リサイタル
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2021年9月15日に収録を行います。公開の際にはまたお知らせいたします。
収録プログラム
●三木 稔 :箏 双重(こと ふたえ)〜2面の箏のための〜 1973
箏:吉村七重 田村法子
●田中吉史 :二面の二十絃箏のためのつむぎ歌 2002
二十絃箏:吉村七重 丸岡映美
●望月京 :Intermezzi U (インテルメッツィ)〜for
koto solo~ 2002
二十絃箏 吉村七重
●佐藤聰明 :二十絃箏曲 櫻 2018
二十絃箏:吉村七重
動画公開のお知らせ 「吉村七重リサイタル/吉村七重と仲間達」 |
2020年9月29日に狛江エプタザールにて収録を行いました「吉村七重リサイタル/吉村七重と仲間達」の動画が、トーコンミュージックチャンネルで公開されています。
※こちらでは「The箏KOTO 第一回」の動画も公開中
クラスノヤルスク音楽祭(ロシア)での写真 |
終了しました
第19回朝日現代音楽賞受賞記念 吉村七重 箏リサイタル |
<日時>2013年2月24日(日)17:30開場 18:00開演
<場所>JTアートホール(虎ノ門)
制作:佐藤昌弘・松尾祐孝
昨年の朝日現代音楽賞受賞者、箏奏者吉村七重の受賞記念リサイタル。東京虎ノ門のJTアートホールにて開催。
現音会員による二十絃箏のソロ作品ならびに他楽器とのアンサンブル作品、いずれ劣らぬ6作品が、
現代二十絃箏曲のトップ奏者の手を通じてさらなる輝きを放つ!
<曲目>
松尾祐孝/フォノXI〜二十絃箏独奏の為に〜
. 吉村七重(二十絃箏)
板本勝百/紫苑の小袖(初演)
. 坂本ゆり子(二十絃箏) 田村法子(二十絃箏)
佐藤昌弘/ミラージュ〜二十絃箏とオーボエのために(初演)
. 吉村七重(二十絃箏) 上畠義男(オーボエ)
松永通温/分け入る夢の森 (初演)
. 吉村七重(二十絃箏) 辺見康孝(ヴァイオリン)
久田典子/Progression(初演)
. 吉村七重(二十絃箏)
福士則夫/二十絃箏と笙のための「火の鳥」
. 吉村七重(二十絃箏) 宮田まゆみ(笙)
●全自由席4,000円(12月22日よりチケットぴあで発売開始)
★チケットぴあ
電話:0570-02-9999(Pコード:188-585)
ウェブサイト http://t.pia.jp
主催・お問い合わせ:日本現代音楽協会(国際現代音楽協会日本支部)
電話:03-3446-3506 ウェブサイト www.jscm.net
助成:芸術文化振興基金 公益財団法人ロームミュージックファンデーション 一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC) 公益財団法人三菱UFJ信託芸術文化財団[2/13]
ニュージーランド・ツアー 吉村七重(箏)+鈴木俊哉(リコーダー) |
ウェリントン・ワークショップ![]() |
オークランドリハーサル![]() |
現地演奏家との練習に通ったビクトリア大学にはケーブルカーで行きました。
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広大な牧場にて![]() |
11月23日 デュオコンサート
Wellington: Adam Auditorium, City Art Gallery.
http://www.citygallery.org.nz/venue-hire
古典 (歌): 千鳥の曲 (十三絃筝)
新作 ディラン・ラーデリ: 二十絃筝ソロ
細川俊夫: 雪待草 リコーダー +十三絃筝
望月京:トッカータ リコーダー +二十絃筝
他
ウェリントン 11月24日 アンサンブルコンサート
古典器楽曲: 乱れ (十三絃筝)
湯浅譲二:箏歌 蕪村五句 二十絃筝ソロ (歌)
新作 ホロウェイ: ギター + リコーダー +二十絃筝
他
オークランド コンサート 11月26日 Auckland:
The Loft, Q Theatre.
