GoProHD2 で静止画を撮る





 2011年秋に、GoProHD HERO(写真左:以下HD1と略)の後継機であるGoProHD HERO 2(写真右:以下HD2と略)が出ました。
 動画の場合、最大解像度でフルHDの1920*1080(30FPS)というのは変わりありませんが、170度の最大画角でのフルHD記録が可能になったことや、120FPSというフレームレートに対応したり、暗い場所での画質が飛躍的に向上したりしています。
 そして静止画も、2592*1944pixelの500万画素だったのが、3840*2880pixelの1100万画素にアップしています。本体前面にあるLCDディスプレイも詳細なものになって、今までの暗号のような3桁の文字表示からも開放されました。

 大きさやボタン配置等は全く同じなので、前モデルのハウジング類はすべて使えます。HDTVポートが無くなった代わりにミニHDMI端子と外部ステレオマイク端子が新設されました。今まで前面にしかなかった撮影中を示す赤LEDが上面・背面・側面に増設されたので、撮影開始しているか確認するためにカメラを覗き込んでいる自分の情けない顔を写さずにすむようになりました。


 外観はほとんど同じものの中身は堅実に進化しているようです。そこで前回DRIFT HDを比較したのと同じ場所で比較してみます。DRIFT HDは処分してしまったので、HD1とHD2のみの比較です。左がHD1、右がHD2です。


Exif情報 HD1:ISO100 F3.6 1/2161秒(1.7MB)   /   HD2:ISO100 F2.8 1/4740秒(1.6MB)

 一番上が何のレタッチも加えていない全体図で、これを見るとHD1の方が少しだけ画角が広いようです。両者で多少色合いが異なりますが、この程度であればJPEGデータであっても無理なく調整できると思います。(地上は雲の陰で光量が少ない割に、雲は背後の太陽で明るいという撮影には厳しい条件でしたので、地上物が少々暗く写ってる点はご了承ください。)
 次に各部分の拡大画像を見ていきますと、そこはスペック通り。HD2の方が解像感が感じられます。画面中央のビルの窓のエッジもしっかりしてるし、一番下の画像にある椰子の葉も、頑張って結像している感じです。両者ともノイズが多めですが、私の場合は晴天昼間の空撮が目的なので、大きな問題にはならないと思います。

 前回比較したDRIFT HD(900万画素)は、特に画面周辺部においてHD1(500万画素)に対してかなり解像感に欠けていましたが、HD2(1100万画素)はHD1の後継機として期待に応えてくれてる感じです。

 画面左端にある時計や自動販売機を拡大したのが下です。ここまで拡大する必要があるのかと思わないでもないですが、写りを判断するひとつの材料になるかと思います。パープルフリンジもHD2の方はほとんど出ていないのがお分かりいただけると思います。






ページ最終更新:2012/5

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