Brass Ensemble

ここではブラスアンサンブルのCDをご紹介します。
私はどちらかというと同族の楽器で集まってアンサンブルをやるよりも、金管5重奏や10重奏の方が好きです。
という訳でTubaアンサンブルよりもこちらのブラスアンサンブルの方がCDの枚数もずっとたくさん持っています。

タイトル CARMEN:BOLD AS BRASS
(Fun House 28ED-7013 国内版)
演奏者 LONDON BRASS
メンバー Roderick Franks(Trp), NigelGomm(Trp), Michael Laird(Trp), Ann McAneney(Trp), Frank Lloyd(Hn), Roger Harvey(Trb), David Purser(Trb), Lynsay Shilling(Trb), Raymond Premru(Trb), David Stewart(Trb), John Fletcher(Tuba), David Corkhill(Per), Charles Fulbrook(Per)
曲目 Bizet/ カルメン組曲、Faure/ ピエ・イエズス
Debussy/ 小さな黒ん坊、ゴリウォーグのケークウォーク、月の光、仮面
Ravel/ リゴードン、道化師の朝の歌、亡き王女の為のパヴァーヌ、美女と野獣の対話、ボレロ
ロンドンブラス最初のCDにして、J.フレッチャー氏の最後のCD。 ラヴェルの美女と野獣の対話(マ・メール・ロワより)ではフレッチァー氏の素晴らしいソロが聴けます。  それにしてもラヴェルの小品4曲は編曲が難しい..指揮者なしで本当に演奏しているのだろうか...すごすぎる。
タイトル BACCHANALES
(Nimbus NIM 5004)
演奏者 EQUALE BRASS
メンバー JOHN WALLACE(Trp), JOHN MILLER(Trp), MICHAEL THOMPSON(Hn), PRTER GOODWIN(Trb), JOHN JENKINS(Tuba)
曲目 Peter Warlock/ Capriol Suite, Francis Poulenc/ Suite, Malcolm Arnold/ Quintet, Francois Couperin/ Suite, Bela Bartok/ Hungarian Pictures
1stトランペットのJ.ウォレス氏は、当時フィルハーモニア管の首席で、Equale Brassのメンバーも皆フィルハーモニアのメンバーだったようです。 Equale Brassでの録音はこれしか知りませんが、J.ウォレス氏は他にウォレス・コレクションというグループも持っているのでそちらの方が有名ですね。 この録音の中では最後のハンガリアン・スケッチの5重奏編曲がなかなか面白いです。アーノルドは手堅い演奏という感じ。 Tubaのジェンキンス氏については詳しいことはわかりません。(楽器はもちろんベッソン(B&H)です) ちなみにこのCDはオーディオメーカ「クォード」のデモ用CDとして使われていたようです。  そうそうメンバー5人のうち3人の名前がJOHNというのもスゴイですね...。(録音:1982年12月)
タイトル RUSSIAN BRASS
(ASV CRCB-117:国内版)
演奏者 THE ENGLISH BRASS ENSEMBLE
メンバー Paul Archibald(Trp), Richard Martin(Trp), James Handy(Hn), David Whitson(Trb), James Gourlay(Tuba)
曲目 Sergei Prokofiev/ Ten Pieces from "Romeo and Juliet", Piano Sonata No.7(Op.83),
Dmitry Shostakovich/ String Quartet No.7(Op.108)
プロコのロメ・ジュリは上記メンバーにTrp 3人、Hn 2人、Trb 1人、BTrb 1人、Euph 1人、Tuba 1人、打楽器1人が加わっているようですが名前は出ていません。 この演奏に使われている組曲は、プロコフィエフ自身がピアノ組曲に編曲したものを元にアーチボルト氏が金管大編成のアンサンブルに編曲しているとの事です。 この演奏もなかなかすばらしいですが、さらにショスタコの弦楽四重奏曲は絶品です。(5重奏に編曲されていますが難しそう)
Trpのアーチボルト氏はPJBEのメンバーでもあり、ロイヤル・フィルの首席です。 Tubaのグアレイ氏はソロのCDも出しています。 国内版のCDジャケットはヒルスのEuphが写っていますが、演奏内容や演奏団体とは全然関係ないものと思われます。(録音:1988年6月)
タイトル DAS DEUTSCHE BLECHBLEASERQUINTETT
