骨折の手当て  一般的知識

1. 骨折の判断基準




 さて皆さん、前回はアイスマッサージの効く理由だったね。

 アイス・マッサージは古傷、オーバーワークには絶大な効果がある、そういう事でした。これくらいでアイシングの事は終わりにしましょう。

 さて、今回から骨折の事に関して少しずつ書いてゆきます。
 今回は骨折の一般的な事に関して、そしてそれが終わってからパラ・ハングで一番怖い脊椎損傷の事についてじっくりとお話しして行きます。

 骨折の一般的な判断基準。
 これはね、先ず痛い、猛烈に痛い!
 それと腫れる、すぐには腫れない場合も有るけど、大概はポンポンに腫れてきます。
 それから完全に折れている(完全骨折という)場合は変形だね、勿論変色もします。
 それから異常可動性って、普通じゃ動かないような動きをするゴリゴリ音がする折れた先が動かしにくい・・・そんな事だね。


 さて、注意して欲しいのは、上にあげたさまざまな症状は、あくまで「教科書的症状」だって事だ。
 この意味はね、ようするに「こういう事もある」という意味なんだ。

 骨折していても、必ずしも全部の症状が出現するわけじゃない。
 痛くもなく、腫れてもなく、変形もなく、変色もなく、触ったらフニャフニャって動いたって例もあります。(コワ〜〜〜〜(^^;;;(^^;;;)


 そこで出てくる言葉、ジャジャ〜〜〜ン!!
 一番最初に教えたね、「疑わしきはそのように」。

 これは救急法の鉄則で一番大事な言葉です。
 より重い方に、より危ない方に判断を間違えるってのは、常に正しい事なのだ。なぜって、私たちはシロートだからだ。

 じゃ、骨折してるかもしんないって判断したらどうするべきか。
 当然だね、固定してお医者さんのとこに運び込む

 じゃ、どうやって固定すべきか。


 それは次回のココロダ〜〜〜〜(^^)/



ページ最終更新:1999/10


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