第6号 |
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今週おすすめするのは、古い野球ゲーム。 野球ゲームではなく、古い野球ゲーム。 ジェフの家にはゲーム機がファミコン、つまり任天堂のファミリーコンピュータ しかなく、今となっては中古ショップにもゲームソフトは少なくなってしまった。 しかし、その少ないなかからいいものを発掘するのがこれまた楽しい。 古い野球ゲームを見つけたときなんてもう、即、買いです。古い野球ゲームのなにがそんなにおもしろいのか。 そのゲームシステムの古さもそうですが、なかに入っている選手のデータがおもしろい。 従って、任天堂の「ベースボール」はここには入らない。あの、どこから投げても送球が ダイレクトでとどく強肩は魅力ではあるが。
話を戻しましょう。古い野球ゲームを買ってきて、 ハードに差し込んで電源をいれる。まず一発ではつかない。ちょっと苦労してやっと起動 させる。それでチームを選んでゲーム開始となって、そのメンバーに笑ってしまう。 5年ほど前のソフトであれば、そこに出てくる外国人選手は現在はほとんど日本にいない選手ばかり。 日本人選手もなつかしい名前がたくさん出てきて楽しい。
ファミコン全盛時代の野球ゲームと言えばやはりナムコの「ファミリースタジアム」。 いちばん最初のファミスタなんて、阪急・南海・近鉄の合同チームで「レールウェイズ」、 日本ハム・ロッテの合同チームで「フーズフーズ」なんてむちゃをしていた。 その頃は選手の名前も実名ではなく、おみあい、くわわ、などの名前が出てくる。 ファミスタ以外にも、コナミの「がんばれペナントレース」、タイトーの 「究極ハリキリスタジアム」、ジャレコの「燃えろプロ野球」などの名作、迷作が多数ある。 なかでも異彩を放つのが、アスキーの「ベストプレープロ野球」。アクション性はいっさいなく、 十字キーでサインを出して試合を進める。ジェフのファミコンのコントローラーは、ずいぶんききが 悪くなっているので、アクション性がないほうがやりやすい。さすがにコントローラーのボタンは 四角くはないですが。
そんなこんなで、古い野球ゲームを中古ショップで 見つけてくるのはけっこう楽しい。スーパーファミコンでも古いソフトがいろい ろありますが、やはりファミコンの時代まで戻ったほうがより楽しい。1本数百円で買えるし。 ファミコンがまだ生きている人は、ためしてみて。