極東500/700hpa解析天気図 (AXFE578) | |||||||||
鉛直流図、渦度解析図といわれるものである。鉛直軸の周りの回転運動を伴う流れの部分を渦といい、 その回転速度の2倍を渦度と呼ぶ。真っ直ぐな流れでも速度シアーのある部分には渦度が存在する。 西風の場(偏西風域)で、南方ほど風が強い、または北方の風が弱い所では正(+)の渦度とし、反対に 南方の風が弱い、または北方の風が強い所では負(ー)の渦度とする。ということより、北半球に於いて 反時計回り、つまり低気圧性の回転を正(+)の渦度といい、吹き込みと風の上昇場となる。また、時計 回り、つまり高気圧性の回転を負(ー)の渦度といい、吹き出しと風の下降場になる。 500hpa面では、この渦度があまり変化することなく偏西風に流され移動する傾向があり、上空の気圧 の谷(トラフ)が発達するとそれに対応する渦度域の極大値が大きくなる 投影法:ステレオ法(正確図法) 標準緯線:N60°縮尺:1/20000000 基準高度:5700m 等高線(実線):60m間隔 (太実線)300m間隔 高度は120m毎に表示 等渦度線:渦度0の等渦度線は実線。その他は渦度40(x10-6/sec)毎に±200まで破線で表示する。 陰影(縦縞)部分は正(+)の渦度領域で、渦度の極大値と極小値が数値で示される。 C=寒気 W=暖気 日本時間の9/21時に発表される 1)地上天気図の高/低気圧の位置の確認とその発達、衰弱は? 2)地上天気図の前線の位置の確認(渦度0の線の走行) 3)地上天気図の低気圧の移動方向の予測 4)上昇流域と700hPa面の湿域との位置対応は? |
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