捻挫・打撲にはアイシング

4. だからアイシング




 さあ、みなさん、少し遅くなったけど、続きだよ。
今回は、

「3.まずまず楽しく終わって家に帰り、ゆっくりとお風呂に入る。(^^)
 ビールもおいし〜い! (^ρ^) ジュルジュルー」
「4.朝起きてびっくり、足がポンポンに腫れている。」

 の二つを解説しよう。

 前回の書き込みで「えんどるふぃん」とやらの話をしたね。
 捻挫が結構酷くても、コーフンしてたりすると、この「えんどるふぃん」とやらの作用で案外動けるものなんだ。
 だから案外軽く見がちなんだけど、これこそ大間違い。

 捻挫とか打撲などは「挫傷」というジャンルなんだけど、ま、平たく言えば筋肉組織が部分的にちぎれたりして損傷している姿なんだな。
 と言う事は、必ず大なり小なり「内出血」をしているわけだ。
 この内出血が壊れた組織を建て直してくれる大事な要素なんだけど、過ぎたるは及ばざる如しで、内出血を酷くしてしまうと、後々の修復に非常に問題が出てくる。
 だから、「3」のお風呂とかビールとかいうのは、大間違いなんだよ。
 判るでしょ。

 どっちも血管を広げて血行を良くする作用があるからだ。
 だから怪我をしたその時は、温めてはいけない、ビールなど飲んではいけない、運動をしてもいけない、勿論エッチもしてはいけないわけだ!

 捻挫とか打撲とかの柔らかい組織を傷めた場合の修復のシステムは、壊れた組織から放出される物質とか出血による様々な物質の放出により(詳しくは説明できんのだ、ガハハハハハ!!)最終的には「瘢痕」という組織に置き換えられて、壊れた組織を充填して修復が完了する。

 ところがこの瘢痕という組織が問題で、これは筋肉じゃないんだ。
 だから運動には参加しないわけ。

 おまけに筋肉とは収縮の度合いが少々異なっているらしく、筋肉組織にぴったりとは馴染まないらしい。
 これがどういうような現象となって現れるかというと、「傷の周辺が引きつるような痛みがある」「古傷が傷む」「運動するといつまでも鈍痛がある」「(特に肉離れは)再び怪我しやすい」という現象になって現れる。
 要するに「瘢痕」という組織は、壊れた組織を修復するのに必要不可欠なんだけど、それが大きくなり過ぎても困るってわけだ。

 それを必要最小限に留めるテクニックが「アイシング」なわけです。\(^0^)/

 一番望ましいのは怪我した直後からアイシングを始める事。
 最低限家に帰ってからででも良いから、アイシングしなくてはならない。

 え?
 足だけ出してれば、お風呂に入っていいでしょって?
 ブーー!!
 あ〜た、血液は全身を巡っているんだよ。
 あったまった血液が怪我の部位を巡れば、温めているのと同じジャンカ!

 じゃ、次回はどういう方法で、どういうやり方でアイシングするか、詳しく説明するね。

ばいば〜〜い(^_^)/〜



ページ最終更新:1998/2


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