


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