サミュエル・ホロウェイ: 筝, リコーダー, ギター
細川俊夫: 雪待草 リコーダー +十三絃筝
新作ディラン・ラーデリ: 二十絃筝ソロ
望月京:トッカータ リコーダー +二十絃筝
古典筝曲:乱れ
他
現地のポスター↓
クラスノヤルスク音楽祭(ロシア) |
吉村七重リサイタル
1、2012年6月29日(金)on request of the
conductor (as this is day of the concert)
八橋検校(古典筝曲) 乱れ(十三絃箏)
吉澤検校(古典筝曲) 千鳥の曲(十三絃箏)
三木稔 結U 森よ(二十絃箏)
休憩
望月京 インテルメッツィ(十三絃箏)
西村朗 七重(二十絃箏)
2、2012年7月1日 (日)
西村朗:炎の幻声 〜二十絃箏と弦楽オーケストラのための協奏曲
指揮:杉山洋一 二十絃箏:吉村七重
3、2012年7月2日 (月)
同上
終了しました
吉村七重 箏リサイタル 2011 <箏曲の新たなる領域> NANAE New Aspect for Koto |
<日時> 2011年11月26日 6時開演〈5時30分開場〉
<会場> JTアートホール アフィニス
<出演者> 吉村七重 二十絃箏 鈴木俊哉
リコーダー
20-stringed Koto Nanae Yoshimura
Recorder Tosiya suzuki
<プログラム>
三善晃 二十絃箏 白から黒へ 変転 〈1982〉
Akira Miyoshi Du Blanc au Noir for 20-stringed
koto ………1982
木下正道 石をつむT………二十絃箏と箏歌のための〈2010/2011〉
Masamichi Kinoshita Piling up Stones T for
20-stringed koto and koto-uta………2010 /2011
伊藤弘之 新作二十絃箏とリコーダーのための〈委嘱作品・初演/2011〉
Hiroyuki Ito New work for 20-stringed
koto and recorder………commissioned by Nanae
Yoshimura /2011 premiere
望月京 インテルメッツィU〈2002〉
Misato Mochizuki Intermezzi U………2002
西村朗 七重………独奏二十絃箏のための〈1988〉
Akira Nishimura Nanae for 20-stringed
koto solo………1988
<入場料> 一般・4,000円/学生・2,000円〈ともに全席自由〉
<主催> 日本現代箏曲研究会
<助成> 芸術文化振興基金/公益財団法人ロームミュージックファンデーション/邦楽振興基金助成事業
・吉村七重箏リサイタル ・フランスアルプス ランダール・フェスティヴァル 2010 |
日時:2010年7月19日〜25日 音楽祭
日時:2010年7月23日 吉村七重箏リサイタル
出演:吉村七重(二十絃箏・十三絃箏)、古屋輝夫(尺八)
曲目 乱れ:八橋検校、箏歌・蕪村五句:湯浅譲二、西村朗:七重、松村禎三:詩曲一番他
写真と現地新聞記事
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吉村七重二十絃箏リサイタル |
日時:2009年7月20日(月) 14:00 開演
場所 和歌山県古座川町 ぼたん荘囲炉裏館
出演 吉村七重(二十絃箏・十三絃箏)
曲目 すばるの七つ 吉松隆作曲
古典箏曲段物 乱 八橋検校(十三絃箏)
五つの小品〜錦木に寄せて〜 長澤勝俊作曲
箏歌・蕪村五句 湯浅譲二作曲
華やぎ 〜箏譚詩集春より 三木稔作曲
「吉村七重二十絃箏の世界」 |
日時:2009年7月19日(日) 15:00 開演
場所 三重県文化会館 小ホール(三重・津)
