←8/13  8月14日(ハイデルベルク)

戦禍の古城、ハイデルク

第2日目の観光はハイデルベルク。
今回のツアーの優れた点は、ほとんどの行程がモーツァルトゆかりの地であるということ。モーツァルト自身が旅続きの 人生であったこともあるけれど、ツアーでなければこういう日程は組めないのでは!?

昨日降り立ったフランクフルトも、思えばモーツァルトゆかりの地だ。モーツァルト7歳のときに行われた 公開演奏会には当時14歳のゲーテも父親に連れられて来ていた。ゲーテはモーツァルトについて多くを語っている 天才の一人であるが、モーツァルトとの出会いはこのときの一回限りとのこと。。。

今日観光するハイデルベルクの教会でも、モーツァルトはオルガンを弾いている。ハイデルベルクはモーツァルト以外 にも、シューマンやブラームスなどと言った音楽家が数人、滞在したことでも知られている。


ハイデルベルク城は赤色砂岩、薔薇色のお城で、約400年かけて築かれ、完成して間もなく身内の争い(といっても大戦争)で 廃城となった、なんともヨーロッパらしい歴史を持つ城だ。城内も美しく、さまざまな建築様式を見ることができる。 また、戦争の傷跡も生々しく残り、その傷跡がまた芸術的だ。


ハイデルベルク城
ハイデルベルクはまた、「学生の街」として知られる。1368年創立のハイデルベルク大学の建物が、町の あちこちにあり、学生と職員が町の人口の大多数を占める。この大学、すでにノーベル賞受賞者を7人も輩出して いるとのこと。

この大学には、1712年から約200年間使用された「学生牢」があり、今でも残っている。酔っぱらって問題を起こしたり 決闘をしたりした学生がこの牢に入れられた。しかし、この牢に入ることを学生たちは誇りにしていたそうな。


ハイデルベルク市内で、昼食を食べる。これがとてもおいしかった(^^)。

まず、ポテトスープ。これがとてもおいしい。ドイツはジャガイモがよくとれるそうで、ジャガイモ好きの私にとっては 最高の国(笑)。メインディッシュが魚のフライにソースがかかっている料理。「魚」ということで「え?ドイツで魚??」と思ったのですが これがまたおいしい。もしかして、日本人向けのメニューだったのかな?

また、ドイツは ビールとともにワインの名産地であることは皆さんご存じだと思いますが、ここで頼んだ白ワインが、フルーティーで とてもおいしかったです!面白かったのは、ドイツのワイングラスには「0.25」などとリットルの線表示がされていること。 おかげで自分がどれくらい飲んだかが一目瞭然!ちなみに私は、毎日1リットルくらい飲んでいました(笑)。

ドイツはポテトとソーセージがおいしいとよく言われますが、これは本当です。ただし、ソーセージは 日本で売っている「シャウエッセン」が個人的に一番おいしい(笑)。


ハイデルベルク市内

ハイデルベルクは大学都市で、街の建物のほとんどが大学の建物といっていいほど。 街にはたくさんの学生、観光客、お店の人たちで賑わっていました(^^)。


また、ビールとワインもおいしいのですが、 好みの違いか気候の違いか、冷え加減はいまいち。それでも本当においしく飲めたのですが、それには実はわけが あります。ドイツは、なんと条例でビールに余計なものを入れてはいけない、と決められているのです!だから、添加物ゼロ。 これがおいしさの秘訣でしょう。。。


さて、ハイデルベルクを去り次なる目的地、ローテンブルクへとバスは走る。 ここでヨーロッパのトイレについてひとこと。ヨーロッパの公衆トイレは ほとんどが有料。ドイツではだいだい50ペニヒ。

(え?有料なの!?)
内心、私はあせった。なぜなら私は、実によく腹を壊す。友だちからは
「お前はざるそのものだ」
とよく言われる。そのココロは、何リットルも飲んでは腹を壊してトイレにこもっているから ・・・(^^;)。

ローテンブルクに向かう途中、トイレ休憩があったのだけど、ハイデルベルクでお金を 出してトイレに入っているし、まだ大丈夫そうだし、私は行くのを控えた。
さて、バスが出発したその瞬間。腹の奥底にある原子炉がメルトダウンし始め、 そしてゾーリンゲンの森の狼のうめき声のような音が腹部から聞こえはじめた!!

「ぐるぐるぐるるる・・・・」

狼よ!じゃなかった、おお、神よ!!!

地獄のような2時間弱。バスはローテンブルクのホテルゴルデナーヒルシュに向かって ゆっくりと旧市街を進む。腹の底で静かな笑い声をあげているウラン(原子番号92) は核分裂の機会を今か今かと待ち受けている。

「みなさま、お疲れさまでした。ホテル到着です。」

私はローテンブルクの石畳に飛び降り、ホテルゴルデナーヒルシュに駆け込んだ!
「Where is the bathroom?」
(うっちい語録No.342/「トイレはどこ?」)



ローテンブルクの町並み
トイレに入っては出、出ては入りを繰り返すこと5回。どうやら核兵器の脅威は 沈静化に向かってきた。みなさん、ローテンブルクに立ち寄ることがあったら、 ぜひホテルゴルデナーヒルシュにお泊まり下さい。ここのロビー奥のトイレが 私の無二の親友です。

トイレのことはどうあれ、ローテンブルクはとても美しい街だ。(この日の私にはトイレも 美しく感じたけれど・・・)
ドイツ・オーストリアには「burg」が語尾につく街が数多く存在する。この「burg」とは 「城塞」のことだ。ここ、ローテンブルクの旧市街も高い城壁に囲まれている。

また、城壁の中の家々はぴったりとくっついて建てられている。これは 万が一、城壁が破られても、家並みが第二、第三の城壁となって街を守るよう 当時の人たちの知恵とのこと。

この街のマルクト広場にある時計台は、可愛らしい仕掛け時計になっている。 大がかりな仕掛けではないが、人形の仕草が可愛らしく、人形が動くたびに 拍手や歓声、また「なーんじゃ、ありゃ!」というがっかりの日本語(笑) で賑わっていました。


ローテンブルクの城壁

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