5/3 柏レイソル×ジェフユナイテッド市原 日立柏サッカー場
2−1 市原
0−0

 市原×柏のレプリカマッチ。もう何度目だろうか。そんなに回数はこなしていないのに半期に一度の定番行事になった感じがあります。
 天気予報では雨と言っていたが、競技場に来るまでは初夏を思わせる晴れっぷり。このまま試合中も晴れてくれれば良かったのですが、キックオフ直前から雨が降り出してきた。自身初の雨に濡れながらの観戦となった。

以下あとで
5/20 横浜Fマリノス×セレッソ大阪 三ツ沢競技場
横浜 1−1 C大阪
1−2

 10日前までは「上位同士の好ゲーム」という位置付けのこの試合。それが静岡勢の失速のおかげで「天王山の一戦」にまでのぼりつめてしまった。しかも会場は横国でなく三ツ沢ということで、大雨にかかわらず、満員の中での試合となった。
 先に言っておく、開始前に清水の敗北を知り自分自身浮き足立っていた。そうそう優勝決定の試合(しかも生)なんて見れるもんじゃないからねぇ。もっとも、試合が始まってからは、楽な展開などあったもんじゃなかったのだから…。

 バックスタンドB列。三ツ沢の2列目は今まで見たどの競技場よりも近く、ボールの蹴る音まではっきり聞こえてくる。

 雨が降る中キックオフ。三浦淳が目の前で動き回っている。細いイメージだったんだけどがっしりしているんだなぁ。ドリブルでかわしてチャンスを作るが点まで結びつかない。そんな時、目に飛びこぶのは30番エジミウソン。ダメダメなのである。FWの仕事と言ったら相手のゴール向かってシュートを放つことであるが、エジを見ているとFWとはあざとくコケてFKを誘うことと思えてしまうのです。言っている傍からまたこける。しまいにゃ、モットラムに「ユー ワザトラシイアル ホドホドニシナイト オコルアル」みたいな感じで注意されているのであった。

 森島−西谷の先制はあっという間のこと。攻撃力が反則並みのセレッソ、ゴール付近に迫っただけで心拍数が上がってしまいます。しっかし、西谷の存在は全然ノーマーク。つーか、そこに選手が上がっていたことすら気がつかない自分であった。余談だけど、自分ほとんどの選手は掲示板の選手表示で確認しながら見ています。今年の私の目標が「選手を覚える」ですから。

 閑話休題。試合開始10分ほどで早くも追いかける展開のマリノス。三浦淳とか果敢に攻めるんだけど点に結びつかない。ってエジと外池はどうした?
 何度かのチャンスの後、俊輔のCKの場面が来る。入れてくれないかなぁ、俊輔。するとこれが起点となってマリノスの同点ゴールとなる。入れたのは誰だと見てみると、小村である。さすがストライカー、奇しくもマリノスのJ通算500ゴール目であった。翌日の新聞を見てわかったのだが、この小村のゴールのアシストって松田だったのね。あなたたち上がりすぎ(苦笑)。

 その後もマリノス勢いで攻めるもゴールを奪うことができずに前半終了。ここまでは今期見たマリノスがらみの二試合よりも良い感じである。ちなみにそのニ試合とはFC東京と柏レイソル…って、負け試合じゃん両方とも。

 後半に入る前から雨の勢いが激しくなっている。この前の柏×市原の比じゃなくなっている。そういえば土砂降りの雨の中で井原が出ているスパゲッティのCMってのもあったなぁ。と考えてみたりもしていた。

 後半になると状況は一変、セレッソペースになる。開始直後に西沢が上手く合わせてまた突き放す。いきなり追う展開になるのである。しかもセレッソはそこから無理に追加点を狙わずに、守りを固める。一見見るとマリノスが攻めているように見えるのだが、シュートの体勢までいかしてくれないのである。
 あれだけストレスを貯めてくれたエジも、前半から見せてくれよ的フィールディングを見せるのだけど、ゴールは堅いのである。そういえば、後半に入ってから三浦淳目立たなくなっているなぁ…。

 モットナムって何処の人だろう。試合の流れがスムーズだよなぁ。的確というか怪しくないし面白いし。前半もエジのときといい、三浦淳のイエロー出したときの「オー ヤッテシマウウタアルネー」的な感じのリアクション。小村のイエローの時の「オムラサン ソンナコトヤッチャ ダメアルヨ ペシペシ」とイエローカードで頭はたく仕種など妙に憎めないものがある。審判にも恵まれたなぁ、今回。

 「攻めているんだけどなぁ」とぼやきながら時計を見ると、既に30分を過ぎている。試合の密度が濃いせいか、ものすごい勢いで時間が経っていく。残り時間が少なくなるにつれて焦燥感は高まっていく。その時、俊輔からのパスに外池が頭で合わせて同点に追いついた。ホント、追いついて良かったわ。まわりの盛りあがりも最高潮、この勢いで逆転だ…

 それからはノーガードの打ち合いとなる。いや、どちらかと言ったらノーガードなのはマリノスでセレッソはプレスも早くガードは堅い。まぁ、観客の自分にしてみたらチャンスで歓声、ピンチで悲鳴の繰り返しに過ぎなかったわけだが。
 そして運命のCK。真横からの視点では盧のシュートを川口は押さえたように見えた。だからそのボールを弾いた結果、斎藤に決勝ゴールを決められた時「市原の櫛野のこと言えなくなってしまったなぁ」と思ったものであった。もっとも、家に帰ってそのシーンを見たときに川口は押さえたのではなく、弾くのが精一杯だったとわかった。結果、櫛野の事はしばらく言いつづけようと思ったのであった。