出演 吉村七重(二十絃箏・十三絃箏)
宮田まゆみ(笙)
曲目 古典箏曲/乱れ
雅楽古典曲/笙独奏曲
吉松隆作曲/星幻譜
湯浅譲二作曲/箏歌 蕪村五句
西村朗作曲/七重
入場料 全席自由 一般 2,500円、学生 1,000円
主催 三重県/(財)三重県文化振興事業団
・吉村七重・鈴木俊哉ジョイントリサイタル ・ブカレスト現代音楽祭 |
吉村七重・鈴木俊哉ジョイントリサイタル
5月19日ケルン日本文化会館
21日ノバーラ音楽院(伊) 同上
内触角的宇宙第3番、 トッカータ:望月京、〜リコーダーと二十絃箏のための〜、琉璃琴:西村朗他
ブカレスト現代音楽祭
24日 吉村七重二十絃箏リサイタル 乱れ、箏歌蕪村五句:湯浅譲二、琉璃琴:西村朗、他
25日 湯浅譲二作品個展 内触角的宇宙第3番 〜リコーダーと二十絃箏のための〜
26日 鈴木俊哉リコーダーリサイタル トッカータ:望月京 〜リコーダーと二十絃箏のための〜
![]() ケルンの風景 |
![]() ケルンの景色を見ながら食べたアスパラガス |
![]() 湯浅先生・鈴木俊哉さんと共に。ブカレスト・アテネ劇場ロビーにて |
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フィンランド ヘルシンキのシベリウス音楽院 | コトの仲間「カンテレ」という楽器 |
吉村七重 箏リサイタル 2009 箏曲の新たなる領域 |
2009.2.20(金)朝日新聞夕刊記事
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フィンランド・バルト三国 吉村七重リサイタルツアー |
![]() タリン郊外の風景 |
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![]() タリン旧市街 |
【国際交流基金主催公演】 第30次三橋貴風・吉村七重ジョイントリサイタル・ツァー 〜メキシコ、グァテマラ、ブラジル、アルゼンチン |
鶴の巣籠り、乱、末の契り、七重、竹籟五章、秋の曲
7月30日メキシコシティ公演 国立芸術院小ホール
31日ワークショップ
8月3日グァテマラ アンティグア市公演
6日グァテマラ・シティ公演
7日ワークショップ
12日ブラジル サルバドール公演
15日サンパウロ公演 サンパウロ中央文化ホールCentro
Culural SaoPaulo
17日ポルトアレグレ公演
19日アルゼンチン・ブエノスアイレス公演 アルベアール劇場
尺八と二十絃箏とオーケストラのための「悲曲変容」牧野由多可作曲
8月 13日 ボイコ・ストイヤーノフ指揮 バヒオフィルハーモニーオーケストラ
【写真】メキシコの記憶 |
2007年 メキシコ・シティー・フェスティバル | |||
演奏者全員とサボテンをバックに撮影 |
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2005年 セルバンティーノ国際音楽祭 | |||
グアナファトの美しい街並み |
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バレンシーナ寺院にて 打楽器グループ タンブッコとの共演 ![]() |
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2004年 モレリア国際音楽祭 | |||
オープニング コンサート 唯是震一:協奏曲第三番![]() |
世界遺産都市モレリア市のカテドラル![]() |
ドイツ・ビュルツブルグ大学日本週間 Hochschule fur Musik unt dem Siebolt Museum Wurzburg |
共催:シーボルト博物館、ビュルツブルグ音楽大学