(audite 361.401)
演奏者 GERMAN BRASS
メンバー Konradin Groth(Trp), Martin Kretzer(Trp), Richard Steuart(Trp), Wolfgang Gaag(Hn), Enrique Crespo(Trb), Walter Hilgers(Bariton/Tuba/Kontrabasposaune), Dieter Cichewiecz(Tuba)
曲目 H.FINCK/ Greiner Zanner、J.S.Bach/ Preludium und Fuge e-moll BWV555
ANONYMUS/ Sonata B-Dur、 M.CALVERT/ Suite from the Monteregian Hills
F.POULENC/ Sonata fur Horn,Trompete und Posaune、D.C.GESUALDO/ Suite aus dem 6. Madrigalbuch、 V.EVALD/ Quintett op.5 fur Blechbleaser、E.CRESPO/ Amerikanische Suite Nr.1 fur Blechbleaserquintett
ドイツ金管五重奏団のタイトルが示す通り、昔は五重奏もやっていたジャーマンブラスのCDです。 私は特に最後の曲、Trbクレスポ氏作曲の「アメリカーナ組曲」が気に入っています。この組曲の2曲目「Bossa Nova」ではTubaのヒルガース氏がコントラバス・トロンボーンを吹いているようです。このアメリカーナ組曲は昨年でたジャーマンブラスの五重奏のCDにも別の録音で入っていますが、この時の2曲「Bossa Nova」はヒルガース氏がチンバッソを吹いています。 からっと乾いた低音がとても面白いと思います。 このメンバーのエヴァルドが聴けるのもこのCDくらいですね。(このエヴァルドの1番はRobert Kingの六重奏版で、ヒルガース氏はおそらくBaritonを吹いているようです。)  CDジャケットのF管の巻きの変わったトロンボーンはウィリアムスというマイスターの楽器です。
タイトル BACH 300
(EMI CDC 7 47430 2)
演奏者 GERMAN BRASS
メンバー Konradin Groth(Trp), Karl Heinz Halder(Trp), Richard Steuart(Trp), Georg Hilser(Trp), Wolfgang Gaag(Hn), Radovan Vlatkovic(Hn), Enrique Crespo(Trb), Siegfried Cieslik(Trb), Joachim Mittelacher(Bassposaune/Kontrabasposaune), Walter Hilgers(Bass/KontrabasTuba)
曲目 J.S.Bach/ BRANDENBURGISCHES KONZERT NR.3 '2.Satz(Allegro)' / TOCCATA UND FUGE C DUR 'Adagio'
/ KANTATE BWV147 'Jesus bleibet meine Freude' / PARTITA NR.2 C-MOLL 'Sinfonia' / ORGELBUCHLEIN 'Ich ruf zu dir, Herr Jesu Christ' / Kleine Suite fur Blechbleaser aus den Orchestersuiten / Toccata und Fuge d-moll BWV565 / MATTHAUS-PASSION 'Wie wunderbarlich ist doch diese Strafe' / SONATE FUR FLUTE UND CENBALO ES-DUR 'Siciliano' / ORGELBUCHLEIN 'Wachet auf ruft uns die Stimme / MATTHAUS-PASSION 'O Haupt voll Blut und Wunden' / ITALIENISCHES KONZERT F-DUR '1-Satz(Allegro spiritoso e con brio) / KANTATE BWV60 'O EWIGKEIT DU DONNERWORT' Es ist genug
