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ふりーはーとメールマガジン ==================================2003/06/08
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[ふりーはーとのメッセージ]
● 小説「メールのお作法」
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この年になって,いきなり,女友だちができるというのは心浮き立つものがある。
(おい,おい,おっさん,そらいきなり,何をぬかすねんな。そら,もうヨメハンが黙ってないで。あんたはんのは「小説」ちゅうても,ほとんど,そのまんまやないか。モデルも,はっきりしてるがな。「W田」やて,そのまんまやがな。あんたの「小説」ちゅうのは「嘘もちぃとは入ってますよ」位の意味ちゃうのん。そら,あかんて。)
一行だけでこれだけのツッコミがいただけるとは「ツカミ」ばっちりである。それに今回の話はまったく純粋に創作なのだ。
(それなこと書いたらアカンて,例のアカンタビリティーやらの請求やら受けたらどないすんねんな(「アカン」の駄洒落)。うるさいのんはヨメだけとちゃいまっせ,このメルマガ送り先の主だったとこちゅうたら,旧友,親戚,家族…でんがな。W田もついに色ボケしたんかちゅうてね,そら,もうえらい騒ぎになりますわ。)
忠告は有り難いが「読んでもろたらええ」思ってます。
(開きなおりかいな,わしゃ,もう知らん。)
一行目でかなりエネルギーを消耗してしまいましたので,残りはストーリィだけでご勘弁願う。
「私」は,ある日,バスの座席で,メールアドレス「basil@do*omo.ne.jp(以下「バジル」。)」と書いた小さなカードを拾う。
どう見ても女性のアドレスに読める。「私」はスケベ根性まるだしで携帯電話からメールを打つ。
なんと,バジルから「返事」が来るのだ。
たわいのないメールのやりとり。…
「私」も,すぐに親指一本で自在にメールが打てるやうになる。(そんな訳ないが)
どうも相手は女子高生(或いはそれを演じている)らしい。日常のこまごま,「超」,「ウッソー!?」,「って言うか」,「マジー?」の文字が踊っている。
「私」にはカードを拾った場所から,ほぼ近隣地域に住む女性との確信がある。
電子媒体によるコミュニケーションは,比較的匿名性が高く,これを自由に駆使すれば,全くのバーチャル(仮想)な人格の創出が可能である。
「私」は,初めてバジルにメールを書くとき「決して会わない」と心に決めていた。
たわいのないメールのやりとりであっても,書かれた文章と言うのは,心にしみることがある。
メール交換を続けるうちに決意が大きく揺らぐ。
結末。
「私」が大胆にも自宅から「会いたい」とバジルにメールを送ったとき,妻の携帯電話のメール着信音が鳴る。
(そっ,そら何をさらすねん。結局,憧れの「メル友」は「よめはん」だったちゅう事でっか。あほらしぃ。)
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後記:この話,戯れに家でメールをやりとりする「練習」を家人としていたときに彼女の云った「喧嘩したらメールで話せばいいね。」にヒントを得たもの。
読者諸賢のお陰で当「ふりーはーとマガジン」,なんと,百号までお送りすることができた。「しょうもないから,送ってもろうたら困るよ。」の声もなく,今日まで続けられたことを謝したい。
もちろん,人生五十歳を超えて了うと,諸兄同様,小生とて悲喜交々である。敢えて取るに足らないこと,書いても書かなくても良いこと,出来れば書かない方がどちらかと言えばマシといった事柄を厳選(?)して書くと言うコンセプトでお送りしてきた。
にも関わらず,読んで下さっての概ねの感想は「W田らしい」,「おもしろく読ませてもらっている」である。
なんとも有り難い限りだ。
更に「久しぶりに会うが,メール読んでるので,そんな気がしない。」とおっしゃっていただけるのも嬉しい。
体調不良の内容には,見舞いのお言葉も頂いた。
「Re:メールを都度したいが,ついつい…」と言うのも有り難い。
結局,そんな,こんなに支えられての百号である。
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