- この日、天気は良かったのですが風が強く不安定だったため、フライトせずに風待ちをしていました。 バタバタッという音に気付いてふり返ると、近くの畑に敷かれていた農事用ビニールが今まさに巻き上げられようとしている瞬間でした。
- つむじ風が発生したらしく土煙が上がるとともに、そのビニールが畑から引き剥がされてゆきます。激しく回転する空気の渦はやがて、ビニールを空高く運び上げてゆきました。
- 空に浮かんだそれは、上昇気流を受けてくねるようにはためき、まるで天空へと登ってゆく竜のよう。
- 「竜」は高度100〜200mの空を悠然と飛んだ後、ゆっくりと地上へと舞い降りてゆきました。
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