1、5月8日10:00〜10:30 学生対象ワークショップ、
ビュルツブルグ音楽大学室内楽教室
2、8日 20:00 リサイタル
十三絃箏:六段ー八橋検校、
二十絃箏:五段の調べ(三木稔)、神招琴(佐藤聡明)、琉璃琴(西村朗)
シーボルト博物館
3、9日 21:00 室内楽コンサート
イン・プラス/in +(原田敬子)
Sankt Stephan Church サンクト・シュテファン教会
4、10日 箏ワークショップ:学生と作曲家対象
ビュルツブルグ音楽大学
5、11日 ファイナル・コンサート
箏古典音楽:乱れ・残月
ビュルツブルグ音楽大学シアター
演奏:吉村七重
2007年 3月 三橋貴風.吉村七重 第29次ジョイントリサイタル・ツアー 海外公演 mexico W Festival del Centro Historico de Mexico メキシコ・シティー・フェスティバル メキシコの打楽器グループ「タンブッコ」とのコンサート |
tubucco(打楽器グループ)と共に
3月18日 puebla
3月20日 mexicocity
曲目 松尾祐孝:音音、、「5つの元素」レオポルド・ナヴォア作曲、吉松隆:双魚譜他
3月21日、22日 作曲家のためのワークショップ。
3月23日 三橋貴風.吉村七重 ジョイントリサイタル in
a church
曲目 湯浅譲二:内触覚的宇宙第3番虚空、西村朗:七重、諸井誠:竹籟五章、乱、鶴の巣籠り
2007年 1月 【インドにおける日本年】 JMLセミナー入野義朗音楽研究所主催インド公演 |
2007年1月10日〜21日
出演者および内容:吉村七重=箏リサイタル
古屋和子=語りの舞台
入野智江=インド舞踊
制作:JML入野義郎音楽研究所、主催:現地各機関
曲目:乱・千鳥・三木稔:華やぎ・西村朗:七重 他
<スケジュール>
12日:ナタナカイラリ、クーリヤッタム・フェスティヴァル
13日:トリチュール、ターラム文化協会主催公演
14日:コーチン:ケーララ・fine・arts協会25周年記念フェスティヴァル
17,18日:デリー・公演
![]() 学生にレクチャーする吉村(デリーにて) |
リサイタルの模様を伝える現地新聞記事 |
吉村七重 【箏リサイタル】箏曲の新たなる領域 |
2006年 12月5日(火) 19:00開演
紀尾井小ホール
・四ツ谷駅 (JR線・丸の内線・南北線)麹町口徒歩6分
・麹町駅 2番出口 (有楽町線)徒歩8分
・赤坂見附駅 D出口 (銀座線・丸の内線)徒歩8分
・永田町駅 7番出口 (半蔵門線・有楽町線)徒歩8分
全自由席 \4,000
お問合せ・予約 東京コンサーツ 03-3226-9755
前売り所 紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061
ローソンチケット 0570-000-403
共演 <尺八>三橋貴風+<笛>西川浩平+<笙>真鍋尚之+<十七絃箏>田村法子(以上 日本音楽集団) <太棹>鶴澤三寿々
助成 日本芸術文化振興基金/ロームミュージックファンデーション
制作協力 東京コンサーツ
曲目
♪1995年 池辺晋一郎 /梢にて 〜 二十絃箏のために
♪1999年 細川俊夫 / 箏歌 〜 声と十三絃箏のための
♪2004年 西村朗 / 秘水変幻 〜横笛と二十絃箏のための
♪2006年 委嘱作品・世界初演 久留智之 / 揺の音の数奇
♪2005年 湯浅譲二 / 箏歌「蕪村五句」
三橋貴風.吉村七重 第27次ジョイントリサイタル・ツアー 海外公演 韓国 |
5月5日〜12日
6、7日 ナミソム公演
*日本と同じで雨が多かったのですが合間の晴れ間は緑が実に美しく、素晴らしいものでした。
漢河の中洲、ナミソムではメタセコイヤの植樹もしネームプレートを木に掛けてまいりました、成長が楽しみです。
