3/5 柏レイソル×ジェフユナイテッド市原 日立柏サッカー場
1−0 市原
1−1

 千葉県に二つあるJチーム、柏と市原の間で行われるカップ戦のことをちばぎんカップという。で、この試合ですが開始草々絵に描いた北島のゴールで柏先制。始まって120秒足らず、大柴の見事な抜かれっぷり、ピントぴったしのシュートとあまりの完璧さに、市原サポら共々魂すら抜ける暇さえない得点であった。この後も大柴を起点に柏のチャンスがたびたび来るのだが、大柴交替後は締まった展開となる。
 全くマリノスに関係の無い試合を見ると言う事は、当然この試合がレプリカマッチ(しかも関係無し)なわけで楽しく見れました。
 後半になると市原も攻撃を仕掛ける。CKでキッカーベンソンに対して柏サポのブーイングが飛ぶ。それに対してベンソン手を振り一礼。面白いぞベンソン。
 そしてハイライトはホン先生とザムフィールの退場でした。当初は「来年のちばぎんカップは出場停止なのかぁ」と笑っておりましたが、翌週の開幕戦出場停止とは夢にも思ってませんでした。でも、大事にならずに良かったです。
 つー事で結局は地力で優る柏の勝利に終わりました。今気が付いたんですが、私市原戦5試合見ているんですが、全て負けているんですね。おいら疫病神?
3/11 鹿島アントラーズ×名古屋グランパスエイト 国立競技場
鹿島 1−0 名古屋
0−0

 2000年度Jリーグ開幕戦、生ピクシーを見るにはもっとも確実な試合。今シーズン限りだし縁起ものと言う事で気軽に見に行きました。オープニングセレモニーで猪木が出る事は既に知っていたが、観客の大半は知らない様子でした。そして、アントラーズのユニフォームを着た猪木登場、背番号は12番、猪木の様子は春一番まんまであった。やっぱし春先生は偉大である。

 そんなこんなでキックオフ。今シーズンの目標が「選手をたくさん覚える」という私だけあって、ボールの動きを見ながらわぁわぁ言っているのが精一杯の観戦方法であった。いまさらだけど、”静”の野球と違い”動”のサッカーはめまぐるしいですわ。
 そうこう言ってる間に前半12分、FKから中田浩のヘッドで鹿島先制。で、これが貴重な一点になるんですね。その後は鹿島が押し気味なんですが決定的な場面で上手くいかない。特に柳沢。逆に名古屋はそこまで持っていけなく、ピクシーまでいかないんですわ。その繰り返しで前半は1−0で終了する。このころには猪木の余韻は無くなってました。

 後半はうってかわって名古屋が怒涛の攻撃を仕掛ける。それを凌ぐは守護神高桑。好セーブで得点を許さず、逆に鹿島が反撃に出る。これを外すは柳沢。隣に座る鹿島サポの「敦ばかぁ」コールが止まらない。つまるところ前半とあんまり変わりの無い展開で気が付くとそのまま試合終了。楽しめたから良いんですが、なんとも感想の書きにくい試合になってしまった。柳沢は期待されているんですが、期待にこたえないといけないよなぁ。

 おいら的にはピクシーの雄叫びが聞けたので満足でした。(30794人)
3/11 横浜Fマリノス×FC東京 横浜国際競技場
横浜 0−0 東京
0−1

 本来ならばTVで観戦の予定だったのだが、帰りの横須賀線内で鹿島や名古屋のYearbook読んでいたら無性に見たくなって横国に来てしまいました。3月上旬の競技場”春”というのは暦だけ、北風は強く寒いです。この寒さを試合で暖めてほしいのですが。

 マリノスが全体的に押し気味で試合を進めるが、東京は徹底的に守りに入りひとたびボールを持ったら全員で攻撃を仕掛ける。J2上がりとたかをくくっていたらやられてもおかしくないぞ。そんな雰囲気が漂っていた。
 それでも前半はほとんどがマリノスの攻勢で試合が進む。しっかし余分なパス回しが多いせいでシュートチャンスが潰れまくる。特に目立つというか目立っていないのが、偽ラウルことマルドナードの影の薄さ。まったくもって寒さ倍増である。

