活字の源流をたずねて【要旨】


発表:1990年7月<私家本>

 「活字の世界」を尋ね歩くことをライフワークと定めて数年が経つ。
 そんな中で、「もともとの活字の源流は?」を教えられたのは次の二著であった。
『夢渓筆談』
沈括著・梅原郁訳注(平凡社東洋文庫)
『中国の印刷術(2)』
T.F.カーター著・薮内清ほか訳注(平凡社東洋文庫)

 『夢渓筆談』では、「中国・北宋の慶暦年間(1041-1048)に、畢昇という人が膠泥を使って字を刻み、銅銭のように薄くし、一字ごとに一活字として火で堅く焼く。という方式を考案した。」と教えられ、
 『中国の印刷術』では、「モンゴル王朝の1313年に王禎という人が、一定の高さに揃えた木ゴマを作り、それに文字を刻んで印刷した。」ということを教えられたのである。
 従来に教えられていたグーテンベルクが活字の始まりという解釈は、「近代式印刷術の始祖」としては正しいが、「活字及び活字印刷」の発明者では無かったという事を知ったのである。

 それらのことを自己流に咀嚼して、頭の中での理解の順序をかみしめながら、原稿用紙の上に記したのがこの一文である。



興味がおありでしたら、全文(8ページ)をご覧になってみて下さい。

「活字の源流をたずねて」の全文を見る。


ホームの目次へ