キリストの復活について

 今、すぐにあなたにキリストの復活を認めなさい、とは言いません。だが、次のことは歴史的事実として、万人が認めなければなりません。

  1. 第一世紀の半ば近く(AD30年)に、イエス・キリストがエルサレムの都の郊外で十字架にかけられて、死んだこと。

  2. イエス・キリストが、死後三日目に復活したとエルサレムの都でまず信じられ、宣伝されたこと。

  3. その直後、クリスチャンに対する大迫害が起り、多くのクリスチャンが殉教した。しかし、キリストの信者の数は増え続けたこと。

 上記の三つのことを疑う人は、どの百科事典でもよいから調べてください。そうしたらこれらの三つのことが歴史的事実であることがわかるでしょう。

 さらに、これら三つの事実から、何が推理されるでしょうか。(今ここで、すぐにキリストの復活を信じなくてもよいです。)次の事は認めなければなりません。

 もし、キリストの墓が空になっていなかったなら、どうしてキリストが復活したと宣伝されたのでしょうか。そして、どうして多くの人々が、そのために殉教するほど信じることができたのでしょうか。墓の中にキリストの死体があったなら、だれもキリストの復活を信じなかったはずです。

 この事から、キリストの墓が空になったことが事実であることは明白です。

 では次に、どうしてキリストの墓が空になったのでしょうか。

  1. 誰かがキリストの死体を盗んだ。

  2. 真実にキリストが復活された。