 その後の反撃もむなしく試合終了。悔しいけれどめっちゃ良い試合だった。試合が終わってしばらくして、履いていたジーンズが完全にずぶ濡れになっていた事、あれだけ激しかった雨が傘もいらないほどの小降りになっていた事に気が付いた。それだけ必死になっていたらしい。
 それにしてもあ〜悔しい。つーことでこの悔しさは来週の市原戦観戦にぶつけるのであった。頑張れターレ。

 おまけ:家に帰って録画したものを見たんですが、見るアングルが違うと選手の印象がかなり違いますね。エジもそんなに悪くは見えなかったしね。とりあえずmpegにして保存しておきました。
5/27 ジェフユナイテッド市原×横浜Fマリノス 国立競技場
市原 0−1 横浜
0−1

 「とりあえず勝ってから祈ることにするかぁ」

 市原サポの友人うすきいろ氏と一緒に見る予定だったが都合が付かずに流れたこの一戦。単独でも観戦することになった理由は「セレッソ戦敗北の憂さを晴らすため」唯一つの為である。

 観戦場所はバックスタンド最前列。国立たくさん入るから席が余りまくっています。ちなみに先週と今週の試合は自分、見切れています。閑話休題。それでも逆転優勝を信じている(んだろうなぁ)横浜サポが多数来場していてて、アウェーと言う感じはしませんでした。これで横浜イレブンもホーム気分で戦ってもらえれば良いのだが、そう上手く事は運ばない。動きが非常に悪いのである。
 「おいおい何固くなっているんだよ」
 見ていて不安が募る。攻めこまれることも多々ありながら、それにも増して積極的に攻めに行かない。つーか、余計なボール回しが多すぎる。相手サポばかりか横浜サポからもブーイングが起こっていたが当然のことだろう。
 それにしてもベンソンの退場には結構救われた。一人少ないくらいでやっと有利に戦えるんじゃないかと思わせる今日のマリノスだからなぁ。

 それでもエジミウソンが先制のゴールを決める。凄い盛りあがりである。GKの川口まで詰め掛けてきて…ン?…川口、顔が怒っているぞ。どうやら喜んでばかりいないで早く戻って来いと言っているらしい。誰に言っているのかと思えば…エジだった。ついでにイエローまで貰っているし…。
 それでもなんとか市原をかわし前半を1−0で終える。普段の横浜ならこの1点で市原相手なら左うちわなのだが、今日は安心できない。もう1点、出来れば2点追加してほしいのである。

 ハーフタイムの間に柏で観戦中の青田氏から電話が入る。
 「こっちは勝ってます。臨海の様子はどうですか?」
 国立の試合だが市原がらみなので臨海と言っているのはなかなかウィットに富んでるなぁと思いながら、1−0で勝っていることを報告。青田氏は横浜の勝ちを確信したらしく「またあとで」と電話を切った。ちなみに、後に本人から聞いたのだがこの試合本当に臨海でやっているものだと思っていたらしい。さすがに臨海までは地力優勝でもない限り一人じゃ行きませんよ。
 その他の試合経過が入る。セレッソ×ターレは0−0で前半を終了。ターレ頑張ってるじゃん。

 さあ後半だ、頑張れよ。と思ったはいいが横浜の良かったイメージが浮かんでこない。浮かんでくるのはゴール前で怒る川口の姿ばかり。本当に川口はよく守っている。特に圧巻だったのは、攻める市原の選手を一人二人とペナルティエリア上に薙ぎ倒してまでゴールを守るその姿。改めて惚れ直したのであった。
 松田も一発赤紙で退場して数的優位も無くなった。遠藤の値千金のゴールで2点目を取るも安心出来るはずも無く、後半唯一ホッとしたのは小倉が交代になった時ぐらいであった。

 そんな生きた心地のしない試合をどうにかものにして、今季横浜観戦試合初勝利をものにしたのであった。ちなみに、この時点で一つだけわかったことは
 「この試合、優勝しようがしまいがビデオに録画ほどの試合ではない」
 ということであった。

 セレッソ×ターレは1−1で延長に入ったらしい。凄い展開になっている。ここでまた青田氏から電話。
 「こっちは勝ちました。これから大野(だったっけ?)の握手会(だったっけ?)に並びます」
 ドキドキする立場じゃないのが羨ましい限りである。もっとも、替わりたいなんてサラサラ思わないのだが。

 このまま決着付くまでボーっと待っているのかと思っていたら、国立のオーロラビジョンにセレッソ×ターレ戦のTV画面が現れた。粋なはからいである。途端に会場が盛り上がる。ターレコールまでやっているよ。

 それまでの試合内容を見ていないから憶測なのだが、きっとセレッソはプレッシャーからか動きが固かったのではないか。そしてツキに見放されていたのではないだろうか。延長前半だけでも圧倒的に攻めたてていたし、ポストに阻まれたシュートも数本あった。そしてターレの集中力が非常に高く、それがセレッソの苦戦している理由ではないかと思った。ビデオ録画しておけば良かったなぁ。

 「いつセレッソがVゴールをあげるか」
 立場上ターレを応援しているのだが、どうみてもセレッソの優位は揺るぎ無い。そんな思いで見ていたら後半開始直後、浦田がラウルばりのボレーで決勝ゴールを上げてしまう。マジですか?マリノス優勝じゃないですか。
 この結果を青田氏に報告、第一声は「フロンターレ勝ったの?」であった。
 さて、やるべきことはやったそして最良の結果となってかえってきた。あとはウイニングランを心行くまで堪能するとしよう。