正面から吹き付ける南風を受けて、山の頂上の斜面からテイクオフ。暖まった空気の塊の中に入り、一緒に上昇してゆく時の快感はパラグライダーにおいての至上の歓びです。 聞こえるのは自分の機体が風を切る音と、上昇を知らせる計器(バリオメーター)の心地良い電子音。 その上昇気流帯(サーマル)から出てしまわないように、バンクをかけた360°旋回を続けます。 「もっと高く、もっと上がれ!!」 フライヤーの望みは尽きません。 目次へもどる 次へ