 前半を0−0のイーブンで終わり、自分はトイレに走って用を足しながらふと思った。
「わざわざ来る必要無かったんじゃないか?」
 今になって勢いで見に行った事を後悔しはじめている。

 後半開始。少しは熱くしてくれよという期待の中、後半5分に藤山の思いっきりクリアしたボールを俊輔顔面でモロに受ける。痛すぎる。鼻血出してるし…。
 出だしからこんな調子で良い攻撃が出来るはずも無く、気が付くと東京の方がなんどとなくカウンターで攻めてきている。その度川口が必死になってセーブする。後半20分2対3、22分1対1。セーブするたびに怒り心頭の川口の顔がオーロラビジョンにアップになる。怖い。
 だがそんな川口の怒りをわかってないのか攻撃陣はミスの連発、というかボール回しばかりでシュートしない。なんか日本代表とダブって見えてきた。

 後半も35分を過ぎるともう勝敗はどうでもよくなってきていて、とりあえず(PK以外の)ゴールシーンが見れればと思うようになった。そんな自分の願いと裏腹に後半39分、ゴールエリア内で上野が痛恨のファウル。ツゥットがこのPKをしっかり決め東京先制。そのまま試合終了。

 …オイ。

 試合終了の笛が鳴ると同時に自分は席を立ち、寄り道もせずに帰るのであった。「行くんじゃなかった」と思いながら。(21841人)
3/18 柏レイソル×ヴェルディ川崎 日立柏サッカー場
1−0 V川崎
0−0

 今年二回目の日立サッカー場。3月中旬とはいっても真冬のように寒かった。試合はヴェルディの視点から見れば敗れたにせよ盛りあがったが、レイソル側からはお寒い内容になってしまった。簡単に言うと前節のマリノスみたいな感じ。それでもこっちは勝って勝ち点3を確実にものにしているから全然マシである。
 一晩経つとあらかたの内容は消えている(メモとらなかったし)のだが、朴の存在理由がなんだったのかが頭にこびりついてしまっている。ゲームで目立たなかったのにこっちで目立ってどうするよ。あとは岩本選手が元気で良かったねと。(8662人)
3/19 湘南ベルマーレ×浦和レッドダイヤモンド 平塚競技場
湘南 1−0 浦和
0−2

 前日のレイソル×ヴェルディに続いての連続観戦。柏から平塚への強行移動だったため結構グロッキー。頑張って試合開始2時間前の12時に平塚駅に集合するも、競技場についたときは既に半分は埋まっていて、狙っていたバックスタンド側ブロック席に空席はなかった。あわててメインスタンドに移動して何とか席を確保。キックオフまでぼけっと待つことにした。
 グランドにはなぜかジロラーモがいた。

 寒い寒いと震えながらもキックオフ。前半7分松原のFKにサダウリアが頭で合わせて先制。あっけなく決まっちゃったのね。戦前の予想では浦和が攻めまくる物だと思っていただけに意外である。事実浦和が攻めまくっていた。強風のこの日、浦和は風下に向かって行けばよく、甘い湘南DFを何度も抜いてシュートチャンスをつくっていた。でも運が無かったのか、得点には到らなかった。
 審判の判定にも泣かされていたと言う意見もある。
 で、湘南はいいのか?といったらそうでもなく、冷や汗の連続であった。前半33分には自軍ゴール前でクリアしたボールが見方に命中、あわやオウンゴールという場面も。10分近く時間稼ぎをしてピンチを凌ぎきり、前半を1-0で折り返した。っていうけど、湘南大丈夫か?

 後半開始6分、浦和ゴール正面からのFKのチャンス。これを湘南GK伊藤がファインセーブ。伊藤のお陰でこの試合なんとか持っているものである。はやいうちに追加点を取らないことには追いつかれるのも時間の問題である。最後の守りは良いんだけど、そこからボールを持ちすぎてしまう。結局ピンチの連続なのである。

 後半が始まってから時間表示板の調子がよろしくない。後半が始まって既に2周している。これが本当だったら湘南勝っているんだけどなぁと思った矢先の後半18分。小野のCKを19(名前失念)が合わせ同点に。いよいよ湘南ケツに火がついてきた。
 後半10分に福田から岡野にメンバーチェンジしたのだが、生岡野はやっぱり速いです。ぶっちぎりです。んで28分に福永から大柴に交替。足の速いのが2人に増え厳しいなぁと思った直後、その大柴が湘南のディフェンスのミスをついて逆転ゴール。32分にもバーに当たるあわやのシュートも見せてくれた。速い選手が出ると湘南は余計厳しくなることを改めて再認識する結果となった。つーか湘南攻められ過ぎ。

