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ふりーはーとメールマガジン ================================== 2001/10/14
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[ふりーはーとのメッセージ]

● 土曜日の朝

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 土曜日の朝は早い。
 ずっと以前,インスタント・コーヒーのCMで「アムステルダムの朝は早い。」というのが流行った。
(そろそろネタに困って,いい加減な話を始めたなと思われた方は,かなり鋭い感性の持ち主である。)

 このCMは,漫才のネタに使われ「朝は,何処でも早いわい。」との突っ込みがあった。
 小生達は,某**の商店街が夕方7時過ぎにはほとんど,人通りが無くなるのを揶揄して「**の夜は早い。」と嗤(わら)った(※)。
 前回,書いたかと思うが,数年前から睡眠のリズムと言うかタイミングと言うか周期が狂いがちである。
 時ならぬ時刻に目覚める,起きる訳ではないが,睡眠不足の意識が残り不快感がつづく。
 昼間,仕事中と言えども,構わず眠くなる。
 接客していても,意識が飛ぶ。
 非道くなると,2時間とかの講演を頼まれて,聞く方が寝るのは構わぬが,こちらが眠って了うのだから始末が悪い。
 これは,失礼な話だが仕方がない,わずか数秒だろうと思うが,寝てしまうのである。
 自分で喋っていて眠るのだから,人様の話を聞いておって起きてゐられる道理はない。

 車で居眠り運転による事故と言うのをよく耳にするが,小生,ほとんど車の運転不適格者との認識があるから,最小限しか自らは運転しないし,運転中には流石に居眠る事はいまのところない。

 ウィークデイは,昼間の勤めがあるので,何時に目が覚めようとも,起床と決めた時刻までは,歯を食いしばって床の中にゐる。
 ところが,土曜日となるとその必要がない(週休完全2日でない方御免なさい。)。
 3時だろうが,4時だろうが,目覚めれば,起床して構わぬ。
 これほど,具合の良いことはない,喜々として起きて了う。
 そのうちに新聞が届く。
 
 大分以前になろうか,各家電メーカがパン焼き器なるものを出して,家庭で食パンを焼くのが流行った。
 よっぽど酔狂でなければ,今でも使って焼いていると言う話はついぞ聞かない。
 ぶら下がり健康器と同じ運命をたどったのだろうか。

 早朝,車を走らせると朝早くから開いているパン屋さんを見つけることができる。
 焼きたてのパンには他には得難い旨さがある。
 ウィークデイの朝食は,ご飯(ほんの一口),みそ汁と日によって納豆とか海苔が付くが,極めて平凡な内容であって,なんら申し分ない。
 土曜日は,小生の起床がめっぽう早い。
 パン屋に車を走らせる。
 今のお気に入りは,Kベーカリーのパンドゥミという食パンなのだが,これは9時ごろでないと焼き上がらない。
 仕方なしに英吉利(イギリス)食パンを求めるのだが,ここKの英食は2斤焼きで長さが2斤分より少し短いので注文が面倒である。
 本来,英国のトーストは薄目のをカリカリに焼くものだと聞くが,食欲のあるなしは別にしてトーストは厚めの方がおいしい。
 一本を6枚に切って貰うと普通の厚さの4枚切厚位になるのだが「6枚に切ってくれ」と言っても「に」が抜けてしまって6枚切りの厚さに切られて了うことがしばしばであった。
 このパンを1斤だけ(つまり半本)を希望の厚みに切って貰おうとすると至難のワザであった。
 しかし,毎週のように通っておれば,こっちの顔も覚えてもらえる。
 変なオヤジが,妙な注文をつけるのだから。
 ところがである。
 あうんの呼吸で,注文できるのもつかの間,そのアルバイトのお姉さんは辞めてしまうのである。(小生,こういった注文を説明するのが苦手で,床屋が替えられない。)
 困ったものだ。

 一時,天然酵母で焼いた言うパンをいろいろ試した。
 なんだか昔懐かしい味と香りである。
 こちらは,N町にBBがあったのだが,姉妹店店主病気療養につきK町の店に統合されてしまった。
 わたしの車では遠いので今は,滅多に行かない。

 パン屋から帰ったら,いそいそ料理にかかる。
 朝食だから,別に凝ったものは作らない。
 パンが焼きたての時はスープものである。
 具は,冷蔵庫の中身との相談である。
 時々,冒険をして妙なものを入れて決まることもあれば,外すこともある。
 パンが焼きだちでない時は,パンにいろいろのっけて電熱トースタに放り込む。
 洋辛子とケチャップを混ぜてペーストを作りパンに塗り,上にトマト,ビーマン,タマネギ,ベーコンのスライス等をのせ,一番上にとろけるチーズ(普通のスライスチーズも可)を裂いて並べる。
 食べるときに,タバスコをふれば,さらによろしい。
 普通に,だれでもやっとられるのっけトースト(?)と思うが,我が家には,ここまで辿りつくについては,歴史がある。
 初代は,その名も悲しいマヨネーズ・トースト(子ども達はマヨトーと言っていたっけ)である。
 食パンに,マヨネーズを塗る。
 タマネギのスライスをのせる。
 パプリカを少し振る。
 トーストする。
 以上である。
 これは,これで旨いです(お試しください。)。
 それから,幾霜(※),試行錯誤の末に生まれたのが…(んな,大袈裟なもんか)。

 トーストには紅茶の方が合うと思うが,ついコーヒーをいれて香りをたてる。
 家人は,このころ目覚めるのを無上の喜びとしている節がある。
 こちらは,こちらでFM放送でピーター・バラカンさんの誠実なDJと乗りの良い曲が流れればご機嫌である(毎週土曜日,8:00〜10:00放送「ウイークエンド・サンシャイン」)。

 休日,何も予定がなければ,じつのところ午(ひる)まででも眠っていたいと思うことが多かったし,以前は,実際にそうすることもできた。
 若さ故の所業であろう。

 当「ふりーはーと」を午後になって読んでくれている貴方は,未だ若いのだ。


※広辞苑から:
【わらう】(2)(他動詞的に。「嗤う」とも書く) ばかにしてわらう。嘲笑する。
【幾霜】幾年も霜を受けること。何年もの年月。
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後記:例のテロ以来,世界は騒然としている。当筆者がなんらかのコメントをすべきなのかも知れないが,共通の情報(戦争に至ったので当然作為情報も増加している。)の中で,貴方と同じように思っていると言ったところだ。容赦願う。     ワダ
「ウイークエンド・サンシャイン」は,最近では,古いパソコンを繋いでmp3と云うデジタル圧縮ファイルでエアチェックしてCD−Rに焼いていつでも聴けるようにしている。1枚で6週分(約12時間)入る。これは嵩ばらず大変重宝している。


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