スクープ第2弾! 最新ユニット登場?





 背中に大きなプロペラを背負い、その力を借りてテイクオフできる「モーターパラグライダー」は、その利便性から近年その愛好者を増やしてきている。我々「空の飛びかた」取材班も、そんなモーターパラの動向について精力的な調査を行ってきたが、このたびパラグライダーメーカー「売一工商」にて開発が進められている新型パワーユニットについての衝撃的な情報を入手した。

BK Jet外観
 そう、前々から噂のあったBK THE ツインジェットの実態が判明したのである。

 何といってもその特徴は、スカイスポーツ界では初めてのジェットエンジンを採用していることに尽きる。旧モデルでのパワー不足を感じていたパイロットには福音と言えるだろう。
 その推力は、1基当たりで2500kg以上という。パイロットの両側に配置されたこの2基のターボファン式ジェットエンジンから生み出される圧倒的かつアバンギャルドな推力は、必ずやエンスーなマニア諸氏をも満足させるに違いない。
 同時に我々は地下組織を通じて開発関係者のコメントをとることができたが、それによると

「とにかくジェットエンジンの威力は特筆に値するね。軽くスロットルを吹かしてやるだけであっという間に成層圏まで上昇できるんだよ。その加速は、まさにロケットスタート。それにいざという時のために自爆装置(ファンファーレ付)まで用意されているので安心だね。」
 とのことである。(下はロゴデザイン)

BK Jetロゴ


 なお気になる価格だが、メーカーでは今のところ8000万円というたいへんリーズナブルな設定を計画しているらしい。また更なるパワーアップのためのオプションとして、アフターバーナー付きモデルもラインナップされる予定だ。同時に「BK THE ツインジェット」専用の生命保険も新たに発売される模様で、こちらも年間契約で5000万円/1年という常識的な商品となるようだ。
(1998.9)




もどる