菜園の記  −春の畑ー 2004.05.03

  30坪から始まった「無農薬不耕起ほとんど無肥料最小限除草」の畑も今年ではや5年目。
  去年は約70坪に増えたのでさつまいもや豆類をたくさん作り、秋には初挑戦の麦を植え、
  さらに120坪に拡大した今年は陸稲にも手を出し、大豆の作付けも大幅に増やす予定、と
  自給菜園の夢も少しは現実味を帯びてきました。
  しかし、開拓中の土地で少しずつ広げているミニ畑も加わって、早くも手が回らない状態に
  なっているこの春。苗作りと種まきが一段落したら、麦の収穫が待っています。それまでに
  もらってきた足踏み脱穀機も直さなきゃ、、、

甲斐駒と畑全景
 今住んでいる借家から50mほど裏手
 にある大家さんの畑を借りています。
 最初は一番奥の30坪だけだったの
 ですが、今年はついに4畝(せ)=
 120坪の区画全部を借りることになり
 ました。
 手前半分は、去年1年間何も作らず、
 耕運機で除草していただけの土地
 で、現在畝作り中です。


麦畑
 これは去年から借りている部分。
 1年経って、草も増えて来ました。
 去年は、さつまいも、すいか、豆類を
 作った後、秋に麦を植えました。
 穂が出ているのが大麦、その右が
 南部小麦です。
 ここには麦刈りと前後して大豆を
 播こうと思っているのですが、刈取り
 と播種の時期が微妙なので、果たし
 てうまく行くかどうか、、、

 小麦の右の畝は、じゃがいもを植え
 てあります。


たまねぎ
 一番奥が、5年前から不耕起の部分。草の勢いも
 なかなかすごいです。
 わらマルチの下のタマネギがだいぶ大きくなって
 きました。


絹さや
 去年初めて播いた絹さや。
 冬越しに成功し、4月の中旬まで順調
 に成長していましたが、今年は特に強
 く感じられる春の風に毎日必死で耐え
 ていたせいか、4月下旬の寒の戻りの
 せいか、次々と弱っていき、現在元気
 に生き残っているのは2株だけ。
 でもこの日初収穫した絹さやは、春の
 香りがぷんぷんしておいしかった。
 来年の課題は春になってからの風対
 策かな。

 枯れてしまった株のところには、グリー
 ンピースを春播きしてみました。
 ん?連作はダメだったっけ、、、?


ロメインレタス
 去年のこぼれ種から無数に発芽した
 コスレタスを移植したもの。
 育苗箱に種も播いたのですが、発芽が
 今一つ良くなかったのと、畑の自生組
 があまりに元気なので、育苗は中止
 しました。


からし菜
 去年の秋、播くのが少し遅れたので、
 冬前にはろくに食べられなかったカラ
 シ菜です。実を粉にするとからしになる
 ということなので、楽しみにしてます
 が、ちょっと多すぎる、、、?


リーフレタス
 これはこぼれ種ではなく、去年の株
 から芽吹いたものと思われます。


にんじんの芽
 3月下旬に播いた人参。
 よく見ないとわかりませんが、、、


苗たち
 縁側育苗中の苗たち。発芽前と夜間は室内(縁側)に
 置いています。
 今年は自家製の堆肥にピートモスやバーミキュライト、
 パーライトなどを混ぜて、種蒔き培土を作りました。
 もらってきた育苗箱にペーパーポット(紙製の仕切り)
 を広げて土を入れ、これに種を播いた後、ポットに
 鉢上げしています。ヤーコンやウリ科のものは、ポットに
 直接播種します。
 ここだけでなく、開拓中の土地にある小屋の2階でも
 育苗進行中。全部ちゃんと育ったら、植える場所が
 足りなくなるのは確実、、、


ビニールハウス
 今年から導入された「なんちゃって
 パイプハウス」です。
 不要になった透明の衣装ケースを
 もらってきて、横にして使ってみま
 した。しかし、設置したのが4月に
 なって異常に暖かくなった頃だった
 ので、テスト初日はいきなり50度に
 上がり、全開にしても40度近くに
 なったため、晴れた昼間は使うのを
 断念。設置するなら3月にするべき
 でした。
 その後、寒が戻った時期は重宝し、
 育苗箱からどんどん鉢上げが進んで
 いる現在は、夜、縁側に入りきれなく
 て外に追い出された苗の就寝場所と
 なっています。


ハウスの中
 「なんちゃってハウス」の内部。
 右は育苗箱+ペーパーポットの組み
 合わせで種を播いたものです。



 2年前に購入して開拓中の土地(はやく引っ越したいけど、何せ手のかかる土地なので、家作りにも
 なかなか着手できなくて、、、)にも、少しずつ広げているミニ畑スペースがあります。

