救急法の諸原則と迷信

3. なんでもライス!




やーやー、皆の衆、元気かや?

 沙夢尊おじさん、老いて益々盛ん、この前なんか・・・てな嘘はやめて(^^;;;  今日の話しはライスのお話だよ。


3なんでもかんでもライス・ライス(^^)(^^)

 おっとそこの君!
 ハツオンが違うぞ、ハツオンが!
 君のはLICE、それじゃあシラミになっちまうぞ。
 沙夢尊おじさんのはRICEだ。


 これは超有名な原則だけどさ、救急法に突入すると、綺麗さっぱり忘れてしまう事も多いんだよな。
 これは
  REST=安静にする
  ICING=冷却する
  COMPRESSION=圧迫する
  ELEVATION=持ち上げる

 の頭文字を取った語呂合わせなんだよな。

 救急法ってのは、主に外傷に対する一番最初の手当ての事なんだが、特に切り傷・打撲には、全てこのライスが有効なんだ。
 捻挫とか骨折にも、一部使えない原則があるけど、そこそこ有効って言っていいんだ。

レスト
安静、これは怪我したら当然の事だよね。そもそも動けば痛いしさ。

アイシング
これは後で詳しく説明するけど、氷水を使って冷やすと、血管が収縮して、出血しにくくなるわけだ。外出血は出過ぎると大変な事になるし、内出血も必要以上に出ると、後々ロクな事ないから、抑えた方が賢明なんだ。

コンプレッション
圧迫をすれば当然血管が小さくなるから、必要以上に出血しなくなるわけだね。 結局これも出血の事に関してだ。 四つの原則の内、捻挫とか骨折にはつかえないのがこのコンプレッションだ。内出血で腫れてくる場合があるからね、痛くて仕方ないよ。

エレベーション
高い位置にすれば、圧力が低くなるから、出血しにくくなる、まあ結局全部必要以上に出血をしにくいようにしているわけだ。


 さあてと、今回はこんだけだ。
もうちょっとこれが続くよ。



ページ最終更新:1997/6


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