古傷への手当てにアイシング

2. アイスマッサージの効く理由




 今回もまた、大変遅くなって済みませんでした。m(_ _)mペコリッ

 前回は古傷へのアイスマッサージの応用の話だったね。
 古傷になってしまったもの、それからオーバーユースで痛みが きやすいもの・・
 例えばテニス肘とか野球肩とかだ、こういうものにはアイスマッサージが大変良く効く。

 今回はその理屈を簡単に説明しよう。

 これには二つの理由があって、一つはマッサージする事だ。
 マッサージする事によって、血液の循環が良くなる。
 血液が良く流れれば、酸素も来るし栄養も来るから、筋肉の肥大とかもしやすくなる。

これは分かりやすいね。


 二つ目の理由がちょっと面白いんだ。
 これはね、血管の「リバウンド」という現象を利用しているんだよ。

 血管は単なる管じゃないんだ、筋肉で出来ている、動きのある管なんだな。
 だから収縮したり膨張したりするんだよ。
 そのメカニズムを利用するんだ。

 つまり、グンと冷やすと血管は冷やされて収縮する。
 そしてそれがお風呂などで急激に温められると、反動で大きく膨張するんだ。

 これを「リバウンド」というんだが、これを意図的に起こして血行を改善させるわけだ。


 このようにアイスマッサージは痛む所、古傷になっている所を部分的にピックアップして血行を改善させる方法だ。
 血行を部分的に改善する方法は、他にも色々ある。
 赤外線を当てたり、ホットパックをあてたり、マッサージをしたりね。

 でもこのアイスマッサージは血行を改善する究極の手段なんだよ。
 今まで色々な方法でやってみたけど治らなかった古傷の痛みが、アイスマッサージで改善されたという報告は沢山ある。

 但し氷で直接コスルから、びしょ濡れになるし、背中・腰なんかは自分じゃ出来ないから人に頼まなければならないし、面倒な事は確かだけどね。

 それと一旦古傷にしてしまうと、少々の事では治らなくなってしまうから、そうさせない事の方が大事だよ。
 つまり一番最初のアイシングだね!


 では、今回はここまで(^^)/



ページ最終更新:1998/12


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