韓国人のホットな反応に、楽しく演奏してまいりました。
写真のシーンは6日夜のサロンコンサート。ローソクと灯りの素敵な演出でした。
良く見えませんが」後ろの「李朝の屏風」の刺繍は見事なものでした。
吉村七重
<プログラム>
吉松隆:双魚譜
諸井誠:竹籟五章
三木稔:竜田の曲
金美林新作:二十絃箏と尺八のための作品、
湯浅譲二:内触覚的宇宙第三番・虚空
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11日 ソウル公演 Arts Festival Dimension
ケウォン造形芸術大学
ジョイントリサイタル
アニャン市文化会館
*大学のゲストハウスに宿泊でしたので、大学街で久しぶりに元気の良い若人に囲まれて、韓国学生の熱気を感じました。
市民会館はとても良い音響で、演奏しやすいホールでした。
<プログラム>
吉松隆:双魚譜
諸井誠:竹籟五章
西村朗:琉璃琴
金美林新作:二十絃箏と尺八のための作品、
湯浅譲二:内触覚的宇宙第三番・虚空
歴史ある音楽祭の今年のプログラムは特別ゲスト国が日本、我々デュオは3つの世界初演作品を含む2つの演奏会をいたしました。
クラシック部門でリサイタルを1回(松尾祐孝作曲Distraction初演)
コンテンポラリー部門に出演の打楽器グループ・タンブッコの演奏会にゲストとして出演。(松尾祐孝作曲Sound Sound−音音ねね 尺八,二十絃箏、打楽器群のために。レオポルド・ナヴォア作曲cinco
motivos elementales)
この共演はメキシコ在住のヴァイオリニスト黒沼ユリ子氏の発案により実現したもので日本から松尾祐孝氏、メキシコからは民族音楽派のレオポルド・ナヴォア氏が作品を出品。
両方の演奏会共にすこぶる評判がよく、責任をはたせてほっとしましたが、特にタンブッコとの共演ではフェスティヴァル総裁の臨席があり、観客全員のスタンディング・オベイションを得て実に嬉しいことでした。
10月14日5:00開演 吉村七重・三橋貴風ジョイントリサイタル
テアトロ・デ・ミナス
鶴の巣籠り・千鳥の曲・
世界初演松尾祐孝作曲Distraction
竹籟五章・七重・内触覚的宇宙題番 虚空
*新聞記事(milenio.com)の演奏会です
16日12:00 バレンシーナ寺院
打楽器グループ・タンブッコと共に。
世界初演・共演作品
*レオポルド・ナヴォア cinco motivos
elementales
3つの和歌朗読を含み、5元素をタイトルに水音、風音など豊かな情景を。表現
*松尾祐孝 sound sound
4 (音音ーねねー4)
初めの部分は日本の間を活かし、最後には全楽器での一緒に見事なもりあがりを形成。
対照的な作品で観客にとって、コントラストも面白かったと思います
セルバンティーノ国際音楽祭(トップページ:音あり)
上記ページ内、出演者紹介〜吉村七重
同、出演者紹介〜共演者:打楽器グループ・タンブッコ
※文中のリンク先の文章はスペイン語ですので、読めない方は翻訳サイト等をご利用ください。
モン・モンテス・デ・オ カから祝辞を受ける出演者たち![]() |
Sound, sound 4 の初演後、バレンシーナ寺院にて![]() |
シーハット大村 ティータイムコンサート(長崎) 三橋貴風・吉村七重ジョイントリサイタル |
2005 5月20日 14:00開演
曲目:鶴の巣籠り、乱れ、末の契り、竹籟五章(諸井誠)、七重(西村朗)、双魚譜(吉松隆)
主催:シーハット大村
三橋貴風・吉村七重 第25次 ジョイントリサイタルツアー |
主催:各総領事館
3/19(a.m.) | 音大生向けワークショップと演奏 |
3/19、20 | コンサート ハバロフスク ハーモニーコンサートホール。 鶴の巣籠り、乱れ、協奏的二重奏(入野義郎)、竹籟五章(諸井誠)、森よ(三木稔)、双魚譜(吉松隆) 助演:ヤンナ.ベスコム(チェロ) |
