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日本人の気概を教える追試シリーズ5
TOSS加賀 福岡美智雪
1.「力のある資料」としか言いようがない
TOSSランドに登録されている「日本人の気概を教える」実践を追試する度に、その力のある資料に驚く。今回も、まさにそうであった。
実際の航空自衛隊練習機の事故。エンジントラブル発生から数分間の管制塔とのやり取り。十分な高度と時間がありながら、脱出しないベテランパイロット2人。そして、民家上空を過ぎてから押された脱出ボタン。事故現場の写真。
これらの事実を並べるだけで、2人の気概あるパイロットの姿が浮き彫りになる。説明など一切要らない。事実を一つずつ提示するだけである。
ただ、このように優れた資料故、事前に何度か読んでおいても、授業にて子どもに読むときには涙声になる。堪えようとして声が低くなり、子どもたちもとても静かになる。
2.子どもの感想(抜粋)
・中川さんと門屋さんは、近くの人の命を助けた。でも、それは自分の命を失うことにもなるし、すごく悲しいと思った。でもそれはそれで良かったのかも。
・パイロットの2人は、自分の命を犠牲にして、たくさんの人たちの命を守って、凄い人だなあと思いました。そういう人たちがいるから、生きていける人がいるんだなあと思いました。
・すごく偉いなと思った。自衛隊の人はすごいなと思った。僕もこういう人になりたい。
・私なら、誰が何と言おうと助かりたいから、自分の方を守ると思うけど、中川さんと門屋さん、自衛隊の人たちは、国民の方を優先するんだなあと思いました。私は絶対できません。
・自衛隊は、国民のために自分の命を捨てるのはすごいけど、少し残酷だと思った。2人は落下の時どんなことを思ったのか。
・この2人は凄くいい人だと思った。本当にいい人だと思った。こんないい人はあんまりいないと思う。
・中川さんと門屋さんは、2人の命を掛けてあんなにたくさんの人の命を守ったから凄く偉いなあと思った。自分もこんな人になりたいと思う。
・自衛隊の人たちは、勇気があって人に優しく接する心を持っている人しかなれないと思いました。中川さんと門屋さんは、自分の命に替えてでも、国民の命を守ろうと思った。心を行動に表すことができるなんて凄いと思いました。
※写真資料については、小林氏が使った写真のサイトは既に閉じられていたため、氏のサイトのものをプロジェクターにて映した。