バッハの生誕300年を記念して作られたCDで私が最初にジャーマンブラスの10重奏を聴いたのがこのCD(当時はレコード)です。 メンバーのテクニックとともにクレスポ氏のアレンジの派手さに驚きました、どの曲を聴いても派手さに感心するばかりでした(これがあの五重奏をやっていた団体だろうかと..五重奏は地味だった)。 PJBEと違ってHn2人、Trb3人となっているのもこのアンサンブルの特徴です。  CDには楽器はヤマハが協力していますと明記されています...来日公演ではヤマハを使った事あるんでしょうかね?。  1年前くらいかな新しくでたBACH2000というCDは、てっきりまがい物かと思ったら、れっきとしたジャーマンブラスのCDなのでこれまた驚きました。(2000年はバッハの没後250年ではあるんですが...ちょっと安易。 BACH2000のジャケットもちゃっち過ぎますね..メンバーは少し入れ代わっていますが演奏はもちろんすばらしいですよ。)
タイトル A LA CARTE
(ATMU CD 93002)
演奏者 ENSEMBLE PRO BRASS
メンバー Tamas Velenczei(Trp), Hans Gansch(Trp), Rainer Kublboeck(Trp), Hannes Peer(Trp), Kurt Koerner(Trp), Jeno Kevehazi(Hn), Janos Kevehazi(Hn), Laszlo Gal(Hn), Laszlo Meszaros(Hn), Gustav Hoena(Trb), Othmar Gaiswinkler(Trb), Sandor Balogh(Trb), Siegi Punz(Bar), Vilmos Szabo(Tuba), Joseph Bascinka(Tuba), Martin Breinschmied(Perc.), Willi Schultz(Perc.), Matyas Antal(Cond.)
曲目 M.Mussorgsky/ Picture at an Exhibition, A.Lauss/ Weinberger Fanfare, W.A.Mozart/ Alla Turca(KV331), S.Prokofieff/ Erzahlungen der Alten Grossmutter, S.Sondheim/ Send in the Clowns, Traditional/ Scarborough Fair, A.Lauss/ Griess-Schmarr'n
PRO BRASSはTrbのA.Lauss氏の率いるオーストリアの大編成金管アンサンブルです。氏の作曲したものや編曲したものもこのCDに録音しています。 私はTrpにH.ガンシュ氏(元ウィーンフィル首席)の名前を見つけたので購入しました。 ガンシュ氏は、アート・オブ・ブラス・ウィーンのリーダーでもありロータリーTrpでジャズまでやってしまう名人です。 このCDに録音されている展覧会の絵はPJBEでも演奏されているハワース氏編曲のものです。 演奏はもちろんすばらしいです。Trpはおそらくロータリーを吹いていると思いますが、Hnがウィンナーモデルかどうかは不明です。 Tubaのメンバー Szabo氏の詳しいことはわかりません、展覧会のエキストラで来ているBascinka氏は「WAVES」という超個性的な?ソロCDを出しています。(録音:1992年、1986年)
後日談:PRO・BRASSもパイパーズ228号で取り上げられました。H.ガンシュ氏へのインタビュー記事の中で紹介されて
     います。 これによるとPRO BRASSはオーストリアとハンガリーのメンバーで出来ているようです。
     このCDには弟のT.ガンシュ氏は参加していませんが、他のPRO BRASSのCDには参加しています。
タイトル BACH
(BVR 2572775)
演奏者 BRASSISSIMO Vienna, Martin Rieker(Organ)
メンバー Freddy Staudigl(Trp), Andreas Kretz(Trp), Marcus Schmidinger(Vienna Hn), Johann Schodl(Trb), Martin Urban(Tuba)
曲目 J.S.Bach/ BRANDENBURGISCHES KONZERT NR.2 '3.Satz(Allegro)' / BOUREE aus Englische Suiten Nr.2 / WIE SICH EIN VARTER ERBARMET / LOBET DEN HERRN / RONDEAU aus Suite fur Orchester Nr.1 / BADINERIE aus Suite fur Orchester Nr.1 / ERTOET UNS DURCH DEIN GUTE / NUN DANKET ALLE GOTT / WAS GOTT TUT,DAS IST WOHLGETAN / AIR aus Suite fur Orchester Nr.3 / WIE WILL ICH MICH FREUEN / WACHET AUF,RUFT UNS DIE STIMME / HALLELUJA aus Lobet den Herrn,alle Heiden / ITALIENISCHES