古傷への手当てにアイシング

1. アイシングの古傷への応用




 みなさん、遅くなって御免なさいね。

 あはははは、事故ってしまったのだ。(^^;;;(^^;;;
 バイクで追い越しで無茶して、先頭車両が右折するのを見落として、どっかん突っ込んでしまった。
 左鎖骨と肋骨を4本ばかりきれいに折っちゃった!

 ま、鎖骨は予備がもう一本あるし、肋骨なんて左右で24本もあるんだから4本くらいどってことないんだけど、ぐすん、バイクがああ〜〜〜(;_;)(;_;)
 ま、二週間で痛みも殆どなくなった事だし、愚痴はこれくらいにして今回は古傷へのアイシングの応用についてお話しするね。


 前回までは、傷ついた内部は様々な過程を経て「瘢痕」という組織に置き換えられて治癒完了する、しかしその「瘢痕」組織は筋肉ではなく、運動には参加しないし、収縮率も違い、筋肉組織とは馴染みが悪いので、あんまり大きくしないようにしなければならないという話だった。
 今回はじゃ、その瘢痕を不幸にして大きくしてしまったらどうしようかというお話しだ。

 う〜〜ん、そう言うと、何だか瘢痕組織を修復するような言い方になってしまうから、実際を言うとそこまで言い切っていいのかどうか、ちょっと自信ないんだけど、ま、とにかく古傷になってしまったらどうするかってお話しだ。

 なんでかって言うと、現在の医学の定説では「瘢痕は修復しない」って事になっているからなんだ。
 でも、実際に古傷になってジクジクと痛むような場合とか、ちょっと使いすぎるとすぐに痛みが来るような場合、これから説明する「アイスマッサージ」を根気よくやっていると、次第に痛みが消えて来るんだよ。
 だから「瘢痕は修復しない」ってのは、ちょっと例外もあるんじゃないかと思って居るんだけど、それはここでの問題じゃないな。
 じゃ、「アイスマッサージ」の説明をしよう。


 「アイスマッサージ」は広い意味においては「アイシング」の一つである事は間違いない。
 しかし前回までに述べた「アイシング・バケツ法」「アイス・バッグ法」は救急手当てとして行われるものだ。
 今回述べる「アイス・マッサージ法」は救急ではなくて、慢性化した痛み、古傷の痛みに対して行うものだ。
 野球肘、テニス肘、オーバーワークで局部的に痛い、昔の打ち身が使いすぎると痛んでくる、恋の痛手が治らない・・・・とこれは違ったな、ガハハハハハハ!

 方法は簡単だ。

1 紙コップ(ポリコップでもいい)に水を入れて凍らせる。
2 氷を取り出してタオルなどで掴んで、氷の面で痛い所をこする。
3 こする方向は下から上へ、末端から中央へ、心臓の方向にこする。
4 しっかり冷えて感覚がなくなるくらいまでこする。(15分〜20分)
5 その直後にお風呂に入る。

 どうだ、簡単でしょ。(^_^)v

 根気よく丁寧に何回も何回もやっている内に、必ず痛みは徐々に消えて来ます。
 じゃ、次回に何でこういう現象が起こるのか、詳しく説明して上げるね。

 では、バイバイ(^^)/


   あちこちアイスマッサージが必要な サムソン in 飛騨高山でした。



ページ最終更新:1998/10


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