3/22、23 | コンサート ウラジオストック 青年劇場 鶴の巣籠り、乱れ、協奏的二重奏(入野義郎)、竹籟五章(諸井誠)、七重(西村朗)、双魚譜(吉松隆) |
3/23(a.m.) | 音大生向けワークショップと演奏 |
三橋貴風・吉村七重 第24次 ジョイントリサイタルツアー メキシコ・モレリア市 モレリア国際音楽祭 |
11/13 | オープニング コンサート(黒沼ユリ子企画) 唯是震一:協奏曲第三番 指揮:小松一彦 モレリア音楽祭オーケストラ 尺八:三橋貴風 箏:吉村七重 |
11/15 | ジョイントリサイタル Templo de las Rosas(ロサ教会) 鶴の巣籠り・乱・千鳥の曲 西村朗:七重 諸井誠:竹籟五章 吉松隆:双魚譜 |
11/16 | 尺八と箏のワークショップ(作曲者向け) |
★ メキシコでのワークショップ風景 ★ 〜黒沼ユリコのメキシコ通信 より〜
「第16回モレリア国際音楽祭」は、11月27日が最終日で、連日15日間繰り広げられた華やかな”音楽の宴”も幕が下ろされました。
すでに数日前からこのファイナル・コンサートのチケットは売り切れとなり、テアトロ・モレロスの入り口には、当日売りを見込んでやって来た人々の残念そうな顔、顔、顔が見受けられました。会場は、ミチョアカン州知事夫妻、モレリア市長夫妻をはじめ、来年の招待国であるブラジル大使館の文化担当書記官、むろん、日本大使館の文化・情報センターの館長はじめ、各界の著名人、それに音楽ファンによって1800席すべてが埋め尽くされ、4日まえにピアノ伴奏でのリサイタルで大成功された日本の代表的なソプラノ歌手の一人、小濱妙美さんと、世界的な名声を博しているメキシコの誇るテノール歌手、フランシスコ・アライサとの「マダム・バタフライ」やドニゼッティの「ランメルモールのルチア」の独唱や二重唱、そして最後の六重唱への期待が、開演のベルの鳴るずっと前から満ち満ちていました。むろん、コンサートは大成功のスタンディング・オベーションつづき、誰もが満足して、笑顔で、このフェスティバルの最終コンサートを楽しみ、「また来年お会いしましょう」の閉幕の挨拶に頷きながら、会場をあとにしていました。
毎年どこかの国が招待国として特別扱いされるこのフェスティバルは、その国からのアーティストのコンサートに特に注目が集中するのですが、今年は日本がテーマ国として招待されていたので、レストランのテーブルなどにも日本の国旗が飾られたり、各街角に立てかけられた看板や、建物の壁面につるされた大きな布製のポスターなどにも
DEDICADOAL JAPON が赤い大きな字で見られました。いかにもモレリア市をあげての「音楽の祭典」という雰囲気がただよい、16日の夜には、カテドラールの真上に何色もの見事な大輪の花火が次つぎと打ち上げられ、びっくりさせられたほどでした。テレビやラジオの同時中継は当然のこと、毎日の新聞の朝刊には前夜のコンサートの大きな写真が載り、そこに同席できなかった聴衆のために様ざまな角度からの報告記事が載ったお陰で、出演者たちは、街を散歩したりカフェテリアに坐っているときに、よく見知らぬ市民から声をかけられたり、サインを求められたりして、ヨーロッパでの音楽祭の空気を私に思い出させてくれたりもしました。日本でも、どこかあまり大きくない地方都市での国際音楽祭では、おそらく同じような光景が見られるのでしょうが、東京とかメキシコ市のような大都会では起こりえない事なのです。そして、つねに誰もが認めている「メキシコ人の音楽好き」と「聴かず嫌いではない」性格が、何よりもこの音楽祭を引き立てていました。