日本イエス・キリスト教団 信仰告白

(1981年、第31回日本イエス・キリスト教団総会にて採択)



 わたしたちは、信じて告白します。

 旧新約聖書は,すべて神の霊感を受けて書かれた、誤りのない神のことばであり、キリストをあかしし、福音の真理を示すもので、教会の拠って立つただ一つの正典です。聖書は、わたしたちに、神と救いについて完全な知識を与えるものであり、信仰と生活の基準です。

 主イエス・キリストによって啓示され、聖書にあかしされた唯一の神は父と子と聖霊の三位一体の神であり、その本質において同一です。

 イエス・キリストは神のひとり子であり、わたしたちを罪から救うために人となり、身代わりとなって十字架にかかり、ただ一度ご自身を完全な犠牲として神にささげ、あがないを成就されました。その復活は永遠のいのちの保証です。天に昇られた主は、キリストの日に至るまで、わたしたちのためにとりなしておられます。

 わたしたちは、神の恵みにより、ただキリストを信じる信仰によって義とされ、罪をゆるされ、神と和解し、新たに生まれて神の子とされます。わたしたちは、キリストの血によってすべての罪からきよめられ、神のものとされ、聖霊のバプテスマを受け、その内住による全き支配によって主のかたちに変えられていきます。主は再び来られ、わたしたちをご自身の栄光のからだと同じかたちに変えて、永遠のみ国をつぐ者とされます。

 教会は、キリストのからだであって、神に召された聖徒の集まりです。教会は、公同の礼拝を守り主の命にこたえて、福音を正しく宣べ伝え、聖礼典を行い、聖徒をととのえ、主に仕えつつ愛のわざを励み、主が再び来られるのを待ち望みます。

 わたしたちは、このように信じ、代々の聖徒と共に、使徒信条を告白します。

<使徒信条>

 我は天地の造り主,全能の父なる神を信ず。我はその独り子,我らの主,イエス・キリストを信ず。主は聖霊によりてやどり,処女マリヤより生れ,ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け,十字架につけられ,死にて葬られ,陰府にくだり,三日目に死人のうちよりよみがえり,天に昇り,全能の父なる神の右に坐したまえり,かしこより来りて,生ける者と死ねる者とを審きたまわん。我は聖霊を信ず,聖なる公同の教会,聖徒の交わり,罪の赦し,身体のよみがえり,永遠の生命を信ず。アーメン。


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