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カスピ海のヨーグルトなるモノを人からもらいました。


カスピくん

これは牛乳を入れるだけでどんどんヨーグルトできると言う
どこかで聞いたことのあるようなモノだが、

そんじゃそこらの増えるヨーグルトとは違うらしい!

簡単! 強い! 美味しい!

の三拍子そろったすばらしいヨーグルト。

もともとは京都大学の家森教授が、かつてカスピ海沿岸の長寿村を
調査した際に、現地から持ちかえったもの。

1986年に日本上陸以来、人から人へと巡りめぐって
北海道のおいらのうちまで届きました(*^_^*)

家森教授は欲のない方でカスピ海のヨーグルトを
商売に使うのを禁じているらしく
手渡しだけで世の中に広まっているようです。

何年もかけて全国中に広まったんだね。スゴイね!
スプーン一杯分のヨーグルトからどんどん増やせるので
あっと言う間に広まって来たんだねぇ〜。




● カスピ海のヨーグルト特徴

市販のものに比べて株が強力で、繰り返し更新できる!
めんどうな消毒作業の必要がない!
※消毒までする必要はありませんが、衛生上、株分けに使用する
スプーン、容器等は 洗い立てのキレイなものを使用しましょう!
一度口に入れたスプーンなどは間違っても使わないように!(^^;
ちょっとでも雑菌が入るとカスピくんの味や粘りは悪くなります!
酸味が少なく、粘りけが強い!

 

 

 

 

 


● 作り方

.広くて浅い筒型の容器(お椀でもよい)を洗剤でキレイに洗います。
.スプーン一杯ほどのタネを容器に入れます。タネを多く入れると早く出来ます。
※タネの量は牛乳10に対してタネ1〜2ぐらいがベストです。タネは多すぎても少なすぎてもよくないです。
 
まんなかの一番いいところを適量すくって、容器に入れる。
.その上から牛乳をそそいで(牛乳は冷たくても大丈夫)よくかき混ぜます。
※牛乳は普通の牛乳を使いましょう。低脂肪乳などはよくないようです。
低脂肪乳で作ったカスピはタネ用には向いていませんが、食べる用であれば問題ないです。
   
牛乳をそぞく! そそいだらかき混ぜよう!
.戸棚などの清潔なところに静かに置いておきます。
※乾燥しているところでは、軽くフタをのせます。 カスピは呼吸をしているため密閉はしない方が良いと言われていましたが、最近の研究結果ではカスピは密閉して作っても問題ないそうです。専用のカスピメーカーなどで密閉して作っても問題ありません。
   
写真ではティッシュでフタをしていますが、なるべくティッシュではなく、密閉できるフタを使用しましょう! ティッシュなどでは空気中の雑菌が簡単に入ってしまいます!!

はじめの頃に出回っていたカスピのマニュアルでは「カスピは呼吸をしているので空気が通るようにティッシュなどでフタをします」となっていたため、「フタは必ずティッシュで!」という情報が多く流れていますが、ここ最近の研究結果では必要な空気はほんの少しでOKなので容器の中にスペースが少しあればOKです。ティッシュだと空気中の雑菌が入りやすいの危険です。
.表面がすこし黄ばんでくると食べ頃。黄ばみを取り去ると、絹肌のような白い
  ヨーグルトがでてきます(*^_^*)
  ※表面が黄ばんでこなくても、ある程度固まっていればOKです! あんまり時間をおくと、
    発酵が進み過ぎて酸っぱくなってしまいます。
.真ん中の一番いいところを適量、次回のタネに使い、残りをいただきます。
  ※タネをそのままにしておくと分離します。なるべくすぐ牛乳を「食べさせて」やります。

<注意事項> フジッコHPに記載されているカスピ作成の悪い例

1.「牛乳パックで作ると、容器がいらないから楽です」 
2.「カスピ海ヨーグルトは呼吸しているので、ティッシュでふたをします」
3.「ヨーグルトを食べて残りが少なくなったら、そこに牛乳を足して新しいヨーグルトを作ります」
詳しくはフジッコカスピ海ヨーグルト相談室 「必ず守っていただきたいこと」 をご覧ください。


※ハチミツやジャムを少し入れて、軽くかき混ぜると食べやすい!!
  よくかき混ぜると粘ってきます。料理の材料素材としてサラダに入れたり、
  クレープやケーキ類のつなぎにしたりする場合はそのままで使います。

  カスピ海のヨーグルトをパンの生地に練り込むとふんわり生地のとっても美味しいパンが
  できるそうです。 こんどはパンづくりにチャレンジしてみよう!


● ちょっと工夫・ちょっと注意!

温かいほど早くできます。10度くらいまで気温が下がると休眠しはじめます。直射日光さえ避ければ、暑さは大丈夫です。コタツの中は乾きすぎるのか苦手です。
めんどうなら500ccの牛乳パックをそのまま利用するという手も。新しいパックを開けてタネを入れ、フタを閉じて数回振って混ぜます。もう一度フタを開けておくこと。
万一のために、2〜3に分けて別々に時間や場所をずらして作っておくと、ひとつが失敗しても安心です。お友達に広げておくのも賢いやり方。

株が弱って雑菌が入るとダマになります。こうなると捨てるしかありません。
※雑菌によって株が弱った場合は、すぐに捨てずに再生を試みることもできます。弱ったいるカスピくんの一番キレイなところをちょっとだけ(小さじ一杯ぐらい)すくって新鮮な牛乳でヨーグルトを また作ります。固まってヨーグルトが出来たら、また同じように一番良いところをちょっとだけ 使って株分けをします。これを何度か繰り返すと雑菌が減り、また元気なカスピくんが 復活できると思います。

旅行などでかまってやれないときは、新聞紙で容器ごとくるんで冷蔵庫の野菜ボックスに入れておきます。1ヶ月くらい大丈夫です。冬なら暖まらないところに置いて出かけます。新聞紙にくるんで、環境の急変と乾燥を防ぐことを忘れないように!
株分けの時には、必ずヨーグルトをかき混ぜたりする前に一番よい部分を取り出します。間違っても、食べ終わったヨーグルトの残りに牛乳を注いで増やすなんてことはしないようにしましょう(^^; 




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