 結局試合は2-1で浦和がJ1決戦を制する形となった。浦和はJ2じゃねーよ。(14868人)
3/24 横浜ベイスターズ×ヤクルトスワローズ 大和引地台球場
ヤクルト
横 浜 0x
3/26 横浜ベイスターズ×千葉ロッテマリーンズ 川崎球場
ロッテ 22
横 浜  6

 老朽化が進み今月いっぱいで取り壊される川崎球場の最終試合。「ありがとう川崎球場」というノスタルジックな雰囲気は試合前の川崎市長のお言葉と、平松−土井×山本功の始球式の時だけであった。
 先発はロッテ黒木、横浜川村と開幕候補同士の対決である。スタメンの方もガチンコのベストメンバーで、特に横浜はDHがあるにもかかわらず、田中一徳を外して昨年の公式戦まんまのオーダーになった。権藤、よほど勝ちたいらしい。

 試合開始、川村は初回をあっさり3人で片付けるピッチング。対して黒木はどうもよろしくない。ヒットに盗塁タイムリーと小技を利かされ早々と失点。続く二回も5安打3失点と、公約の5回まで投げれるかどうか怪しくなった。ロッテも負けじと三回に3連打で1点を返すも、続くチャンスを併殺でかわされる始末であった。この横浜ワンサイドの試合展開を180度変えたのは斎藤隆であった。

 好調だった川村は三回までの予定らしく、斎藤らであとを繋ぐ戦法らしい。今日の試合かなり豪華である。んが、この斎藤隆がメロメロで、交替後即、一死満塁。そこで八番堀の「これが川崎球場での打ち方だぁ」といわんばかりのジャストミートの満塁ホームラン。ロッテがあっさり逆転した。これが呼び水になったのか続く六回にはバリー(2ラン)初芝(2ラン)堀(ニ打席連続・ソロ)と三ホーマーなどで一気に6点と突き放した。斎藤隆二回で10失点とやられるにも程があるの内容であった。
 それでも横浜は6回まで2点を返して11-6とし、斎藤の後を継いだ福盛が2回をしっかり抑え、打ち始めれば止まらぬマシンガン打線に期待を繋げる展開とした。

 しかしここは川崎劇場、主役はロッテのほうであった。横浜の四番手森中に対してまた猛打をふるうのであった。小坂(ソロ)バリー(ソロ・2本目)立川(3ラン)再び小坂のニ打席連続(ソロ)で8得点。小坂に至っては昨年は3本塁打、入団以来7本しか打っていないのに今日は1イニングで2本である。これが川崎球場の面白いところである。横浜は全然打てないのがまた不思議な所である。
 最終回も初芝(2ラン・2本目)福浦(ソロ)と飛ばして計10本の本塁打を打ったのであった。

 さすがに最終回で16点もの差がつくと横浜ファンもあきらめムードになる。その時ロッテ応援席側から「小宮山コール」が巻き起こった。ロッテオリオンズ出身の小宮山、本人も出たいと言っていただけに一人でもいいから投げてもらいたいのが心情である。
 これには横浜ファンも反応し、球場全体が「小宮山コール」に包まれた。しかし権藤動かず。小宮山登板は幻に終わったのであった。阿波野でも良かったのに。そういえばロッテ応援団はいつもの応援コールではなく「魔法使いサリー」「サザエさん」「サッポロ一番」など往年のオリオンズのコールをやってました。

 最終打者谷繁がショートゴロに倒れた時時計の針は16時半を過ぎていた。普段は長く感じる3時間ゲームもそうストレスにはならなかった。それほど濃密な試合であった。もっとも横浜ファンにはストレスの塊でしかなかったように思えるが…。
 そして川崎球場最終戦が終わったあとノスタルジックな雰囲気にあまりならなかったのは、さよならセレモニーの段取りの悪さも少なからず影響しているような気がした。だって人文字出来あがるのに二十分も待ってられないもの。(21000人超)