家庭が第一である。家族を愛する。これは大変すばらしい考えです。国家、社会も人間の集団です。国家のため、社会のためだと言って個人の利益、福祉、自由、権利を侵すことは、結局国家、社会のためになりません。だからと言って個人の利益を追及し過ぎて、社会全体に迷惑や害を与えることも許されるべきではありません。では、そのバランスをどこで取るべきでしょうか。
個人の利益も、社会の利益をも守る方法があるでしょうか?
あります!
それはあなたの考えている愛です。家族を愛する、人を愛する、社会を愛することです。
人を愛することができぬ人間は、社会の害虫です。
しかし、ここで言う愛とは自己犠牲の愛です。それは愛する者のために自分のいのちをも捨てる愛です。
ここであなたに質問いたします。あなたは本当に、人間にはあなたが命がけで愛する価値があると思っておられますか?