KONZERT(1.Staz,Allegro) / CONTRAPUNCTUS I aus Die Kunst der Fuge / CONTRAPUNCTUS IX aus Die Kunst der Fuge / GROSSER HERR UND STARKER KOENIG / KOMMST DU NUN,JESU,VOM HIMMEL HERUNTER / JESU BLEIBET MEINE FREUDE / OUVERTURE aus Nun komm der Heiden Heiland / ACH,MEIN HERZLIEBSTES JESULEIN / NUN SEID IHR WOHL GEROCHEN
ブラッシシモ・ウィーンはオーストリアの若手のブラスクィンテットです。 演奏会に行ってそのテクニックに驚きました..(特にTubaのUrban氏はすごかった) その会場でCDを販売していたので購入したものです。 このCDのバッハもとても緻密な演奏ですばらしいです。 TubaのUrban氏の楽器はS.ピラフィアン氏が愛用していたマイネル・ウエストンのビル・ベルモデルを譲り受けたとパイパーズにありました。 他のプレーヤはYAMAHAのウィーンモデルを使用しています。 今後注目したいクィンテットです。(録音:1994年9月)
後日談:2000年10月の来日ではTuba奏者が替わっていました..Urban氏は辞めてしまったのでしょうか??
     新しいTuba奏者はヒルスのウィンナーモデルを吹いているようです。
タイトル Weihnachten in Europa
(EMI 5 55012 2)
演奏者 GERMAN BRASS
Windsbacher Knabenchor
メンバー Matthias Hoefs(Trp), Hannes Laubin(Trp), Frieder Steinie(Trp), Christof Baerwind(Trp), Wolfgang Gaag(Hn), Will Sanders(Hn), Bernd Kunkele(Hn), Enrique Crespo(Trb), Thomas Horch(Trb), Stephan Poppe(Trb), Walter Hilgers(Tuba)
曲目 Hymnen vom Heiland/ Joy to the World, Der Heiland ist geboren, Tochter Zion,
O du froehliche Weihnachtszeit/ O du froeliche, Froehliche Weihnacht uberall, Adeste Fideles.
Noel francais/ II est ne, le divin enfant, Entre le boeuf et l'ane gris, Les anges dans nos campagnes.
Das Lied der Lieder/ Stille Nacht, heilige Nacht
British Christmas/ O Little Town of Bethlehem, I Saw Three Ships, The First Nowell, Hark! The Herold Angels Sing
Aus Boehmen/ Zu Bethlehem geboren, Kommet, ihr Hirten, Nachspiel.
Aus der Kindheit/ Last uns froh und munter sein, suser die Glocken nie klingen, Morgen kommt der Weihnachtsmann.
Aus Osteuropa/ Hoert,hoert,ihr Hirten, Schlaf,mein Kindlein, Heute kam ein Engel,
Navidad Criolla/ La Anunciacion, En un burrito orejon.
Snow from Hollywood/ White Christmas, Frosty the Snowman, Jingle Bells.
Still,still,still/ Still,still,still,weil's Kindlein schlafen will
ジャーマンブラスのCDですが、少年合唱も加わったCDなのでその他で紹介します。 ヨーロッパ各地のクリスマスの曲を、クレスポ氏がアレンジしています。 私が中で一番かっこいいと思ったのは、8曲目のボーイソプラノのソロとTubaのソロで演奏される曲です。 合唱とブラスという組み合わせはなかなかいいですね。 私も是非やってみたい。

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