99.9999%の聴衆が、生まれて初めて耳にしたはずの日本の古典や現代の音楽にも、まるで吸い込まれるように熱心に耳を傾け、最後の音の余韻も十分に味わってから、あたかもたった今、夢から目覚めたかのような大拍手とブラボーの叫び声が響きわたるのでした。こんなに「音楽聴き上手」の聴衆が待っていたとは、想像もせずにおいでになった日本からのアーティストたちは、異口同音に「メキシコで演奏する(歌う)と、なぜ、こんなに楽しく、私たちを喜ばせて、幸せにしてもらえるのでしょう!」と、言っておられました。むろん、日本の曲のみが演奏されたわけではないので、世界的に有名な曲や歌のあとではなおの事、誰もが立ち上がり、いわゆるスタンディング・オベーションで拍手がなかなか鳴り止まないほど。それは言葉にはなっていなくても、日本人アーティストたちの芸術性を高く評価した上で敬愛し、彼らからの音楽の贈り物に、心からの感謝をしていることが良く表れていた、と私には思えました。
もうひとつ、このフェスティバルが持つ特徴は、外来のアーティストたちに必ずマスタ−クラスやワークショップをしてもらうことです。この逆、つまり夏季講習会(サマー・キャンプ)などで、昼間はレッスンや講義をして、夜には講師達の演奏会がある、という例はどこにもありますが。アメリカ大陸最古を自慢にもしている1743年創立のコンセルバトーリオ・デ・ラス・ロッサス(ラス・ロッサス音楽学校)を会場に、この学校の学生や市立芸術センターの学生などが、無料でレッスンを受けたり、聴講生として参加できるのです。
そして今年は、そのお陰で、エポックメーキングな出来事が実現し、この音楽学校の歴史に新しい1ページが加わりました。それは、尺八奏者の三橋貴風さんと、お琴(二十絃箏)奏者の吉村七重さんが、ワークショップをなさったことです。吉村さんが「ステージの上に来たい方はどうぞ」の声に、何十人もの学生たちがお琴の周りに集まり、千年以上も古いこの完成された美しさの楽器を間近に見つめるのみでなく、何人かの学生は、実際に爪まで借りて、自分で絃を鳴らすことも許され、感動と興奮を隠せずにいました。墨で書かれた古典曲の楽譜が参加者の手から手へと渡されましたが、実際にそれを手にすることはできても、むろん、チンプンカンプンで上下をさかさまに読んで(読む努力をして)いたのは当然としても、日本の作曲家による現代作品が五線譜に書かれている楽譜でさえ、様ざまなこれまで見たことのない記号(奏法の指示)に、目を丸くし、いかにして、どんな音が出せるのかなどの質問が次つぎと飛び出しました。西洋楽器のハープでは不可能な、駒(ブリッジ)を移動することによって得られる無限に近い微妙な音を作ることが出来るKOTOという楽器に、大きな関心がよせられました。
尺八の方は、三橋さんご自身の楽器しかなかったため、参加者に試し吹きを許すことはできませんでしたが、ケーナやリコーダーに似ていながら、尺八が持つ可能性は、それらの楽器とはまったく違って、「何でも、どうにでも吹ける」楽器であることが説明され、驚かれていました。
ここでも、メキシコ人たちの「新しいもの」に対する好奇心の強さが示され、外来の文化を容易に受け入れながら培って形づくられて来た「今日のメキシコ文化」の築かれ方を見る思いがしました。
吉村さんも三橋さんも今年で創立40周年を迎えた「日本音楽集団」の代表格の方がたなので、それを記念してこの夏、世界中から邦楽器も使った新作の国際コンクールが行われたことも紹介されました。そのために、インターネットのホームページに琴、三味線、尺八、琵琶、横笛、笙など、邦楽器の歴史、奏法、音域などの説明や解説が英文で載っていることも知らされ、みな熱心にそのページの開き方をメモしていました。もしかすると5年後の第2回国際コンクールには、今回ここモレリアでのこの会に出席した誰かの作品も、応募作品の中に見つかるようなことになるかも知れません。そんなことを想像するだけでも、楽しいではありませんか!
