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ふりーはーとメールマガジン ==================================2003/06/22
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[ふりーはーとのメッセージ]
● 虫干し
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もうすぐ梅雨明け，いよいよ夏本番である。
メール送信ボックスの中を見ていたら，下の同報メールが出てきた。
１９９９年９月当時，すでに，現メルマガに近い形のものを複数（１２名，今の配信先と重なる）の方に送っていたのである。
相当，かび臭くなっているが，梅雨の晴れ間の虫干しに一部手直しの上，再送させて頂く次第。
以下再送
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Subject: Yellow Submarine
Date: Wed, 15 Sep 1999 00:39:50 +0900
From: fleaheart
昨日（９月１３日），世界同時発売された。
ＣＤ，ヴィデオテープ，レーザディスク，ＤＶＤとメディアも，てんこ盛りである。
かのビートルズの「イエロー・サブマリン」である。
１９６８年発表当時，不評を買ったあのアニメ作品が，今よみがえったのである。
昨日，仕事もそこそこに，６時半ごろから，このＣＤを求めて，Ｆ市の街を彷徨った。うっ。ないのである，売り切れ店続出である。
んな，ばかな。と思ってみてもはじまらない。昼休みを利用して出かけて買っておけば良かったとの思案はあとのまつり。
訊ねあるいて五軒目のレコード屋でやっとめぐり会えた。
しかし，苦労して入手しただけの甲斐はありました。その構成，曲目もすごい。彼らの最高傑作のサージャントペッパーからの曲が多くを占める。彼らのアルバムではラバーソールが好きである。そのラバーソールからはノーウェアマンが入っている。
特に，その音質に言及しなければならない。リミックス・リデジタルレコーディングしてあると云う。当時，ビートルズが使ったあのアビーロードスタジオでは（他でもそうだろうが）４トラックのテープ録音がなされていた。つまり，音源（簡単に云うとマイクの数）を４個以上にしやうとすると，一旦ミキシング処理して１トラックへぶち込んで，のこり３トラックへ後から入れ込むと云うことで多重録音でこなしていた。
当時のレコードでは右左にはっきり分かれてしまって，中が抜けてステレオ効果の大変乏しいものとなっていた。これは，復刻ＣＤを聞いても同じである。
ところが，このたび作られたＣＤはこれらのオリジナルテープをかき集め（つまりミックスして１トラックに押し込む前のオリジナル・テープ音源までさかのぼってデジタル化しリミックスし作成したのである。と云った意味のことが何かに書いてあった。
これは，すごい。音質も格段にクリア。ボーカルのリアル感がまるで違う。多用しているストリングス（弦楽器）が，豊かに響く。
なんとも，まさに，ビートルズが，現代に蘇るって感じなのである。
そこに，ポールが，ジョージが，レノンが，イエローサブマリンのリードヴォーカルは，リンゴです。まさに，そこに立って，唄っているのである。
それにしても，これだけのオリジナル音源を録ったアナログ技術のなんとも素晴らしいことよ。当時デジタルで技術があって録っていたら，今回蘇らせることのできた部分は何も残っていなかったとも云える。
アナログ録音には無限の音が録れている可能性があるのだ。
私はＣＤデッキなどというものはものは持っていない（当時）。
どうやって聞いたかって？
そりゃ，パソコンでＭＰ３（圧縮）ファイルに変換して，デジタルオーディオプレーヤ（ＲｉｏＰＭＰ３００）に転送してイヤホーンで，聞きました。
こんなへんてこな聴き方で音質評価とは，はなはだ乱暴である。
ＭＰ３について，ある雑誌で坂本龍一氏が，音楽の一番音楽的な部分が再生できないと嘆いておられました。アナログＬＰがＣＤになったときにもオーディオマニアの大方はそんな評価をしていましたよね。わたしも，そのように思いますが，手軽さ優先では圧倒的にＭＰ３の勝ちです。
で，この久々のビートルズの新譜をＣＤ−Ｒでコピーしやうとしたのですが，数回試み，ことごとく失敗してしまいました。
今までに，音楽ＣＤのコピーに失敗したことは一度もないのに，何故か失敗し，生焼けＣＤが３枚もできてしまいました。好事魔多しとは，よく云ったものです。
従いまして個人的にこのＣＤのコピーを欲しがられても差し上げられません。どうぞお買い求めください。輸入版ならずいぶん安く購入できますし，正規ユーザ（？）になる価値は充分あります。
休日には，息子のＣＤヲークマンを借りてちゃんと装置に繋いで聴いて，まともなレポートを書きたいと思っています。
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以上 一部修正の上再送
もちろん，件のＣＤを引っぱり出し，改装なった我が家のオーディオシステムにて聴きながらこれを書いております。原稿も，ＣＤもかなり深いところに潜り込んでゐて，浮上までに時間を要しました。なにしろサブマリンですからね。
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後記：その後，ビートルズのアルバムは「ビートズ１」と云うトップ１シングル２７曲が一枚のＣＤに収められたものが出て購入した。これもお気に入りで常時カーステレオに入れてある。
今号別企画があったのだが，取材が間に合わず，次号に見送り。申し訳ない。
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