ミニ畑全景
 北側が斜面になっていてあのものす
 ごい八ヶ岳おろしから守られている
 こともあり、ぽかぽかと暖かい南斜面
 の陽だまりです。吹きっさらしの畑で
 寒さにひたすら耐えている向こうの畑
 の作物に比べると、極楽のような環
 境です。
 ただし、湿地に土を入れて造成らしき
 ことをしたらしく、砂っぽい土を掘ると
 拳大から頭大までの石がゴロゴロ出て
 きて、しかも地表から十数センチ下は
 じっとりと湿り気を帯び、とてもここで作
 物が育つとは思えなかったのですが、
 去年試しにじゃがいも、さつまいも、大
 根、ごぼう、レタス、いんげんなどを
 作ってみたら、どれもちゃんと収穫でき
 たのには、こっちがびっくり。うーん、
 野菜は強いなあ。
 今年は畝もだいぶ増えました。



グリーンピース
 こちらの畑でも、さやえんどうの冬越し
 に成功しました。こっちはグリーンピー
 スですが、風もなく暖かい土地ですく
 すくと育っています。


じゃがいも
 じゃがいもの発芽もこちらのミニ畑の
 ほうが早めでした。
 開拓したばかりの畑でまだ草が少な
 いので、桧皮と杉皮のチップ(敷地内
 から切り出したり他所からもらってきた
 丸太から皮が大量に発生するので、
 シュレッダーで砕いてチップにしてい
 る)を敷いたりしています。


ルバーブと小松菜とカブ菜
 先日長坂の天然酵母パン屋さん(3月
 末で引退されましたが)からもらって
 きたルバーブの株。
 右は3月下旬に播いた小松菜。
 そしてルバーブの手前は、向こうの畑
 で3年前に自然発生して毎年増殖を続
 けて謎の菜っ葉。こっちの畑にも導入
 しようと種を持ってきて一面に振りまい
 たらどうやら発芽したらしい。


苗代トンネル
 今年は黒米を作ろうと思って、苗代らしきものをつくって
 みました。4月半ばに条播きし、太目の笹と柳の枝を支柱
 にしてトンネルをつくり、べたがけシートをかけました。
 トンネルの中はかなり暖かく、雑草も元気。そして一番
 元気なのは、去年の取り残しから生えてきたじゃがいも!
 除去しようか迷っているうちにここまで大きくなっちゃった
 から、もういい、君はそこに居なさい。


稲の芽
 そしてこの日、やっと稲が発芽している
 のを発見!
 稲の発芽は見たことがなかったので、
 雑草と区別がつかなくなるだろうと思っ
 て条播きにしておいてよかった、、、



自生カボチャ?
 生ゴミから生えてきたと思われるウリ
 科の作物の芽を、移植して育苗中。
 たぶんかぼちゃだと思うんだけど、、、


コスレタス
 これは、去年の秋播きのコスレタスが
 越冬し(地表部分はほとんど枯れた
 けど)、春になって再生したものです。
 コスレタスはやっぱり強いね。
 収穫した後の株からも新しく芽が出て
 ちゃんと育つこともあるぐらいだか
 ら、、、




  「クスリと栄養剤で育った野菜は食べたくない、、、」から始まった30坪の菜園。
 不耕起栽培という方法を知り、自然農という言葉を知り、耕さなくても、雑草を抜かなくても、
 ろくに肥料をやらなくても野菜は育つということを身をもって体験した4年間。

 草っ畑の下にはいつのまにかミミズが増え、そしてモグラと地ネズミもうじゃうじゃとやって来て、
 おいしそうなじゃがいもをバクバクと食べたのでした。
 しかし、かの福岡老曰く、
 「圃場は、鳥、虫、ミミズ、モグラ、ネズミ、蛙、クモの大合唱の場でなければならぬ」
 人間様の分を全部食っちゃったわけでもあるまいし。モグラくん、がんばって畝の中を耕して
 くれたまえ、、、

育てている作物(予定含む):

  陸稲(トヨハタモチ)、黒米朝紫
  小麦、大麦、イナキビ、とんぶり、そば、甲州とうもろこし、白もちとうもろこし
  アスパラガス、ルバーブ、レモンバーム、いちご
  ほうれん草、小松菜、からし菜、春菊、 コスレタス、キャベツ、カリフラワー、ケール
  タマネギ、ニンニク、ネギ、ニラ、わけぎ、セロリ、オクラ、モロヘイヤ
  じゃがいも(男爵、メークイン、キタアカリ、アンデス、出島)
  トマト(世界一、ローマ、なつのこま)、ナス、ピーマン、ししとう、伏見唐辛子、鷹の爪
  かぼちゃ(東京南京)、ズッキーニ、きゅうり、にがうり、乙女すいか、白瓜、冬瓜
  大根、人参、日野菜かぶ、ごぼう、さつまいも、ヤーコン、さといも、たけのこいも、しょうが
 大豆(えんれい、だちながは、黒豆、青大豆)、小豆、金時豆、いんげん、落花生
 穂高菜豆、虎豆、パンダ豆、花豆、くらかけ、絹さやえんどう、グリーンピース



... to be continued

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