日本では私たちはごく普通に、西洋音楽を日本人の弾くピアノやヴァイオリンの演奏で聴いていますが、もしも、21世紀には日本の楽器のために書かれた作品が外国人によって海外でも演奏されるようになることを期待したいのであれば、今回のようなプロモーションが不可欠なのです。そんな意味も含めて、このモレリア国際音楽祭は、日本とメキシコの文化交流をますます実り豊なものにするための大きな役割を果たした、と私は信じております。(バイオリニスト黒沼ユリコ氏)
★ 旅行記 ★ 〜「俳句雑誌」創生への寄稿〜
創生15周年おめでとうございます。世界中いろいろな国を訪れるとそこには必ず「俳句の会」があり多くの方々がそれぞれの言語で楽しんでいるのをみると、俳句の完成された普遍性を感じ、日本の文化に改めて誇りを感じます。
11月8日メキシコ行きの飛行機で書き始めたこの稿でしたが、郷にいっては郷にしたがい演奏以外はのんびーりすごしたので、結局日本に持ち帰ることになりました。
私は箏(こと)演奏家ですが、「それは何をする者なのか?」という疑問がおありだろうと思います、事実最も身近な馬洗伯父から「なにしているのか書くように」と指令を受けました。
メキシコへは、湖と緑豊かな世界遺産指定都市モレリア市(都市イメージとしては金沢、ミチオカン州都)主催の第16回モレリア国際音楽祭出演のために三橋貴風(尺八)他スタッフ1名と参りました。
今年はテーマ国(協力)が日本、メキシコ在住のヴァイオリニスト黒沼ユリ子氏のコーディネイトでゲストは我々のほか指揮の小松一彦氏、ソプラノの小濱妙美氏。我々2名は音楽祭のオープニングコンサートでのオーケストラとの協奏曲、古く美しい教会でのジョイントリサイタル、音楽大学での学生、作曲家向けワークショップ等をこなし御蔭様で大変に喜んでいただきました。
特にうれしかったのはワークショップに参加した学生の目の輝き、熱心にメモを取り終了後何人かは、ホテルまで荷物運搬を手伝ってくれました。
9月〜10月には同メンバーでウィーン(在オーストリア日本大使館主催)シュライヤーン音楽祭、ケルン日本文化会館(ドイツ)サンクトペテルスブルグ、モスクワ、コストロマ、ルイビンスク、ヤロスラブリ(ロシア、モスクワ音楽院主催)へ演奏旅行に行きました。一箇所に滞在する音楽祭と違いツァーは楽器を持っての移動が大変です。ロシアでは聞いたことのない都市名があるとおもいますが、観光以外の日本人が訪れるのは初めてだということでした。
リサイタルは前半が尺八、箏の古典(歌も含む)、後半は現代音楽(二十絃箏使用)我々のために作曲された日本の優れた作品を紹介します。日本の箏、尺八は各国の民族楽器のなかでも器楽的な完成度が高いという世界的評価があり、私は日本でのリサイタル他で多くの現代音楽作品を初演し海外でそれらの作品を演奏しています。
来年は再びメキシコの有名なセルバンティーノ音楽祭に、タンブッコという人気のたかい打楽器のグループと箏、尺八の組み合わせでメキシコ、日本それぞれの国の作曲家が新作を書くという面白い企画で招待されています。
考えてみれば以前は一方的に日本の音楽を紹介する演奏会をしてきましたが、気が付けば近年は相手国のアーティストとのコラボレーションをすることも多くなってきて、日本の楽器の知名度が高くなっていることを感じます。
地元日本での知名度が今ひとつの邦楽器ですが、やっと義務教育に邦楽器が組み入れられたのを機会に日常的に聴いていただける様になる事を願ってやみません。(箏演奏家 吉村七重)